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2011年度 新刊紹介

江戸の金山奉行大久保長安の謎
江戸の金山奉行 大久保長安の謎
発売日 2012.03.01
著 者 川上隆志・著【文学部教授】
発 行 現代書館
価 格 本体2000円+税
戦国の終わりから江戸の初期にかけて、大久保長安という謎の男がいた。猿楽師の家に生まれながら、武田、徳川の両家に仕えた有能な官僚であった。徳川家康には経理の才能を高く評価され、石見、佐渡、伊豆の金山奉行として江戸幕府初期の財政基盤を確立。また宿駅、一里塚の設置等で交通網を整備し、江戸社会のインフラ作りに貢献した。さらに能楽等の芸能にも通じ、家康の絶大な信頼を得た。しかし、死後直ちに一族が誅殺された。江戸時代の日本は世界に冠たる金銀産出国で、その影響は世界中におよんだ。
その激動の歴史を生きた人物の足跡を訪ね、謎に包まれた生涯の実像を求めて、石見、佐渡、甲斐、伊豆、八王子、高麗川等のゆかりの地はもとより、長安のルーツである秦氏の故地・朝鮮半島の踏査におよぶ広大なスケールの歴史紀行。
著者(かわかみ・たかし)文学部教授。主な担当は日本文化論・出版文化論。
ベーシック金融論
ベーシック金融論
発売日 2012.03
著 者 山中尚・著【経済学部】
発 行 同文舘出版
価 格 本体2800円+税
現代の金融論は、その分析手法が高度な数学を用いたものに進化しているが、本書ではモデル分析を使って理論体系を解説することは極力控えられている。著者が大学で行ってきた講義ノートをもとに書かれていることもあり、金融の仕組みと役割を体系的に学べる初学者にとっては、格好の入門書である。
全14章で構成されており、わが国の金融制度の特徴と変化から、外国為替市場、証券市場、デリバティブ、インフレとデフレ、さらには金融政策と我が国の金融規制の体系まで、金融論を学ぶに当たって欠かせない基礎理論が網羅され、平易かつ明快に解説されている。
著者(やまなか・たかし)経済学部教授。主な担当は金融論。
事例で学ぶリスクマネジメント入門
事例で学ぶリスクマネジメント入門
発売日 2012.03
著 者 上田和勇・著【商学部教授】
発 行 同文舘出版
価 格 本体2800円+税
本書は主に日本の企業経営におけるリスクマネジメント問題を、特に復元力の視点から事例を基に検討したものである。最初に、企業経営の失敗に関するリスク要因および危機的状況からの復元に共通する8つの要素をリスクマネジメント視点から体系的に示し、それに沿って事例をベースにした分析で各章が構成されている。
雪印、東京電力、スカイマーク、小松、東京ディズニーランド、ソニー、アサヒビール、池内タオルなどの企業経営の失敗と危機的状況からの復元を検討し、リスクの直視、企業ビジョン・理念の重要性と持続化そして環境変化への柔軟な思考の重要性を強調しながら、復元力を生むリスクマネジメント思考と施策が具体的に検討されている。
著者(うえだ・かずお)商学部教授。主な担当はリスクマネジメント、保険論。
経営入門―よい経営の創り方、よい経営学の学び方―
経営入門―よい経営の創り方、よい経営学の学び方―
発売日 2012.03
著 者 加藤茂夫・編著 笠原伸一郎・今井雅和・山田耕嗣・間嶋崇・共著【経営学部】
発 行 学文社
価 格 本体2100円+税
本書は経営学部1年次生対象の「経営入門」を担当する5人の教員による共著である。企業をどのようにかじ取りすべきか、組織メンバーはどう考え、どう行動すべきかを世に問うている。「企業論」「組織と戦略編」「会社と社会編」「会社と世界編」「経営学とその研究法編」の5部構成になっており、初学者が経営学の基礎を学ぶとともに、最新の話題に触れることができるように工夫されている。付録の経営(学)関連年表には1880年創立の本学が日本では最も長い歴史を誇る大学の1つであり、今年50周年を迎えた経営学部もわが国経営学教育の黎明期に設立されたことが記されている。
編著者(かとう・しげお)経営学部教授 共著者(かさはら・しんいちろう)経営学部教授/(いまい・まさかず)経営学部教授/(やまだ・こうじ)経営学部准教授/(まじま・たかし)経営学部准教授
晩唐詩の揺籃
晩唐詩の揺籃
発売日 2012.02.28
著 者 松原朗・著【文学部教授】
発 行 専修大学出版局
価 格 本体7000円+税
