理工学部
Faculty of Science and Engineering

自然科学や先端技術は人類の英知のたまもの。
過去から未来へ続くこの道を歩き出そう。

「理学と工学は一体にして不可分である」との考え方のもと、理工学部は互いに有機的に結びついた4学科から構成されています。各学科では、「自然科学分野と工学分野の知識習得」「知識の発展・展開と最先端技術との連接」「知識の有効活用と倫理観に沿って総合的判断ができる人材の育成」を教育の基本方針に掲げ、演習や実習、実験を重視した実践的なカリキュラムを編成。社会で活躍するために必要な幅広い視野や、柔軟でバランスのとれた思考力を養うため、専門教育のみならず総合的な人間教育にも力を入れています。

学科

食環境学科
食の安全と自然環境を
守るための科学と技術を学ぶ
生物科学科
フィールドから遺伝子まで、
生物の幅広い知識と科学を学ぶ
機械工学科
社会を支える
21世紀の「ものづくり」を学ぶ
情報電子工学科
IT・エレクトロニクスの最先端を学ぶ
理工学部の教員
石巻専修大学の豊富な経験をもった教員をご紹介します。
あふれる学びへの好奇心に応える
平成29年3月20日に平成28年度学位授与式が挙行され、生物科学科と食環境学科から第一期生73名が巣立ちました。これまで機械工学科からは延べ1,100名、情報電子工学科からも1,000名を超える人材を社会に送り出してきました。旧学科である基礎理学科は在籍者全員が卒業し、1,309名の卒業生をもって開学時以来の幕を閉じました。
昨年度、本学は大学・学部・学科における教育・人材育成に関する3ポリシー(入学許可・教育課程・学位授与)を設定し、すでに大学HP等でも公表しています。この3ポリシーのもと、理工学部は社会の諸問題に自分の役割を自覚して取り組むために、生涯にわたって学び続けることができる人、特に、専門教育において学修した自然科学や科学技術の知識を活用して地域及び社会の発展に貢献できる人材の育成と輩出するための努力を続けます。
今年度、基本教育科目の再編を中心とする新カリキュラムがスタートします。一方、専門教育のカリキュラムは基本的にはこれまでと同じです。理工系の教育においては、学習した知識の理解・整理と同時に体系づけられた知識の積み重ねが重要です。理工学部4学科には特徴あるコースがそれぞれ設定されており、コース毎の体系化された専門知識の学修がサポートされています。とはいえ、学修した専門知識をどう活かすのか、さらにはどう発展させるのかはまさに学生諸君の双肩にかかっています。東日本大震災から7年目を迎え、被災地域の産業復興が本格化しつつあります。学生諸君の熱い思いに期待しています。
平成29年4月
石巻専修大学 理工学部長 吉原 章
理工学部長吉原章

教育研究上の目的と3つのポリシー

教育研究上の目的

理工学部の目的

理工学部は、基礎科学から応用技術に至る総合的、体系的な教育を行い、人間社会の必要性に的確に応えうる、健全な科学技術の創造性を備えた人材の育成を目的とする。
ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

学部(全学部・全学科共通)

石巻専修大学では、各学部学科所定の単位を修得し、以下の能力を身につけた者に学士の学位を授与します。
(1)幅広く豊かな教養を身につけている。知識・理解
(2)学んだ専門分野の基本的な知識を身につけている。
(3)学問の体系性や方法論を理解している。
(4)情報を収集し、自分の考えをさまざまな方法で的確に伝えることができる。技能・表現
(5)課題に対して 問題点を抽出し、学んだ専門分野の手法を用いて考察し判断できる。思考・判断
(6)学んだ知識・技術をもって地域社会や職場の諸課題に積極的に取り組むことができる。関心・意欲
(7)生涯にわたって学ぶことができる。態度・志向性
(8)他者の意見を理解し、社会の中で柔軟に協調した対応ができる。
(9)自らを律し、自発的主体的に行動できる。
(10)生涯にわたる健康づくりの大切さを理解している。健康・体力

食環境学科

(1)化学、生物学などの自然科学に関する基礎知識を有している。知識・理解
(2)食あるいは環境に関する専門的な知識を身につけている。
(3)自分の考えをとりまとめて、口頭あるいは文章で表現できる。 技能・表現
(4)基本的な化学実験あるいは生物学実験を安全かつ正確に実施できる。
(5)食あるいは環境に関する実験や調査結果を、適切な方法で正確に処理し、結果を論理的に考察する。 思考・判断

生物科学科

(1)生物学と関連する科学の分野全般に関する基本的知識を身につけている。知識・理解
(2)修得した知識を体系的に整理し研究手法を理解できる。
(3)発表内容を整理して聞き手に効果的かつ正確に伝えることができる。 技能・表現
(4)生物学に関する専門的知識を使って考え、判断できる。 思考・判断
(5)科学全般に関する広い知識を使って考え、判断できる。

機械工学科

(1) 機械工学の基幹科目を修得している。知識・理解
(2)機械工学の主要科目の体系性および関連性を理解している。
(3)機械工学に関する事項について、修得した知識を用いて効果的なプレゼンテーションを行うことができる。 技能・表現
(4)機械工学に関する知識を使って、情報収集し判断することができる。 思考・判断

