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2007年度 新刊紹介

絆佐賀のがばいばあちゃんと宮崎のてげなかあちゃん
絆 佐賀のがばいばあちゃんと宮崎のてげなかあちゃん
発売日 2008.03.31
著 者 東国原 英夫・共著(昭55経済)
発 行 徳間文庫
価 格 本体552円+税
先の総選挙で初当選を果たし、宮崎県政から国政へと活躍の場を移した東国原英夫さん(昭55経済)がタレントの島田洋七氏と、いま日本から失われつつある家族の絆について縦横に語り尽くし、それぞれの母と祖母への思いをつづった。
昭和30年代、九州の田舎で貧しい少年時代を送った2人。佐賀の島田さんには「がばいばあちゃん」が、宮崎の東国原さんには「てげな(すごい)かあちゃん」がいた。
東国原さんの母・タミさんはセメント工場で汗にまみれながら働き、2人の子供を育てた。「宮崎のてげなかあちゃんあっての自分であることに、ほんとうに感謝している」という東国原さん。
いつの時代も変わらない母親の大きな愛情のありがたさ、高度成長期に生きた女性の強さが伝わってくる。
職業と仕事・・・働くって何?
職業と仕事・・・働くって何?
発売日  2008.03.31
著 者 大庭健 廣石忠司 下村英雄 中野育男 内山哲朗 著
発 行 専修大学出版局
価 格 本体2000円+税
この本は、「就活」のマニュアルでもなければ、学術的な職業論でもない。 大卒で就職しても3年以内に3割が離職するという実態が話題となって10年。各大学では、きめ細やかな「キャリアデザイン教育」が行われている。以前は辞める側に問題があると考えられていたが、筆者たちはこう考える。「日本の高度成長を支えてきた雇用システムが瓦解し、若い社員たちは、生涯そこで働きたいという意欲を持ちにくくなっている。雇用の仕組みのゆらぎは、生き方のゆらぎである」と。
(執筆者: 大庭 健 廣石忠司 下村英雄 中野育男 内山哲朗 )
魂(アニマ)への態度-古代から現代まで
魂(アニマ)への態度-古代から現代まで
発売日  2008.03.25
著 者 神崎繁 著【文学部教授】
発 行 岩波書店
価 格 本体1300円+税
「胸を痛める」とか「腹を立てる」といった表現が日本語にもあるが、脳科学万能の今日でも、感情など心の働きの多くを、われわれは脳ではなく身体の各部位と結びつけて考えている。同じように古代ギリシャ人も、怒りや悲しみなどの感情を、心臓や横隔膜といった内臓と結びつけて考えていた。
本書は、そうした心身の密接なつながりが、次第に「魂」という生命・行為・思考の中枢に集中していく一方、デカルトの「心身二元論」の登場によって、それが崩壊し、さらに現代において身体表現が再評価されるまでを、西欧の古代から現代の哲学的テクストのうちに探ったもの。
著者(かんざき・しげる)=文学部教授。主な担当は西洋哲学史。
渡来の民と日本文化
渡来の民と日本文化
発売日 2008.03
著 者 沖浦和光・川上隆志【文学部教授】  共著
発 行 現代書館
価 格 本体2200円+税
一口に日本文化と言うが、その実像を見てゆくと、いくつもの層に分かれ実に多様な姿をしている。その大きな底流の一つが渡来の文化である。古代、朝鮮半島からの渡来氏族で最大集団の秦氏は、農業・養蚕・機織・鉱山・製塩技術者等の先進技術を日本各地に伝えた。播磨では皮鞣しや蹈鞴などの先進技術から能楽や歌舞伎等の芸能、陰陽師などの民間信仰など、その文化の多くは被差別部落に伝承された。本書は、日本文化に多大な影響を与えた渡来文化の形跡を、文献のみならずフィールドワークを交えて描く。渡来人は重層的な日本文化形成の役割をいかに担ったのか。巨大氏族・秦氏を中心に、多様な渡来の民の足跡を東アジア文化圏を視野に追究し、あわせて差別の根源に迫る。
共著者(かわかみ・たかし)=文学部教授。主な担当は出版文化論、日本文化論。
リーガルマインド租税法
リーガルマインド租税法
発売日 2008.03
著 者 増田英敏 著【法学部教授】
発 行 成文堂
価 格 本体3000円+税
難解な租税法の基礎理論を平易に解説し、裁判事例によりリーガルマインドの錬成を目指した基本書。
著者(ますだ・ひでとし)=法学部教授
インクルーシヴ教育に向かって
インクルーシヴ教育に向かって
発売日 2008.03
著 者 嶺井正也 ほか著【経営学部教授】
発 行 八月書館
価 格 本体1300円+税
障害者権利条約は2006年12月、国連総会で採択され、2008年5月3日に国際条約として発効した。その第24条にはインクルーシヴ教育が規定されている。本書の第1部は、インクルーシヴ教育を学校教育の基本的在り方として国際的に明らかにした「サラマンカ宣言」(1994年)からこの条約に至る大きな流れを俯瞰しつつ、条約制定過程で大きな役割を果たした英国のCSIEの主張を中心にインクルーシヴ教育の論理を整理している。第2部は、CSIEがまとめたあるダウン氏症の女性とその両親がインクルーシヴ教育を求めて歩んできた道と地域で暮らす現状についての報告を翻訳したもの。