晩唐の詩歌がどのような経緯で発生し成立したかを考察した。唐代は、文学史では初唐(618~711)、盛唐(712~765)、中唐(766~835)、晩唐(836~907)に分けられる。盛唐には李白や杜甫が、中唐には韓愈や白居易が活躍。そして晩唐では耽美的な世紀末文学が時代を彩る。
本書は張籍・姚合・賈島の、従来は中唐に位置づけられる三詩人を取り上げる。彼らの中で、社会的営為からあえて自己を遮断し、個人の生活に引き籠もって文学の洗練を目指す退嬰的な風気が瀰漫する。白居易の掲げる優遊自適の「閑適」の文学から、張籍らの貧賤の中で営まれる「閑居」の文学へ。白居易とは大きな断層を隔てて、次の時代の文学が始まっていた。
著者(まつばら・あきら)文学部教授。主な担当は中国の文化と歴史。
心と身体を整える健康ごちそうスープ
心と身体を整える 健康ごちそうスープ
発売日 2012.02.02
著 者 五十嵐豪・著(平20経営)
発 行 アチーブメント出版
価 格 本体1400円+税
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毛のない生活
毛のない生活
発売日 2012.02
著 者 山口ミルコ・著
発 行 ミシマ社
価 格 本体1500円+税
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流動する黒人コミュニティ―アメリカ史を問う
流動する<黒人>コミュニティ―アメリカ史を問う
発売日 2012.02
著 者 樋口映美・編著【文学部教授】
発 行 彩流社
価 格 本体2800円+税
「コミュニティ」とは何か。本書は、その命題を掲げた7人の研究者がアフリカ系アメリカ人(アメリカ黒人)によるコミュニティの形成・変容のプロセスおよび多様性を、奴隷制の時代から今日まで検証しようとした実験の書である。
奴隷制下で紡がれた「人と人とのつながり」、19世紀末の南部の町でつくられた「つながり」、第一次世界大戦後の北部大都市に拡大した黒人街での「つながり」や鉄道ポーターたちの生活からうまれる闘い、1950年代以降アフリカのガーナに亡命した者たちの存在や川崎市の市民運動で注目された「黒人神学」、ニューヨークでの新たな闘いと連帯など、人びとの生きる実態が活写されている。
著者(ひぐち・はゆみ)文学部教授。主な担当は「アメリカの人種と政治」。
小林一茶時代を読む俳諧師
小林一茶 時代を読む俳諧師
発売日 2012.02
著 者 青木美智男・著【元文学部教授、専修大学史編集主幹】
発 行 山川出版社
価 格 本体800円+税
「我と来て遊べや親のない雀」「雪とけて村一ぱいの子ども哉」
われわれがよく知る小林一茶は、子どもや動物たちへ慈愛に満ちた眼差しを向け、滑稽味あふれる句をよんだ俳諧師だが、こうした俳句をよみ出したのは50代に入ってからのこと。
一茶は、その一方で日本や中国の古典にも精通し、自分が生きた化成期という時代を真摯に見つめて句によんだ人物でもあった。
本書では、一茶の句を紹介しながら、歴史学的視点から新たな一茶像を描き出す。世直しを願う一茶、国学思想に傾倒する一茶―など、従来考えられていた一茶像が一面的なものであったことに気付かされる。
著者(あおき・みちお)専修大学史編集主幹、元文学部教授。
TeachingEFLCompositioninJapan
Teaching EFL Composition in Japan
発売日 2012.01.01
著 者 上村妙子・著【文学部教授】
発 行 専修大学出版局
価 格 本体3400円+税
本書はまず、日本の高校1年生から大学4年次生までのライティング能力の変化を量的及び質的な分析を通して探った。さらに、大学生が書くリサーチ・ペーパーにおける盗用と客観性の欠如という問題点を明らかにし、英語の4技能の統合という視点に立ち、議論文と物語文を対象とした指導法を提示している。
英語の4技能の中で、ライティングは学校での指導なくしては育成できない技能であり、また習得にも最も時間のかかる技能だが、ライティングを通してこそ、思考力や創造力を磨くことができる。
著者(かみむら・たえこ)文学部教授。主な担当はComposition1・2、言語とコミュニケーション。
王者の食ノート
王者の食ノート スポーツ栄養士 虎石真弥、勝利への挑戦
発売日 2011.12.07
著 者 島沢優子・著
発 行 小学館
