専修人の本_2023年度
2023年度 新刊紹介

事実はどこにあるのか
民主主義を運営すためのニュースの見方
発売日 2023.3.29
著 者 澤康臣
発 行 幻冬舎新書
価 格 税込1,100円
著 者 澤康臣
発 行 幻冬舎新書
価 格 税込1,100円
報道と広報を分かつのは何か。ニュースとSNSの差は何か――ジャーナリズムがなぜ必要かを考える書である。
実例を多数紹介した。東京医大の女性差別入試、富山市議たちの政務活動費不正など調査報道の裏側も、米国で倫理問題の論議となった報道も実在するエピソードの「実録」を基本とした。
本書は「民主主義の『運営側』」という生硬な表現をあえて繰り返す。私たち市民は社会のお客様ではない、主権者であり参加と自治の主人公だと訴える。そこに報道の、エンタメや生活情報を超える意味がある。
だから良い報道を渇望する市民でありたい。そして、そんな市民になろうとする学生たちの支えにしてほしい本である。
著者(さわ・やすおみ)文学部教授。新聞学、ジャーナリズム研究。
実例を多数紹介した。東京医大の女性差別入試、富山市議たちの政務活動費不正など調査報道の裏側も、米国で倫理問題の論議となった報道も実在するエピソードの「実録」を基本とした。
本書は「民主主義の『運営側』」という生硬な表現をあえて繰り返す。私たち市民は社会のお客様ではない、主権者であり参加と自治の主人公だと訴える。そこに報道の、エンタメや生活情報を超える意味がある。
だから良い報道を渇望する市民でありたい。そして、そんな市民になろうとする学生たちの支えにしてほしい本である。
著者(さわ・やすおみ)文学部教授。新聞学、ジャーナリズム研究。

環境財務会計各論
発売日 2023.3.10
著 者 植田 敦紀
発 行 専修大学出版局
価 格 税込3,740円
著 者 植田 敦紀
発 行 専修大学出版局
価 格 税込3,740円
環境財務会計領域では、環境会計情報を財務会計制度の中で適正に認識することを追究する。
本領域全般については2008年拙著『環境財務会計論』において論考済みであるが、それから15年経過し、その後の社会情勢の変化に対して各論を追筆刊行した。
具体的には、11年東日本大震災に伴う福島第1原発事故による土壌汚染の会計、今後廃炉が進む原子力発電施設の廃炉の会計、更に39年ごろ太陽光パネルの大量廃棄が予測される太陽光発電施設の除去債務の会計、また温暖化対策として市場メカニズムを利用した排出量取引および各種カーボンクレジットについて論述した。
私自身の研究は、環境会計、環境財務会計、サステナビリティ会計へと進み、本年『環境会計各論』、本書、『サステナビリティ会計論』の3冊の刊行に至った。
広い視野で真に社会において必要な会計を探究していきたい。
著者(うえだ・あつき)商学部教授。会計学、サステナビリティ会計研究。
本領域全般については2008年拙著『環境財務会計論』において論考済みであるが、それから15年経過し、その後の社会情勢の変化に対して各論を追筆刊行した。
具体的には、11年東日本大震災に伴う福島第1原発事故による土壌汚染の会計、今後廃炉が進む原子力発電施設の廃炉の会計、更に39年ごろ太陽光パネルの大量廃棄が予測される太陽光発電施設の除去債務の会計、また温暖化対策として市場メカニズムを利用した排出量取引および各種カーボンクレジットについて論述した。
私自身の研究は、環境会計、環境財務会計、サステナビリティ会計へと進み、本年『環境会計各論』、本書、『サステナビリティ会計論』の3冊の刊行に至った。
広い視野で真に社会において必要な会計を探究していきたい。
著者(うえだ・あつき)商学部教授。会計学、サステナビリティ会計研究。

異文化コミュニケーション―自文化と異文化の理解をめざして
発売日 2023.1.20
著 者 上村 妙子
発 行 専修大学出版局
価 格 税込3,080円
著 者 上村 妙子
発 行 専修大学出版局
価 格 税込3,080円
本書は4部構成となっており、第1部では「文化」とは何かを探り、その定義、特徴、種類を扱っています。
さらに、「異文化」間における相違を見える文化と見えない文化という二つの側面から説明しています。
第2部では、言語による「コミュニケーション」に焦点を当て、主に日本語と英語を語彙、文、文章のレベルに分けて比較しています。
第3部では、非言語による「コミュニケーション」を取り上げ、日本と欧米のコミュニケーション・スタイルの違いを説明しています。
最後に、第4部では、第2部と第3部での議論を踏まえ、言語と非言語がどのように一体となってメッセージを伝え、コミュニケーションを成立させているのかを探っています。
著者(かみむら・たえこ)文学部教授。応用言語学、英語教育。
さらに、「異文化」間における相違を見える文化と見えない文化という二つの側面から説明しています。
第2部では、言語による「コミュニケーション」に焦点を当て、主に日本語と英語を語彙、文、文章のレベルに分けて比較しています。
第3部では、非言語による「コミュニケーション」を取り上げ、日本と欧米のコミュニケーション・スタイルの違いを説明しています。
最後に、第4部では、第2部と第3部での議論を踏まえ、言語と非言語がどのように一体となってメッセージを伝え、コミュニケーションを成立させているのかを探っています。
著者(かみむら・たえこ)文学部教授。応用言語学、英語教育。