共著者(みねい・まさや)=経営学部教授、主な担当は教育原論。
公務員制度と専門性-技術系行政官の日英比較
公務員制度と専門性-技術系行政官の日英比較
発売日 2008.02.29
著 者 藤田由紀子 著【法学部准教授】
発 行 専修大学出版局
価 格 本体4200円+税
医療や食の安全、公共事業などに関する行政は、高度な専門性が必要とされる分野である。特に近年は、科学技術の急速な発達のため、政策判断が難しい状況に直面することも多い。 本書では、行政における専門性をいかに確保すべきかという課題について、薬害エイズ、公共事業、BSE問題などを具体的事例としながら論じている。特に、このような分野の専門性を担う技術系行政官について、日本と英国の比較を行うことを通じて、日本の政治行政システムとその中における「技官」集団の特徴を明らかにしている。
著者(ふじた・ゆきこ)=法学部准教授。主な担当は公共政策。
ドイツ中世美術I
ドイツ中世美術I
発売日 2008.02.29
著 者 岡野 Heinrich 圭一 著【文学部教授】
発 行 専修大学出版局
価 格 本体9000円+税
本書は、初期中世から盛期中世(メロヴィング朝からロマネスク)までのドイツ中世美術の主要作品の様式や形態を描写記述し、それらの美術史的位置を示唆するものである。各章のはじめにある時代概観には、当時の時代背景や政治的背景などが紹介されているので作品がうまれた状況などを理解しやすいであろう。 「建築は数十年から数百年の工期があり、建築作品の各部位は年代を異にする場合が常であり配列に苦労した」とあとがきにあるが、年代順の配列を大原則としており、作品の現・所在地が冒頭にある。ドイツ中世美術探索の一助となる1冊である。
著者(おかの・けいいち)文学部教授。主な担当はドイツ語、芸術学。
真理の哲学
真理の哲学
発売日 2008.02.05
著 者 貫成人 著【文学部教授】
発 行 ちくま書房
価 格 本体740円+税
限られた情報、特定の視点からの眺望(パースペクティヴ)を「すべて」と考え、真理と思い込んでしまう。この傾向は、人間の営みのいたるところに見られる。
この「経験的パースペクティヴィズム(眺望固定病)」の軛(くびき)から自由になり、パースペクティヴとしての真理、価値が生成する構造をはっきりさせるのが「超越論的パースペクティヴィズム」である。本書は、ニーチェ以降の20世紀の哲学者の「真理の哲学」を登場させ、「超越論的パースペクティヴィズム」の全体像を描いた。
真理の価値を相対化し、「超越論的パースペクティヴィズム」の基本を「力への意思」とするニーチェ。真理の生成メカニズムを具体的に分析するフッサール。真理に対していかに生きるかを問い直すメルロ=ポンティ。権力との共犯関係を暴くフーコー。さらに分析哲学の真理観までを紹介。現代哲学が明らかにした「真理」生成のメカニズムを平易に解説する。
著者(ぬき・しげと)=文学部教授、主な担当は哲学概論。
憲法の現代的意義
憲法の現代的意義
発売日 2008.02
著 者 榎透 著【法学部准教授】
発 行 花書院
価 格 本体2380円+税
憲法は何のために存在するか。このことは憲法理論や現実の憲法問題を考える上で重要である。しかし、その割に「憲法は国家を縛る規範である」と理解している人は、意外と少ない。
本書は、米国のステイト・アクション法理を手掛かりに、憲法の制約が国家だけに及ぶ場合と私人にも及ぶ場合の違いを考察する。
実は、この違いは決して小さくない。後者のように考えると、私人の活動は憲法に拘束・統制されることになってしまう。各人が「自由」であるためには、憲法にどのような役割を担わせるべきか、本書はあるべき姿を提示する。  著者(えのき・とおる)=法学部准教授。担当は憲法。
彼女につくってもらいたい恋レシピ
彼女につくってもらいたい恋レシピ
発売日  2008.01.25
著 者 五十嵐豪 著【平20経営】
発 行 早川書房
価 格 本体980円+税
プランナー/料理研究家/フードライターで、フードコーディネーター・プロダクションCOMCOME代表の五十嵐豪さん(平20経営)初の料理本「彼女につくってもらいたい恋レシピ」が話題になっている。
シンプルでボリュームがあり、しかもおしゃれなメニュー全39品。肉を中心としたガッツリ系からバレンタイン必勝スイーツまで、厳選されたレシピは何回も試作した力作。印刷まで立ち会ったこだわりの写真が食欲をそそる。男子の本音が聞ける「オトコゴコロ」と題したコラムも楽しい。
食と「エコ」、食にかかわる諸問題について若い世代に関心をもってもらいたいと、今後は料理本執筆をメーンとして活動していくそうだ。
「温かいご飯の並んだ食卓とそれを囲む家族、温かい会話。それが世界中にあったらもっと楽しい世の中になっていくだろう。だったらつくろう、地球に大きなTableを」と夢を語る五十嵐さんの活躍は、http://www.comcome.net/をチェックしよう。
