生い立ちと業績から学ぶ精神分析入門―22人のフロイトの後継者たち
発売日 2015.11.20
著 者 乾吉佑・監修【名誉教授】
発 行 創元社
価 格 本体2600円+税
精神分析の講義は難解と言われる。臨床心理士が学ぶ多摩精神分析セミナーでは試行錯誤を重ね、精神分析家(アナリスト)の生い立ちや臨床業績を絡めて理論や技法を学ぶ方法が、理解を助けてくれることに気付く。
本書はこうした視点から、フロイト以後の精神分析の発展を支えた22人のアナリストを、自我心理学派、クライン学派、独立(中間)学派の大きく三つに分けて解説する。10年に及ぶセミナーでの講義を基に編集した。
「臨床家の日々の営みとアナリストの経験が同列につながり、身近な親しみや、時には鋭い警告・叱責をもって入ってくるのだった。(略)本書から種々のひらめきやヒントを見出すに違いない」(監修者による序より)。
本学文学研究科で心理学を学んだ気鋭の臨床心理士らが執筆を担当した。
監修者(いぬい・よしすけ)=専修大学名誉教授。専門は臨床心理学