専修人の本_2005年度

葬られた「第二のマクガバン報告」
葬られた「第二のマクガバン報告」上・中巻。
発売日 2005.01
著 者 松田麻美子(昭46・文)訳
発 行 花伝社
価 格 各巻・本体1800円+税
『葬られた第二の「マクガバン報告」』著者の一人、T・コリン・キャンベル博士(米コーネル大学栄養生化学部名誉教授)は40年余り、栄養学研究の第一線で活躍。「栄養学分野のアインシュタイン」と称される世界的権威。
本書のもとになっている「チャイナ・プロジェクト」(中国農村部の食習慣研究)は、コーネル大学・英オックスフォード大学・中国予防医学研究所による大規模な共同研究で「健康と栄養」に関しての研究で最高峰とされる。「栄養学のアインシュタイン」が、史上空前の疫学大調査をもとに下した衝撃の結論は――。
上巻『「動物タンパク」神話の崩壊とチャイナ・プロジェクト』は、同プロジェクトの全貌と、研究結果からの考察をあらゆる視点からレポート、肉や牛乳など動物性たんぱく質が及ぼす多くの害、それによって人が病気に侵されていくメカニズムを分かりやすく解説している。
中巻『あらゆる生活習慣病を改善する「人間と食の原則」』は、著者がチャイナ・スタディーで得た理論を基軸に、多くの改善症例を紹介している。
日本語訳者は日本におけるナチュラル・ハイジーンのパイオニアで、数々の著作がある米ヒューストン在住の松田麻美子さん(昭46文)自然健康・治癒学博士。 松田さんからメッセージをいただいた。
「皆さんがこの本のメッセージを素直に受け止めてくださると、今日、日本の社会に蔓延しているメタボ、その先にあるガン(特に乳ガン、前立腺ガン、大腸ガン)、心臓病、脳梗塞、糖尿病、骨粗鬆症などは、大幅に減少していくでしょう。現在、在学中の若い皆さんは、このような病気は中高年特有のものと無視しがちですが、『これらの病気は子供の時からの食習慣やライフスタイルの結果である』ということを、ぜひ知っていただきたい」。下巻は今秋刊行予定。