政治の約束
政治の約束
発売日 2008.01.08
著 者 ハンナ・アレント 著 / 高橋勇夫 訳【法学部准教授】
発 行 筑摩書房
価 格 本体3000円+税
人間はすべて世界に生まれ落ちてくる、ただそれだけの理由によって、自分自身がひとつの新しい始まりなのである。哲学が政治を抑圧してきた政治思想史の終わりを語り、絶滅戦争が現実化する時代に、新しい政治の始まりを展望する約束の書。
主著『全体主義の起原』以降、原理的思考に転じたハンナ・アレントの政治哲学の粋を網羅する。幻の『政治入門』が、最良の編集を得てついに実現。秩序形成を志向する政治学の常識を転倒して、「政治の意味は自由である」と高らかに謳いあげる。政治学というジャンルを超えて、人間の真の在り方が問われている。
訳者(たかはし・いさお)=法学部准教授
僕らの憲法学
僕らの憲法学
発売日  2008.01.08
著 者 田村理 著【法学部教授】
発 行 筑摩書房(ちくまプリマー新書)
価 格 本体760円+税
国家には国民を統治する権力が不可欠だ。でも、この公権力は、放っておけば危険きわまりない強大で特殊な力だ。僕らがそれをどう使いこなすのか、制限とコントロールの仕方を定めた法が憲法である。けれど、僕らは公権力を無防備に信頼し、依存しきって、「一体感」に浸りたがっている。これこそ今の日本の最大の問題点だと考える本書は、公権力としっかり向かい合い、「緊迫した攻防」のできる国民になろう!と呼びかける。
教員と学生、上司と部下、親と子、先輩と後輩……。「緊迫した攻防」が不可欠の関係は多い。そのどれもが「なかよしこよし」になってしまってはいないだろうか?
著者(たむら・おさむ)=法学部教授、主な担当は憲法。
詭弁的精神の系譜
詭弁的精神の系譜
発売日 2007.12.07
著 者 高橋勇夫 著【法学部准教授】
発 行 彩流社
価 格 本体2800円+税
文学の言葉が意味への懐疑を捨てず、なおかつ意味を担い直そうとすれば、その振る舞いは時に分かりにくく、見苦しくさえ映る。そのような困難を意識する文体、いや、困難それ自体をも表現しようとする文体は、多かれ少なかれ「詭弁(きべん)的」にならざるをえない。
意味から逃走し、そのくせ意味の不在に苦しむ芥川龍之介、近代日本の嘘を「詭弁」によって退ける永井荷風、必死の「お道化」で当座を取り繕い続ける太宰治、左も右も「日本主義」に走り始める時代に自虐といかがわしさの限りを尽くし「畸形(きけい)」的な文体で辛くも空虚と対峙(たいじ)し続ける保田與重郎…。
その他、同主題の展開をピンチョン、ベロー、メイラーなどのアメリカ小説にも見いだしている。
著者(たかはし・いさお)=法学部准教授。担当は英語。
シリーズ災害と社会(1)災害社会学入門
シリーズ 災害と社会(1) 災害社会学入門
発売日 2007.12
著 者 大矢根淳 編著【文学部教授】
発 行 弘文堂
価 格 本体2500円+税
この10年、世紀末ブーム、サリン事件、2000年問題などを経て危機管理論は隆盛を誇った。同時期、防災工学分野からは「地学的平穏の時代の終焉」との警告が発せられていた。伊勢湾台風(1959年)以来、わが国は死者千人を超す大災害に見舞われておらず、その間に達成した高度経済成長・日本の姿は、大災害に未経験の仮の繁栄の姿なのではないかと指摘された。そして、警告通りに雲仙・普賢岳噴火災害、奥尻島地震津波、阪神・淡路大震災…、と大災害が続発する。
米国戦略爆撃調査(その成果としての東京大空襲、ヒロシマ・ナガサキ)を源とする災害社会学が、先行するわが国独自の関連学問を包摂しながらいかに確立・展開してきたのか。的確に俯瞰するわが国最初の災害社会学のテキストである(弘文堂・本体2500円+税)。
編著者(おおやね・じゅん)=文学部教授。担当は環境社会学・社会調査実習。
シリーズ災害と社会(2)復興コミュニティ入門
シリーズ 災害と社会(2) 復興コミュニティ入門
発売日 2007.12
著 者 大矢根淳 編著【文学部教授】
発 行 弘文堂
価 格 本体2800円+税
災害は社会の脆弱な層に顕在化する。木造老朽家屋が倒壊してそこに住む高齢者が多数犠牲となった阪神・淡路大震災は、高齢化社会の練習問題とも言われた。被災現場を丹念に調べ、そこに実践的に関わり続ける社会学の営みに関して、本巻は特に「復興コミュニティ」という領域に特化して論じる。あの震災を見聞した誰もが、二度と同じ惨禍が繰り返されないようにと願い、堅牢な都市の再興を望み、復興都市計画事業が実現した。そして結果的にジェントリフィケーション(居住階層の入れ替え・高齢者世帯の追い出し)の嵐が吹き荒れた。
古今内外、さまざまな被災現場におけるコミュニティの復興に関して、豊富な事例・斬新な分析視点で災害を可視化するわが国最初の試み
グローバル・スキルこれが世界で勝てる仕事のやり方だ
