専修人の本

2020年度 新刊紹介

専修人の本_井上教授著『マヤ・アステカ文化辞典』
ビジュアル図解 マヤ・アステカ文化事典
発売日 2020. 2.19
日本語版監修 井上幸孝
発 行 柊風舎
価 格 本体15000円+税
本書はマヤ・アステカを中心にメソアメリカ(メキシコから中米にかけて栄えた文明圏)について項目別に詳述したものである。 「主要人物」「権力・儀式・政治」「日常」「神々と宗教」「遺跡と都市」の五つのセクションに分かれており、各セクションには15〜30項目が含まれている。 本書の特徴として、フルカラーの写真や図版を多数収録し、図像などを詳しく解説している点、さらに事典形式で個別の項目ごとに読むことができる点が挙げられる。概説書や通史ではなかなか扱われない事項の説明が特に充実している。
日本語版監修(いのうえ・ゆきたか)国際コミュニケーション学部教授。ラテンアメリカ文化論。
専修人の本_樋口教授著『歴史のなかの人びと』
歴史のなかの人びと-出会い・喚起・共感
発売日 2020. 4.14
編著者 樋口映美編著
発 行 彩流社
価 格 本体2200円+税
アメリカ人研究者4人と本学経済学部永島剛教授を含む歴史研究者14人が、自分たちの出会った歴史を今どう伝えればよいのか、過去3年間試行錯誤した。その結果が本書である。 「記憶」「モノ(史跡・写真)」「事件・出来事」「意識」を手掛かりに展開される歴史の一コマは、活動家との対話、奴隷制下の裁判記録や日記、史跡案内、19世紀イギリスの石鹼をめぐる近代、ベトナム難民の運命、メキシコの新聞少年たちの日常、虐殺のうわさ、有名デパートの店員の話など多種多様。どこからでも自由に読める。 それぞれの歴史の一コマから何が読み取れるか、本書の執筆者と共に考えてみてほしい。歴史を考える楽しさ、歴史から今を考える面白さを発見できるかもしれない。
編著者(ひぐち・はゆみ)文学部教授。アメリカの人種と政治。
専修人の本(棟居快行教授著)
憲法の原理と解釈
発売日 2020. 1.30
著 者 棟居快行著
発 行 信山社出版
価 格 本体8800円+税
自身の学術書としては4冊目になる本書を、これまでと同様「信山社出版」から〈刊行〉しました。〈敢行〉も〈慣行〉も〈観光〉さえも誤字とは言い難い、まさにその通りの出版でした。
専修大学の紀要などですでに公表ずみであるにもかかわらず、あえて再チャレンジとして「敢行」します。業界の「慣行」として、同業者諸氏らが本書を斜め読みされるでしょう。もちろんなかには、学説を熱心に調べる学生さんが、図書館で本書の風景を「観光」することもあるでしょう。
こうして言葉遊びをする私ですからこそ、判例や通説につき、「本当にそうなのかい?」と考え込むのが習い性です。今回で問いかけは一休みし、分かりやすい回答を用意する作業がいよいよこれからです。「乞うご期待」は自分への励ましです。さてさて、問いかけのプロがうまく答えられるか否か⁉
著者(むねすえ・としゆき)法科大学院教授。憲法学。
専修人の本(小藤康夫教授著)
Management Issues of Life Insurance Companies
発売日 2019
著 者 小藤康夫著
発 行 アジア生命保険振興センター
価 格 無料取り寄せ、電子版
本書は2018年に出版された『生保会社の経営課題』(小藤康夫著・税務経理協会)の英訳書籍である。
アジアの人たちにもわが国の生保の現状を知ってもらうために企画された。
戦後の日本経済は高度成長から安定成長へ移行し、今日では人口減と少子高齢化という重い課題を背負わされている。
生保も日本経済とまったく同じ動きを展開している。隘路(あいろ)に陥った生保がどのような対応策を講じているのかを探っている。
若さにあふれたアジアの国々の成長は著しく、生保市場も確実に伸びている。だが、日本のように低迷状態に陥る時期がいずれ訪れるかもしれない。その時、日本の現状が参考になるのではないだろうか。
著者( こふじ・やすお)商学部教授、金融論、金融サービス。