価 格 本体1300円+税
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善光寺大地震を生き抜く
善光寺大地震を生き抜く 現代語訳『弘化四年・善光寺地震大変録』
発売日 2011.12
著 者 青木美智男・校註【元文学部教授、専修大学史編集主幹】
発 行 日本経済評論社
価 格 本体4800円+税
昨年3月―。東日本大震災は、巨大な揺れと大津波によって2万人以上の犠牲者を出した。原発事故が加わり、国民に戦後最大の精神的ショックを与えた。それ以後各地で起きる余震。全国民は地震がいまだ収束に向かわず、再び大地震に見舞われるのではないかという不安を増大させている。そうした状況下、被災者は復興に立ち上がっている。地震史研究は、本震にとどまらず、余震も含めた長いスパンの研究が重要だが、残念ながらこうした関心からの研究はほとんどない。
本書は震度5、6という余震が7年も続いた1847年(弘化4年)3月に起きた善光寺大地震に遭遇した75歳の農民(中条唯七郎)が書いた80日間の記録を紹介し、絶え間なく起こる余震を生き抜く民の姿を再現、地震史研究に新しい方向を示した。
校註者(あおき・みちお)元文学部教授、専修大学史編集主幹。
聖書のパワー物語
聖書のパワー物語
発売日 2011.12
著 者 大澤史伸著(平9院文修)
発 行 日本地域社会研究所
価 格 本体1500円+税
東北学院大学教養学部で准教授を務める大澤史伸さん(平9院文修)が、聖書の世界に触れることによって、いかに自分の人生を変えることができるのかを分かりやすく説いたのが本書。
大澤さんは大学4年次に洗礼を受け、クリスチャン(日本ルーテル教団)となった。本書は前任校であった名古屋学院大学の教員時代に大学礼拝で学生たちに語ったメッセージを基に執筆された。
決して諦めないこと。出会いを大切にすること。自分にできることで勝負すること―。神を信じ、愛と勇気をもって立ち向かえば、人生を変え、世界を変えることもできるという著者のメッセージは明快だ。今の自分を少しでも変えたい、変わりたいと思いつつもその方途を探しあぐねている人は多い。そんな人たちに本書は小さな一歩を踏み出すためのヒントを提示してくれる。
鳴物師音無ゆかり事件ファイル
鳴物師 音無ゆかり事件ファイル
発売日 2011.12
著 者 上野歩・著(昭63文)
発 行 文芸社
価 格 本体1000円+税
小説すばる新人賞受賞作家の上野歩さん(昭63文)が新作「鳴物師(なりものし)音無ゆかり事件ファイル」を刊行した。
主人公・音無ゆかりは「鳴物師」として活躍する18歳。神の末裔(まつえい)といわれる鳴物師。<音聞き>によって人々の悩みの根源を察知し、<音消し>によってそれを解決する。音無家に代々受け継がれる力と、バーのマスター・綾瀬とバーテンダー・入来(いりき)のサポートによって、次々と持ち込まれる難事件に立ち向かうゆかり。しかし、さまざまな捜査を進めるうちに、自身の両親にまつわる悲劇的な過去が浮かび上がってきた。彼女を悩ませるトラウマの真相は何か?そして音無家に宿る特殊能力の招待とは?
ニューヒロインが挑む、新感覚サイコミステリー。
良い経営者できる管理職育つ社員―ベンチャースピリットで「心の見える企業」をめざす
良い経営者 できる管理職 育つ社員―ベンチャースピリットで「心の見える企業」をめざす
発売日 2011.11.16
著 者 加藤茂夫・共著【経営学部教授】
発 行 白桃書房
価 格 本体1500円+税
組織において仕事をする際に出くわす課題や問題点を、階層(経営者、管理職、一般社員)ごとに指摘、解決する方向性を示す書。
これらの課題や問題点の本質を理解するために、経営学・組織論についても解説している。
「経営者はどんな存在なのか?」「トップとしてのリーダーシップはどうあるべきか?」を日常の情景から解きほぐし、「優れた管理者になるには、どのような行動をとるべきか?」をケースごとに展開。「社員を指導・育成し、彼らが将来のリーダーになるためのしくみ」を考えるときの材料を提供している。
各パートについて、見開きページのイントロダクションと、経営学の見地から解説した「特別講義」を設けた。
共著の行本明説氏は日本におけるタイムマネジメントの第一人者。
共著者(かとう・しげお)経営学部教授。主な担当は「経営組織論」。
言語哲学への新視角ウィトゲンシュタインはソシュールを読んだ!