グローバル・スキル これが世界で勝てる仕事のやり方だ
発売日 2007.11.30
著 者 マイク小池 著【昭56経済】
発 行 幸福の科学出版
価 格 本体1400円+税
米サンダーバード国際大学院でMBA(経営学修士)を取得。インテル本社で対日戦略要員を務めた後、半導体を中心とするハイテク製品という競争の激しい分野で実績を出し、数度のヘッドハンティングの中でゼロから始めた新規事業を100億円規模のビジネスに拡大した経験などを基にマイク小池氏(昭56経済)が、実効性のあるビジネスコンセプトをまとめた。入門編、営業編、マーケティング編、マネジメント編にわかれ、日常的な仕事レベルでも参考になる考え方、スキルが紹介されている。社会人入門書としても役立つ構成になっている。
一定の考え方とスキルさえ身につけば誰でも成功できると説く著者は現在、シリコンバレーに本社があるインターネット・セキュリティー企業の日本代表として活躍中。MBAで習得するノウハウのうち、「これは使えた」という実証済みのものだけをセレクトしてある。「グローバル・スキル」をもった人材になるためのキーワードが満載されている。
西行の思想自意識と絶対知
西行の思想 自意識と絶対知
発売日 2007.11.30
著 者 毛利豊史 著【商学部非常勤講師】
発 行 専大出版局
価 格 本体3200円+税
本書は、西行の思想を巡って、倫理思想史の方法論に立脚した作品理解に基づき、その思想の本質である自意識と仏の絶対知との不可避的関係に焦点を当てて、それに関する概念的解明を試みたものである。論述においては、西行の自意識を絶望的なそれと規定し、その自意識が絶望からの絶対知による絶対的救済を希求しつつ絶対知に漸近して行く経緯を跡付けた。
西行の自意識は、能因法師等の思想的先達の表現や、本地垂迹、菩薩等の仏を映現する緒観念を自らなぞり、和歌表現において絶対知の相似形を表わしつつ、絶対知の自己における絶対実現に迫っていくのである。
著者(もうり・とよふみ)=商学部非常勤講師。主な担当は倫理学。平16博士(哲学)取得(論文博士/専修大学)。
スイスの労働協約
スイスの労働協約
発売日 2007.10.25
著 者 中野育男 著【商学部教授】
発 行 専大出版局
価 格 本体3800円+税
本書は、変貌の著しいスイス労働関係の集団的な側面に特に焦点を当て、使用者団体と労働組合との間で締結されるスイス労働協約の法理論的な特質を究明するとともに、その今日的な状況について分析を加えることを目的としている。そして、前著『スイス労働契約の研究』(1995年)で明らかにされたスイスの個別的な労働関係規制の特殊性に加えて、今回その集団的な労働関係規制の特質も解明されることにより、日本におけるスイス労働関係規制に対する包括的かつ体系的な研究のための橋頭堡(きょうとうほ)が確保されることになる。スイスの労働協約の解明は、逼塞(ひっそく)した状況にある我が国の労働関係にとっても示唆的である(専大出版局・本体3800円+税)。
著者(なかの・いくお)=商学部教授、主な担当は労働法、ほか。
入門・哲学者シリーズカント
入門・哲学者シリーズ カント、ニーチェ、ハイデガー、フーコー
発売日 2007.10.03
著 者 貫成人 著【文学部教授】
発 行 青灯社
価 格 本体1000円+税
哲学の巨人たちがなにを、どう、どうして考えたのか――。その全体の姿を哲学の基本からていねいに解説し、「中学生にもわかる」をうたったシリーズ。
『カント わたしはなにを望みうるのか:批判哲学』、『ニーチェ すべてを思い切るために:力への意志』、『ハイデガー すべてのものに贈られること:存在論』、『フーコー 主体という夢:生の権力』の4冊。
はじめて西洋哲学を学ぶ人にも、もう一度復習したい人にもぴったりの入門書だ。
出会いと心理臨床医療心理学実践の手引き
出会いと心理臨床 医療心理学 実践の手引き
発売日 2007.10
著 者 乾吉佑 著 【文学部教授】
発 行 金剛出版
価 格 本体3000円+税
約40年間にわたり臨床心理士として、大学総合病院、大学学生相談室、企業の健康支援センターといった医療心理学の現場で幅広い臨床経験を積んだ著者の知見が盛り込まれた論集である。長年の経験から、クライエントとその家族へのより良い支援のためには、医療現場に「力動的心理療法」の視点を導入することが有用であると説いている。
リエゾン・コンサルテーションの実際や、医療スタッフへのコンサルテーションなどの実際をまとめたものは数少ない。本書は、心理専門家だけでなく、医師、看護師、理学療法士、作業療法士など医療現場にかかわるすべての人々への手引きとなろう(金剛出版・本体3000円+税)。
著者(いぬい・よしすけ)=文学部教授。臨床心理士。主な担当は臨床心理学。
東アジア社会における儒教の変容
専修大学社会科学研究所 社会科学研究叢書10 東アジア社会における儒教の変容
発売日 2007.10
著 者 土屋昌明  編著【経済学部教授】
