2017/05/11編集
   古田ゼミ                4
何か?

 現代の英語圏やドイツ語圏の哲学者・倫理学者が書いた文献のなかから、重要と思われるもの、また、哲学や倫理学の基本を理解するのに資すると思われるものを選んで、じっくり読み進めていきます。

 具体的には、次のような形式で行っています。 (1) 1名の発表者がテキストの担当箇所を要約したうえでコメントする。(2) 複数名の質問者と発表者の間で質疑応答を行う。(3) それを踏まえて、全員で討論を行う。

 ゼミでは、先輩も後輩も皆、対等な立場でディスカッションをします。高校までの授業とはまったく違う、オープンな議論の場で、知識をひろげ、思考力や想像力、そして表現力を鍛えることが、ゼミの目標です。自分で文献を読解し、自分で資料を調べ、自分の頭で考えて、自分の言葉で表現する力を身につけること、これが何より重要です。

 2017年度は、ハンナ・アレント『責任と判断』(中山元訳、ちくま学芸文庫)を読みます。この書を読解することを通して、「個人の責任」と「判断の能力」というテーマに関して哲学的思考を深めていくことを目指します。





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