言語哲学への新視角 ウィトゲンシュタインはソシュールを読んだ!
発売日 2011.09
著 者 川崎誠・著【経営学部教授】
発 行 理想社
価 格 本体3000円+税
ウィトゲンシュタインは20世紀哲学を代表する哲学者だが、そのテキストの難解なことでも知られる。本書は、そのウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』・『哲学探究』等を、これまでとは異なる方法で読解した。すなわちソシュール『一般言語学講義』に挙げられる言語事実およびヘーゲル『大論理学』に展開される論理が、ウィトゲンシュタインのテキスト対応的であると見る。この読み方により、ウィトゲンシュタインのテキストの一貫した読解が可能になった。
また本書のとる方法(ソシュールにいう回顧法)は、学問の方法のどのようにあるかをおのずと示すものとなっている。
著者(かわさき・まこと)経営学部教授。主な担当は日本語。
プロフェッショナルサラリーマン「リストラ予備軍」が「最年少役員」に這い上がった男の仕事術
プロフェッショナルサラリーマン 「リストラ予備軍」が「最年少役員」に這い上がった男の仕事術
発売日 2011.11
著 者 俣野 成敏・著(平5商)
発 行 プレジデント社
価 格 本体1500円+税
単行本は7万部で、2012年度上半期ベストセラーランキング(ビジネス書)15位。10月発売の図解版は4万部とシリーズ累計11万部に。2万部でベストセラーと言われるビジネス書で、快進撃となっている。シチズン時計のリストラ予備軍から33歳でグループ130社の現役最年少役員にはい上がった著者(平5商)の実体験から生まれたノウハウが、若手サラリーマンのバイブルとして支持されている。
銀色の絆
銀色の絆
発売日 2011.11
著 者 雫井脩介・著(平3文)
発 行 PHP研究所
価 格 本体1600円+税
『犯人に告ぐ』『クローズドノート』でおなじみの雫井脩介さん(平3文)。シーズン中のフィギュアスケートが新作の舞台だ。
夫の浮気が原因で離婚、高校1年の娘の小織とともに名古屋へと転居したものの、無気力な日々を送っていた藤里梨津子。しかし、小織がフィギュアスケートの名コーチに素質を見込まれ、指導を受けるようになったことで、娘を支えることに生きがいを感じ始める。「藤里小織の最大の伸びしろは、あなたにあると思ってます」というコーチの言葉に、娘のためにすべてをかける決意をする梨津子。そんな母の姿に戸惑いを覚える小織だったが、次第に成績は上がっていく。果たして、母娘の挑戦は実を結ぶのだろうか?
 ポーツ小説の臨場感と家族小説の醍醐味(だいごみ)を同時に味わえる。
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西洋哲学史I~IV
発売日 2011.10
著 者 神崎繁ほか責任編集【文学部教授】
発 行 講談社選書メチエ
価 格 本体1800~1900円+税
4巻からなるこの『西洋哲学史』は、従来の固定的な哲学史叙述を排し、「現代哲学への通路」としての魅力ある哲学史を提唱している。
編者が序文で記しているように、「哲学史」の下限をバースやベルクソンあたりにまで押し上げ、ニーチェやハイデッガーは第I巻で論じている。パルメニデスの「存在」をめぐる思考に西洋哲学の起点があることを再認識し、中世を暗黒の時代ではなく、絶えず再生を繰り返した時代としてとらえ直す―などの点が特徴となる。
多数の哲学者が、各自の関心に従い、問題ごとの直近の研究史から古典にさかのぼる形式を取っている。各巻には、刺激的なサブタイトルが付けられている。順に、「『ある』の衝撃からはじまる」、「『知』の変貌・『信』の階梯」、「『ポスト・モダン』のまえに」、「『哲学の現代』への回り道となる。