発 行 専大出版局
価 格 本体3800円+税
本書は、社会科学研究所に所属する5人の教員が中国・朝鮮・日本を主に、儒教を文化要素として共有した社会の変容を各種の側面から検討し、当該社会の東アジアにおける特徴を探る可能性を示そうとしたもの。
 所収論文は、網野房子(法学部准教授)「豚と天神―朝鮮半島の巫俗と儒教の習合をめぐる一考察―」、仲川裕里(経済学部准教授)「『両班化』の諸相と儒教―イデオロギーの社会的上昇機能と限界―」、厳基珠(ネットワーク情報学部准教授)「東アジア三国における『剪燈新話』の存在様相」、前川亨(法学部准教授)「身体感覚としての孝―二十四孝と宝巻にみる孝の実践形態―」、土屋昌明(経済学部教授)「『理性の国』と文化大革命―梁漱溟における儒教の変容―」
女性のためのナチュラル・ハイジーン
女性のためのナチュラル・ハイジーン
発売日 2007.10
著 者 松田麻美子 著【昭46文】
発 行 グスコー出版
価 格 本体1600円+税
日本でのナチュラル・ハイジーンのパイオニアとして、健康な体づくりのための研究と指導に取り組んでいる松田麻美子さん(昭46文、米国在住)。『女性のためのナチュラル・ハイジーン』を上梓(じょうし)した。
ナチュラル・ハイジーンとは、自然健康法に基づく究極の健康栄養科学理論。「水分を多く含む果物、野菜などの食べ物を豊富に取ることで、体内から毒性の老廃物を洗い流す」ことや「食べ物の正しい組み合わせが消化に用いられるエネルギーの浪費を防ぐ」など「食と体」の深い関係を説いている。 
本書では女性に焦点を当てた。かつて子宮筋腫を患った松田さんは「生理痛から乳がん、更年期障害など体のトラブルに悩んでいる多くの女性に希望を与える情報を伝えたい」とその体験を基に語っている。トラブル解消のための「特選レシピ」も掲載。
佐渡の風土と被差別民
佐渡の風土と被差別民 ―歴史・芸能・進行・金銀山を辿る―
発売日 2007.10
著 者 沖浦和光 編著 / 川上隆志【文学部教授】 他著
発 行 現代書館
価 格 本体2000円+税
佐渡は、古代から文化交通の十字路として重要な「場」(トポス)であった。06年11月に行われたシンポジウム「佐渡―その歴史・社会・文化」での報告を基にした本書は、佐渡の歴史的風土の特質の中で生きてきた被差別民の歴史に光をあてている。
鉱山開発で江戸幕府の財政的基盤を作り、陸と海の交通路を整備した「大久保長安」を取り上げた共著者の川上氏は編集者時代、さまざまなネットワークを構築してきた。近世初期に独自のネットワークを駆使して、統治機構を整備した大久保の先見性に興味をそそられ「ネットワークの時代」といわれる今こそ、その存在を改めて見直すべきだとしている。
共著者(かわかみ・たかし)=文学部教授。主な担当は出版文化論、日本文化論。岩波書店で雑誌『へるめす』編集長などを歴任。
復刻版銀座並木座ウィークリー
復刻版 銀座並木座ウィークリー
発売日 2007.09.25
著 者 嵩元友子ほか 編【平3文】
発 行 三交社
価 格 本体3800円+税
「銀座並木座」の映画プログラムを一冊に―嵩元 友子さん
半世紀にわたって邦画ファンに愛された東京「銀座並木座」。観客に無料で配られたプログラム「NAMIKI-ZA Weekly」の創刊号から100号までが復刻されて本にまとまった。
同館に通いつめたフリーライターの嵩元友子さん(平3文、『銀座並木座 日本映画とともに歩んだ四十五年』著者)が、初代支配人の夫人から現物を譲り受けた貴重な資料だ。小津安二郎、高峰秀子、池部良らが描いた画とエッセー、黒澤明の「絵コンテ」……。日本映画黄金時代を支えた映画人が表紙を飾るファン垂涎のプログラム集。
11月25日まで「ハウス オブ シセイドウ」で開催中の展示会「スクリーンのなかの銀座」では、プログラムの現物が展示されている。『復刻版 銀座並木座ウィークリー』は嵩元友子ほか編。
昭和の二刀流ビルマに死す
昭和の二刀流 ビルマに死す
発売日 2007.09
著 者 南堀英二 著【昭52経済】
発 行 光人社NF文庫
価 格 本体743円+税
『テストパイロット』(ニュース専修442号に紹介文掲載)で文庫デビューを飾った南堀英二さん(昭和52経済)が『昭和の二刀流ビルマに死す』を上梓した。
本書は昭和9年、宮城内で開催された天覧武道大会で準優勝を果たした逆二刀の剣士・藤本薫がビルマ戦線でその生涯を閉じるまでを描いた感動作。本学の石崎徹経営学部教授をはじめ、多くの方から実技指導や資料提供を受け、藤本の足跡に近代剣道の歩み、当時を知る人たちの談話を交えて記したノンフィクション作品である。
ビター・ブラッド
ビター・ブラッド
発売日 2007.08.22
著 者 雫井脩介・著【平3文】
発 行 幻冬舎
価 格 本体1700円+税
-雫井脩介作品、続々映画化  待望の新作は『ビター・ブラッド』-