責任編集者(かんざき・しげる)文学部教授。主な担当は西洋古代哲学、西洋古典学。
静かに「政治」の話を続けよう
静かに「政治」の話を続けよう
発売日 2011.10
著 者 岡田憲治・著【法学部教授】
発 行 亜紀書房
価 格 本体1600円+税
「言葉が足りないと政治的仲間作りができずマス・メディアの言いなりになる」と呼びかける、前著『言葉が足りないとサルになる』の「政治編」。政治ウオッチングに際する言語や理解の共有を目指そうと呼びかける日本政治の入門書である。
 「政治責任」「国家」「政治主導」「バラマキ」「サヨク」「マス・メディア」など、よくわからずに惰性で使っている言葉のポイントを解説し、読者を誤解から救い出そうとしている。ツイッターやフェイスブックといった新たなメディアが台頭する今こそ必読の書。
日本情報産業分析―日・韓・中の新しい可能性の追究―
日本情報産業分析―日・韓・中の新しい可能性の追究―
発売日 2011.10
著 者 大西勝明・著【商学部教授】
発 行 唯学書房
価 格 3200円+税
本書は、21世紀における日本情報産業の現状と展望を明確にしようとするものである。そのために、ジャパン・アズ・ナンバーワンとされた1980年代やバブル経済崩壊後の1990年代の産業動向の把握、また、韓国、中国の情報産業との比較や提携についての検討を通して、日本情報産業の21世紀的な特徴を確認している。
厳しい競争環境下で、当該企業は、タブレット端末等の開発、事業の絞り込み、国際化などを一層促進している。こうした動向の分析を踏まえ、技術者の創造性を生かしたイノベーションの推進、持続可能な成長メカニズムの構築、新しい安定した国際的な枠組み形成の重要性を指摘している。
著者(おおにし・かつあき)商学部教授。主な担当は「起業と経営・現代企業」。
前を向いて、歩こう。
前を向いて、歩こう。
発売日 2011.10
著 者 リチャード・ハルバーシュタット・著【石巻専修大学理工学部准教授】
発 行 サンマーク出版
価 格 本体1300円+税
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21世紀東欧SF・ファンタスチカ傑作集時間はだれも待ってくれない
21世紀東欧SF・ファンタスチカ傑作集 時間はだれも待ってくれない
発売日 2011.09.30
著 者 黒沢歩・著(平3文)
発 行 東京創元社
価 格 本体2500円+税
ラトビア語通訳・翻訳の第一人者である黒沢歩さん(平3文)が一部翻訳した「21世紀東欧SF・ファンタスチカ傑作集 時間はだれも待ってくれない」が出版された。ポーランド、チェコ、オーストリアなど「東欧」文学の知られざる魅力をあますところなく伝える一冊だ。
黒沢さんが担当したのは、ヤーニス・エインフェルズ著「アスコルディーネの愛―ダウガワ河幻想―」。著者はラトビアを代表するポストモダン作家。
ラトビア語から直接日本語に翻訳された小説は本著が初めてという記念碑的作品。
お買い物の経済心理学―何が買い手を動かすのか
お買い物の経済心理学―何が買い手を動かすのか
発売日 2011.09
著 者 徳田賢二・著【経済学部教授】
発 行 筑摩書房[ちくま新書]
価 格 本体780円+税
買い物の現場は不思議なことばかりである。一日1000円でやり繰りしている学生がなぜ突然に高額な焼き肉定食に群がるのか、なぜ女性客が吉野家では少なく、大戸屋に入るのか。ミスドの100円セールになぜ大行列が起こるのか?