『栄光一途』でデビュー以来、一作ごとに新境地を開き、ファンを増やしているミステリーの俊英、雫井脩介さん(平3文)の作品が続々と映画化されている。初の恋愛小説として挑んだ『クローズド・ノート』は沢尻エリカ主演で話題をまき、全国で公開中。
またベストセラー『犯人に告ぐ』は、10月27日から全国ロードショーの予定。同作品は、緻密な構成と大胆な着想で「劇場型捜査」が編み出され、高い評価を受けた。週刊文春2004ミステリーベストテン第1位、大藪春彦賞などに輝いた雫井さんの代表作。映画では豊川悦司が主演している。
今夏には待望の新作ミステリー『ビター・ブラッド』が発行された。
数式を使わずに物理がわかる本-II
数式を使わずに物理がわかる本-II
発売日 2007.08.21
著 者 水崎高浩 著【法学部教授】
発 行 秀和システム
価 格 本体1200円+税
本書は、波の物理学からはじめ、原子の物理学である量子論までを扱っている。
第I巻と同様に、身近な事例を通じて物理とは何かを考える著者の授業をベースとし、さらに、一般の方々の教養書としても楽しみながら読めるように構成されている。
弦楽器から出る音、蛍光灯の光といった身近な話題から、星や宇宙の光といった話までを扱い、読み進むうちに原子の世界と宇宙の関係がわかる 
著者(みずさき・たかひろ)=法学部教授。担当は物理科学。
長安都市文化と朝鮮・日本
長安都市文化と朝鮮・日本
発売日 2007.08.01
著 者 矢野 建一【文学部長】 /李 浩【西北大学文学院院長】 編
発 行 汲古書院
価 格 本体7000円+税
本書は、本学と国際交流協定校である中国・西北大学でそれぞれ行われた国際会議での報告、討論の成果と論考をまとめたものである。会議をきっかけに、西北大学が収集した日本の遣唐留学生「井真成」の墓誌についての共同研究プロジェクトを立ち上げ、05年1月に朝日ホールと本学でシンポジウムを開催、日中両国の研究者に大きな衝撃を与えたことは記憶に新しい。
編者も執筆する日中あわせて17本の論文は、歴史・文学・宗教・歴史地理など多岐にわたり、専門分野を超えた共同議論の成果が色濃く反映されている。長安都市文化が古代の朝鮮や日本にもたらした影響を考える際に大いに役立つであろう。
編著者(やの・けんいち)=文学部長。担当は歴史総合ゼミナールほか。(り・こう)=西北大学文学院院長。
あきのあき
あきのあき
発売日 2007.08
著 者 白毛由美子 著【平10文】
発 行 新風舎
価 格 - -
校友の白毛由美子さん(平10文)が、絵本を2冊上梓した。
『あきのあき』(新風舎)と『わた毛ぼうやのぼうけん』(文芸社ビジュアルアート)。両書とも繊細な表現で子供たちの世界をいきいきと描写。『あきのあき』では絵も描いている。「子供たちだけでなく大人も楽しめる絵本を書いていきたい」と話している。
「子供のころから詩や文章、絵を描くのが大好きだった」という白毛さんは卒業後、デザイン専門学校に通いながら絵本作家を目指した。在学中は、能に関しての卒論をまとめ、川島学術賞総代で卒業。「石黒吉次郎先生のおおらかなご指導をはじめ在学中の出会いや思い出一つひとつが今の創作活動の基礎になりました」と語っている。
学校選択と教育バウチャー
学校選択と教育バウチャー
発売日 2007.07
著 者 嶺井 正也/中川登志男 編著
発 行 八月書館
価 格 本体1300円+税
2000年から日本でも東京都や広島県を中心に公立小中学校間の学校選択制が導入されてきた。本書はその実態と問題点を前著『選ばれる学校・選ばれない学校』に引き続き明らかにするとともに、教育再生会議でこれから本格論議が始まろうとする教育バウチャーについて批判的に論じている。中でも注目されるのは、学力テスト結果の公表がどれだけ学校選択に影響を及ぼしているかを足立区や杉並区を事例としてとりあげ具体的にフォローしている点や、学校選択制を見送った自治体での議論を紹介している点であろう。
また黒崎勲氏からの前著に対する批判に反批判を加えている補論は興味深い。
教育格差論議との関係にも触れている本書の一読を薦めたい。
著者(みねい・まさや=経営学部教授/なかがわ・としお=大学院法学研究科博士後期課程科目等履習生)。
ロスト・チャイルド
ロスト・チャイルド
発売日 2007.06.29
著 者 桂美人 著【平8商】
発 行 角川書店
価 格 本体1300円+税
-迫力満点の導入部 異色のヒロインも魅力-
『栄光一途』で新潮ミステリー倶楽部賞、『犯人に告ぐ』で大藪春彦賞をダブル受賞した雫井脩介(平3文)、『果てしなき渇き』で「このミステリーがすごい」大賞を受賞した深町秋生(平10経済)など、この数年、ミステリーの世界で専修大学の卒業生の活躍が目立っている。今回は、商学部の女子卒業生が初めて横溝正史ミステリ大賞を受賞した。桂美人の『ロスト・チャイルド』(角川書店)である。
権田萬治元文学部教授に同書を紹介していただいた。