本書は、こうした消費現場の不思議を、新しい経済学で解き明かそうとしたものである。
キーワードは「お値ごろ感」である。若者たちは、目に見える価値に加えて、目に見えない価値を意識して、価格を支払っている。スタバのように高額でも高い満足感があれば、支払うのが賢い消費者である。本書を通じて、買い手と売り手の織りなすゲームのような駆け引きの面白さを楽しんでもらいたい。  本書は09年度「専修大学研究助成」の研究成果として刊行された。
著者(とくだ・けんじ)経済学部教授。主な担当は「地域経済論」「流通経済論」。
安全保障ってなんだろう
安全保障ってなんだろう
発売日 2011.09
著 者 佐島直子・著【経済学部教授】
発 行 勁草書房
価 格 本体2800円+税
東日本大震災での自衛隊や米軍の活躍は記憶に新しいが、本書は「安全保障」のポイントを講義形式で、図表や写真を用いてわかりやすく解説している。
2部構成で、理論と歴史の両面から学べるしくみになっている。
I部は「なぜ、日本は核兵器を持たないのか?」「集団的安全保障とは何か?」といった、基礎理論などを順序立てて説明したうえで、それらが現代の課題にどうかかわっているかを概説。II部では、日清・日露戦争からイラク戦争まで、近現代の「世界の秩序」を大きく変えた歴史的事実に焦点を当てる。
著者は言う。「民主主義国の安全保障は、国民の理解と支持無しには、成立しない」。理解の第一歩として、まずは初学者に最適なこのテキストを読むことから始めたい。
著者(さじま・なおこ)経済学部教授。主な担当は英語。
働く人と組織のためのこころの支援
働く人と組織のためのこころの支援
発売日 2011.09
著 者 乾吉佑・著【人間科学部教授】
発 行 遠見書房
価 格 本体3200円+税
『働く人と組織のためのこころの支援 メンタルヘルス・カウンセリングの実際』は、産業心理臨床・産業カウンセリング領域において20年以上におよぶ豊富な経験をもつ著者による臨床書である。
1対1の個人への相談から、環境調整などの組織への関与、会社全体へのコンサルテーションなど、働く人へのメンタルヘルス・カウンセリングにおける全般が網羅されている。男女問わず若手からリタイア直前の職員まで、多彩な人々の事例研究が核となっており、さまざまな示唆・提言がなされている。
産業カウンセラーや産業分野で活躍する臨床心理士をはじめとして、保健師や産業医療関係者、人事の担当者など多くの専門家の必読書。
著者(いぬい・よしすけ)人間科学部教授。主な担当は「臨床心理学」。
コモンズと地方自治
コモンズと地方自治
発売日 2011.08.03
著 者 泉留維・著【経済学部准教授】
発 行 日本林業調査会
価 格 2500円+税
「コモンズ」とは、自然資源の共同管理制度、およびその対象である資源そのものを指す。日本にも多種多様なコモンズが存在しているが、法的所有形態の観点から見れば、国有、市町村有、財産区有、協同組合有などの形態がある。本書では特に財産区に着目し、全市区町村を対象とした実態調査を行い、コモンズとしての財政区の現状と評価、課題を明らかにする。
平成の大合併に伴って基礎自治体が広域化する中、きめ細かい地域運営や自然資源の管理を行っていく上で、財政区が従来以上の役割を果たすのではないかと示唆している。3人の研究者の共著で、財産区別財産一覧などの資料編も充実している。
著者(いずみ・るい)経済学部准教授。主な担当は「環境経済論」。
ジャーナリズムの行方
ジャーナリズムの行方
発売日 2011.07
著 者 山田健太・著【文学部准教授】
発 行 三省堂
価 格 本体2200円+税
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基本から本格的に学ぶ人のためのファイナンス入門
基本から本格的に学ぶ人のためのファイナンス入門
発売日 2011.07
著 者 手嶋宣之・著【商学部教授】
発 行 ダイヤモンド社
価 格 本体2400円+税
本書は、ファイナンス理論の革新的な入門書である。従来の入門書には、難しい部分の説明を省略してしまうものも多い中、本書では、丁寧な説明が積み上げられており、随所に読者の理解を促すための工夫が凝らされている。
後半部分では、高校レベルの数学を使って理論が展開されているが、この部分も非常に丁寧に説明されているため、数学の苦手な人にとっては、苦手意識をくつがえすまたとない機会にもなる。
ファイナンス理論は、今やビジネスの現場におけるグローバルな共通言語である。本書は、日本の学生や社会人にとって、世界で渡り合うための正確なファイナンス理論を実装する絶好の一冊となるであろう。
著者(てしま・のぶゆき)商学部教授。主な担当は「証券論」。
読書と人生
読書と人生
発売日 2011.07
著 者 日高義博・著【学長・理事長】
発 行 専修大学出版局
価 格 本体700円+税
本書は、講演録の「読書と人生」(I)、随想を集めた「読書随想」(II)、「滞独随想」(III)、「坐忘居随想」(IV)の4部から成る。日高学長の幼少時から現在までの書物との出合い、読書方法などを自己対話ふうに叙述しながら、専門分野である刑法学の根底に広がる知識の地下水脈を省察している。
刑法の専門著書とは趣を変え、「明晰な思考の中に、直観的に引き出されたものや、情から発露するものなどを盛り込むよう心掛けた」という。著者にとっての読書の魅力はなにかを多方面から探る書である。
本書の売上金は、被災学生を支援し、専修大学・石巻専修大学の復興に寄与したいという願いを込め、本学の「教育研究振興協力資金」に充てられる。SI Libretto(エスアイ・リブレット)
市場の力と日本の労働経済
市場の力と日本の労働経済 技術進歩、グローバル化と格差
発売日 2011.06
著 者 櫻井宏二郎・著【経済学部教授】
発 行 東京大学出版会
価 格 4800円+税
本書は、技術進歩やグローバル化という市場の力が日本の所得格差にどのような影響を与えているかを実証的に分析した研究書である。
1990年代末から日本で深刻化している所得格差拡大の直接の原因は長期不況に求められるが、その背後には、ITなどの技術進歩、新興国との貿易に代表されるグローバル化という構造的要因がある、というのが本書のスタンスである。
これらの要因は先進国に共通の要因であり、米国では既に80年代後半から所得格差の拡大は深刻化していた。日本の労働市場においても基本的に同様の要因が働いているが、日本での影響の現れ方は米国と同じではない、ということなどが分析されている。
著者(さくらい・こうじろう)経済学部教授。主な担当は「日本経済論」。
菜食主義者新しい韓国の文学01
菜食主義者 新しい韓国の文学01
発売日 2011.05
著 者 きむ ふな・著(平16院博文)
発 行 クオン
価 格 本体2200円+税
韓国ドラマや韓国映画が日本で人気だ。しかし、文学の世界はどうだろう。年間数百の日本文学が翻訳され「日流」が言われる韓国に比べ、日本で紹介された韓国文学はわずか10作ほどだ。
日本語と韓国語の双方向翻訳をこなす日本在住の韓国人、きむふなさん(平16院博文)は「韓国の有望な作家の作品を、日本人に、特に若い人に紹介したい」と意欲を燃やしている。 
そのきむさんが翻訳した連作小説集『菜食主義者』は、今日の韓国文壇を代表する女性作家のひとり、ハン・ガンさんの出世作。日本で初めて紹介される作家だ。「彼女が一貫して描いてきた欲望、死、存在論などの問題がこの作品に凝縮され、見事に開花した」と絶賛され韓国で最も権威のある「李箱文学賞」を受賞した。
きむさんは「静かだが力のある声を発する作品」とあとがきで語っている。
『オバサン』はなぜ嫌われるか
『オバサン』はなぜ嫌われるか
発売日 2011.05
著 者 田中 ひかる・著(平13文修)
発 行 集英社新書
価 格 本体700円+税
01年に大学院文学研究科歴史学専攻修士課程を修了し、現在、歴史社会学者として研究活動を続けている田中ひかるさんが新著『「オバサン」はなぜ嫌われるか』を刊行した。
<女は若いほうがいい>という価値観が浸透する中、オバサンという言葉は、呼ばれる側に違和感や不快感を生じさせるだけでなく、呼ぶ側も躊躇させる。
本書では女性が年齢を隠したくなる理由、女性の年齢が意味するものについて、芸能人の年齢詐称、出産限界年齢や石原東京都知事の「ババァ発言」などに触れつつ検証している。さらには「オジサン」よりもはるかに多くの意味を背負っている「オバサン」という言葉、「オバサンは図々しい」という<定説>についても考察を加えている。
現在進行している少子高齢化は、ややもすれば子どもや若者を尊ぶという思考を生みやすい。著者はこうした風潮に「年をとることが憂鬱な社会は、幸せな社会とはいえない」とくぎを刺す。
古墳
古墳
発売日 2011.04.20
著 者 土生田純之・著【文学部教授】
発 行 吉川弘文館<歴史文化ライブラリー>
価 格 本体1700円+税
奈良や大阪には全長200メートルを超える巨大古墳が34基も残っている。古代人はなぜこうした巨大な墳墓をつくったのか。