『ロスト・チャイルド』の第一の魅力は導入部の迫力満点の設定にある。武装した外国人犯人グループが東京大塚にある監察医務院の解剖室に押し入り、立ち会いの速水警視を銃撃、慶応大学助教授で非常勤監察医の神ヒカルらを人質に取るという重大事件が発生。警視庁は特殊部隊SATを起用して人質を救出する。この辺りはスリルとサスペンスに溢れていて面白い。
もう一つの魅力は一種の探偵役を務める神ヒカルという美人の法医学者の個性的な肖像である。女性の法医学者は、サラ・ケンプが作り出したティーナ・メイやコーンウェルのスカーペッタ検屍局長シリーズなどがよく知られているが、男言葉を使うヒカルは良い意味でも悪い意味でも異色だろう。
ただし、この事件がなぜ引き起こされたのかという謎と関わるこの作品のテーマは、法医学ではなくて、生命科学であり、遺伝子操作などによる難病の治療や生殖医療の問題である。これも一つの魅力だろう。
先端科学の問題として興味深いのだが、やや整理不足なのか、ちょっと分かりにくいし、国際的スケールの事件が最後の方で、血の悲劇というふうに尻すぼみになるのは残念である。
小説技法の面では、問題がないとはいえないとしても、この作品にはこれまでの日本のミステリーにはない斬新な味わいがある。これからが楽しみである。
権田萬治=評論家。ミステリー文学資料館館長。元文学部教授。横溝正史賞の選考委員を1996年まで10年間務めた。
みんな力ウェブを味方にする技術
みんな力 ウェブを味方にする技術
発売日 2007.06.15
著 者 新井 範子 著【経営学部教授】
発 行 東洋経済新報社
価 格 1600円+税
インターネットの登場は、生活やビジネスだけではなく、社会を大きく変化させている。企業が情報を持ち、消費者に働きかけるという図式が変化し、フラットな関係となった。そして、瞬時に広がる口コミで、情報の流れ方もまるで変わった。
そして、インターネットが可能にしたのは、コミュニティーの新たなカタチである。みんなが情報を交換し、智恵を出し合い、助け合うシステムが出来上がったのだ。たとえば、ネット上の百科事典、ウィキペディアなどを考えてみればわかるだろう。企業も消費者たちと協同して事業を展開することが、次なるビジネスチャンスの開拓となっていくのだ。
四文字ART
四文字ART
発売日 2007.06
著 者 仲川 恭司ほか 著【文学部教授】
発 行 日本習字普及協会
価 格 本体3000円+税
好評の一文字・二文字・三文字ARTに続くシリーズの第4弾。「水滴石穿」「明鏡止水」「寂然不動」「森羅萬象」「上善若水」「温故知新」……。書道展覧会でよく目にする漢字四文字を、楷・行・草・隷・篆(てん)書体などのさまざまな書風で紹介している。
右ページに古典からの集字、左ページには仲川、石飛博光、藏元訓征、辻元大雲の4氏と4氏の関係者、弟子に当たる22氏の創作作品を掲載。書家それぞれの個性が発揮されている。作品ごとに書き手のひと言、語句の出典や意味も記されているので、鑑賞力も身につく。創作意欲をかき立てる一書。
共著者(なかがわ・きょうじ)=文学部教授。担当は書道。毎日書道会監事、独立書人団副理事長。
山のある家井戸のある家
山のある家 井戸のある家
発売日 2007.06
著 者 きむ ふな 訳【平16院文博】
発 行 集英社
価 格 本体3800円+税
日韓を代表するふたりの女性作家による味わい深い往復書簡。昨年1年間、両国の文芸誌に連載した24通を一冊にまとめたもので、連載を企画し、日本語と韓国語の両翻訳を務めたのがきむふなさん(平16院文博)だ。
作家は、東京の井戸のある家の津島佑子さんとソウルの山の上に住む申京淑(シンギョンスク)さん。四季折々のくらし、子ども時代の回想や家族への思い、政治・社会問題、文学観が繊細でしなやかな言葉と表現でつづられ、ふたりの間に理解と共感が熟成されるのが伝わる。「翻訳を通じての『対話』の言葉がひとつひとつ、しっかりした足取りで近づき、固有の声になって響き合う」と津島さんがあとがきで記した。申さんも、きむふなさんの見事な仕事をたたえている。
わた毛ぼうやのぼうけん
わた毛ぼうやのぼうけん
発売日 2007.06
著 者 白毛由美子 著【平10文】
発 行 文芸社ビジュアルアート
価 格 本体3800円+税
(「あきのあき」の記述を参照)
テストパイロット
テストパイロット
発売日 2007.05
著 者 南堀英二 著【昭52経】
発 行 光人社NF文庫
価 格 本体1143円+税
「尾崎放哉と私」「忘れ得ぬ人 内田義彦先生」などで知られる著者が、旧日本海軍一等飛行操縦士森川勲の生涯を描いた会心のドキュメント。香川県小豆郡四海村出身の主人公とは、著者が同村公民館主事として赴任したときから交流。以来15年にわたり聞き書きし、本書に結実させた。森川は1924年、20歳で海軍に志願。連合艦隊旗艦「陸奥」の水上偵察機搭乗員となり、のちテストパイロットとして活躍。戦後は故郷の分教場で寡黙な教員生活を送ったがその波乱の人生を愛惜の念をこめ追跡している。
欧州サードセクター歴史・理論・政策
欧州サードセクター 歴史・理論・政策