本書は、その構造や葬送儀礼の変遷などから、古墳をつくった集団を探り、在地社会の政治構造を検討している。さらに渡来人とのかかわりや国家形成など、古墳築造の背景を社会的観点から考察している。
単なる墓ではなく、「その時代々々に生きた人々の証」としての古墳の姿を鮮やかに描き出した。
著者(はぶた・よしゆき)文学部教授。主な担当は「考古学概論」。
7人制ラグビー上達クリニック
7人制ラグビー上達クリニック
発売日 2011.04.14
著 者 村田亙・著(平2文)【体育事務部】
発 行 実業之日本社
価 格 本体1400円+税
2016年リオデジャネイロ五輪で正式種目として採用される7人制ラグビー・通称「セブンズ」。元日本代表スクラムハーフで現在は7人制日本代表の監督を務める村田亙さん(平2文)が、「セブンズ」の基本から練習方法、試合に役立つテクニックや戦術を解説した『7人制ラグビー上達クリニック』を刊行した。豊富な写真を用い、ビジュアル的にも理解しやすい内容だ。最後の章では昨秋、中国・広州で開催されたアジア競技大会で金メダルを獲得するまでの軌跡が描かれ、興味深い。
今春から本学ラグビー部アドバイザーに就任した村田さんは、4年次では主将として7年ぶり5度目のリーグ戦優勝に貢献。東芝府中、フランスのアビロン・バイヨンヌと日本人初のプロ契約、帰国後はヤマハ発動機ジュビロでプレーしてきた、これまでの経験とテクニック、高い志を部員たちに伝えている。ラグビー部の復活にも期待したい。
三くだり半からはじめる古文書入門
三くだり半からはじめる古文書入門
発売日 2011.04
著 者 高木侃・著【法学部教授】
発 行 柏書房
価 格 本体1800円+税
本書は「三行半」、いわゆる「三くだり半」(離縁状)をテキストに使用した画期的な古文書入門書。
「三行半」は江戸時代の古文書の中では最も行数が短く、簡潔にまとまっているため、入門・初心者でも飽きずに読みこなせ、奥深い江戸の離縁事情も知ることができる。
著者は法学部出身でほぼ独学で古文書と格闘してきたという。そうした経験を生かし、本書では江戸時代のひらがなのくずし字から、実に分かりやすく筆を進めている。
09年に新潟県十日町市で発見された、国内初の妻からの離縁状も収録されており、興味深い。
著者(たかぎ・ただし)法学部教授。
日本経済未踏域へ―「失われた20年」を超えて―
日本経済未踏域へ ―「失われた20年」を超えて―
発売日 2011.04
著 者 櫻井宏二郎・宮本光晴・西岡幸一・田中隆之・共著【経済学部教授】
発 行 創成社
価 格 本体1600円+税
本書は、2009年秋に行われた専修大学大学院公開講座の講演をベースに、その後の情勢をふまえて4人の気鋭の講師陣(いずれも経済学部教授)が執筆した日本経済に関する啓蒙書である。「失われた20年」やリーマンショックの経緯とこれから「未踏域」に入ろうとする日本経済の展望と課題を、「マクロ経済構造」、「雇用と企業統治」、「産業の国際競争力」、「金融の監督・規制」の4つの視点から詳しく論じている。
議論を喚起するような斬新な分析も一部に含まれるが、全般的に表現は平易で、専門用語もやさしく解説されてあるので、経済学部生や若いビジネスマンはもとより一般読者にも広く薦められる一冊である。共著者=さくらい・こうじろう‥主な担当・日本経済論/みやもと・みつはる‥同・企業経済学/にしおか・こういち‥同・産業技術論/たなか・たかゆき‥同・財政金融政策
最初の経済学(第3版)
最初の経済学(第3版)
発売日 --
著 者 吉岡恆明・山田節夫・山中尚・大倉正典・共著
発 行 同文館出版
価 格 本体2800円+税
本書は、本学法学部の経済原論の講義で1997年以来長く教科書として指定してきたものである。第2版と同様に、日本経済が抱える諸問題を念頭に置きながら、執筆者それぞれが比較優位を持つ領域で、一定のレベルを保ちながら経済学の基礎であるミクロ経済学とマクロ経済学の分かりやすい説明を心掛けた。
今回の改訂では、SNA(国民経済計算)のデータ更新などとともに、新たに労働市場の説明や、経済学の理解に必須である数学の解説の章を加え、さらに演習問題に詳細な解答を付した。経済学部の学生のみならず、経済学の勉強を始めたいという学生諸君に広く薦めたい一冊である。共著者=よしおか・つねあき‥専修大学名誉教授/やまだ・せつお‥経済学部教授・主な担当「経済政策」/やまなか・たかし‥経済学部教授・同「金融論」/おおくら・まさのり‥経済学部准教授・同「国際金融論」
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