発売日 2007.05
著 者 内山哲朗ほか 訳【経済学部教授】
発 行 日本経済評論社
価 格 本体4600円+税
本書『欧州サードセクター』は、グローバル時代の社会経済システム再編におけるサードセクターの位置と役割を歴史・理論・政策の三つの側面から明らかにした共同研究の成果である。
協同組合・非営利組織等々「営利を目的としない」サードセクター諸組織によって形成される社会経済領域の重要性については、わが国では必ずしも十分に理解されているわけではない。
しかし成熟化社会において、政府や市場だけではなく「市民の役割」が重要になるとすれば、欧州の経験は日本にも大きな示唆を与えてくれる。わが国の社会と経済の行く末を考えるためにこそ読まれてしかるべき一書である。
訳者代表(うちやま・てつろう)=経済学部教授。社会運動論担当。
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写真で観るウルトラマラソン紀行
発売日 2007.05
著 者 島田輝男 著【昭37法】
発 行 柏苑社
価 格 本体3810円+税
石川島播磨重工業の陸上競技部で主将コーチ、監督として活躍し、ウルトラマラソン世界大会の日本代表選手団のコーチ兼通訳として豊富な海外遠征経験をもつ島田さんの、「マラソン」への熱い思いがつまった1冊。専門知識に裏打ちされた解説と、臨場感あふれる競技写真は、選手・指導者・市民ランナーに役立つのみならず、一般読者も楽しめる。
白壁の鼓動
白壁の鼓動
発売日 2007.05
著 者 宇土日出男 著【昭46商】
発 行 幻冬舎ルネッサンス
価 格 本体1100円+税
静岡市でライブ・パブやビルを経営するかたわら、作詞・作曲活動を続け、現在柔道部静岡県支部長でもある著者が初めて挑んだ純愛小説。
太平洋戦争下、北海道小樽の旧家に嫁いだ主人公の和恵は挙式の1週間後に夫が出征。その後日本の敗戦をはさんで数々のアクシデントに見舞われ、旧家は没落するが、逆境に耐え、やがて復員してきた夫と再会。旧家を復興させ、女子短大創立に尽力するという物語だ。ひかえめで古風なタイプの女性をりりしく美しく描いており、それが作品を際立たせている。
「地圖」が語る日本の歴史
「地圖」が語る日本の歴史
発売日 2007.04
著 者 菊地正浩 著【平18法】
発 行 暁印書館
価 格 本体1800円+税
元大本営陸軍参謀で陸地測量部担当の渡辺正少佐は、敗戦の玉音放送を聴いたあと、陸軍と共に陸地測量部も解体されると考え、測量・地図技術を守るため、占領軍が上陸する前に極秘で組織を切り離し、新たに地理調査所(現国土地理院)を発足させた。著者はこの間の経緯、秘話を渡辺氏から直接取材し、当時の資料や多くの地図と共に本書ではじめて紹介、注目を集めている。申し込めばサイン本を送ってくれるそうだ。埼玉県蕨市中央4―2―11 電話 048―432―0143
テキストブック環境と公害経済至上主義から命を育む経済へ
テキストブック 環境と公害 経済至上主義から命を育む経済へ
発売日  2007.04
著 者 泉留維ほか  著【経済学部准教授】
発 行 日本評論社
価 格 本体2600円+税
-大学で講義をしてきた4人の著者が、エコロジー経済学、環境経済学のエッセンスを平易な文章・表現で分かりやすく解説。“現場”から得られた情報や知見を重視し、図表や写真を数多く取り入れている。大学生はもちろん、広く環境問題を知ろうとする人たちに最適のテキストブックだ。
取り上げている問題は幅広い。暮らしに身近な食品公害や薬品公害。「公害の原点」足尾銅山煙害・鉱毒事件、水俣病事件。事故の隠ぺいが後を絶たず、廃棄物の処分方法の見通しが立たない原子力発電所の問題。そして地球最大の環境破壊行為である戦争について…。これらの考察から、望ましい経済社会のあり方を探っている。
共著者(いずみ・るい)=経済学部准教授。担当は環境経済論。
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文法を意識させる英語教授法と教員の養成
発売日 - -
著 者 サンドラ・フォトス【経済学部教授】/ホセイン・ナサージュ 編著
発 行 オックスフォード大学出版
価 格 - -
伝統的な教授法でも、コミュニケーション中心の教授法でも、使える文法の習得は難しい。フォトス教授達はこの問題を理論的に追究するとともに、授業でも取り入れて長年実践を重ねてきた。本著は、理論的背景、教室内での実践記録、教員の養成から成り、フォトス教授は編集と3本の論文を担当した。他の著者は国際的に著名な英語教育論の研究者達である。
原題は『 Form‐focused Instruction and Teacher Education 』(オックスフォード大学出版)
編著者(サンドラ・フォトス)経済学部教授。担当は英語。
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