情報電子工学科

(1) ITデザイン分野、先端エレクトロニクス分野、応用領域であるカーエレクトロニクス分野のいずれか一つの分野について関連する専門分野の基礎力を有している。知識・理解
(2) 情報工学や電子工学の知識に基づいて、考え、判断することができる。 思考・判断
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

学部(全学部・全学科共通)

(1) 教育課程は、基本教育科目と専門教育科目から構成する。
(2) 基本教育科目は、幅広い教養および総合的な判断力を養い、豊かな人間性を涵養することを目的に、スキル養成科目、社会性養成科目、教養力養成科目を開設する。
(3) 専門教育科目は、各学部各学科に関わる高度な専門の知識・技能(スキル)ならびに技術(スキルの体系)を身に付け、実社会で活躍するための能力の修得を目的としている。
(4) 地域に根ざし、他者との協働を重視した実践的な教育を、少人数を基本に実施することによって、知識・技能ならびに技術の定着を図る。
(5) 評価は、知識・理解のみならず、思考・判断や関心・意欲なども加味して多面的に行うことで、主体的な学習を促す。

理工学部

(1)基本教育科目
数学・物理・化学・生物は理工学部専門基礎科目群を構成する。各学科は、学科の専門教育に備えて科目群の中から幾つかの科目を必修科目に指定している。
また、数学については理工学部新入生全員について習熟度調査を行い、その結果を基に学科毎で習熟度別基礎学力補強を実施する。

(2)専門基礎科目
理工系専門教育では科目間の関連性を理解して、学科が推奨する先修条件に従って学修することが重要である。
各学科は、学科が展開している専門コースにおいて、コースの特徴を打ち出した体系的なカリキュラムを提供する。

(3)専門展開科目
理工系の教育においては、教室での講義に加えて、自分自身で実際に実験や物作りをやることが理解を深めるうえで不可欠である。
講義科目に加えて、演習・実験・工作実習・学外実習等の科目を豊富に展開することで理論と実践の両面からの学修を支援する。

(4)専門研究科目
大学教育の総仕上げとして卒業研究が課される。与えられた課題の内容の自己理解と解決に向けた多角的なアプローチを通して、実社会で要求される問題対処能力や解決能力を磨くことができる。
結果の如何よりも、課題に対して自らがどのように取り組んだかということが大切である。

食環境学科

(1)専門基礎科目
  • 1年次に配当されている専門基礎科目では3つのコースでの学習の基礎となる理科系科目を基本から学ぶ。また「実習」を通じて、フィールドワークや科学分析の基本技術を実践的に学ぶ。
  • 2年次より3つのコースに共通する専門基礎科目の履修により、食と環境に関わる化学・生物学分野の理解を深める。その後コースごとに設置された専門展開科目の履修により各コースの専門的な知識と実験技術を習得する。

(2)専門展開科目
  • 食品分析コース(食に関する化学分析法や生物学的分析法を体得し、食の安全、および食品成分の物理化学を理解する)
  • 食品工学コース(食品の製造・加工の方法を体験的に学び、その技術の原理と工業的応用の実際を理解する)
  • 水環境コース(水環境等の調査を体験し、環境調査法、環境工学、環境資源の保全と活用、ならびに環境浄化に関する応用技術を理解する)

(3)専門研究科目
  • 実験・演習・卒業研究を通じて、知識の定着を図りながら科学的な発想に基づく課題解決の方法や論理の構築法を学ぶとともに、研究者あるいは技術者として必要な倫理規範を理解する。

生物科学科

(1)2年前期までに行う基礎専門科目の多くを必修とし、全学生に生物学と論理的な思考の基礎を身に付けさせる。重要な基礎科目では演習を設け、基礎学力の向上を目指す。

(2)植物・動物・海洋生物の3コースで構成し、最低限修得すべき単位数を設ける。

(3)生物学を中心とした科学の知識と研究の成果等を正しく伝えることができ、よりよい人間関係を構築できるためのコミュニケーション力を強化する科目を設置する。

(4)専門基礎科目
  • 生物科学基礎科目(生物科学および、それと深く関わる種々の科学の分野について基礎を理解する。また、生物科学と深く関わるコミュニケーション力を含む基本的なスキルを高める)

(5)専門展開科目
  • 海洋生物コース(石巻周辺の海から地球環境問題まで、さまざまな生物の特徴と生息環境について学ぶ) 
  • 動物コース(原生動物から大型動物まで、さまざまな学びを通してその仕組みについて学ぶ)
  • 植物コース(陸上生態系の礎をなす植物と菌類について、その種類・特徴・仕組み・生態まで広く学ぶ)

(6)専門研究科目
  • 生物科学の種々の科学分野における実験・卒業研究を通じて、知識の定着と実験技術を高めながら、課題解決の手法を学ぶ。

機械工学科

(1)将来の進路を見定めた「自動車工学コース」、「機械システムコース」、「エネルギーシステムコース」の3コースを開設している。

(2)機械工学の基幹科目を身に付け、それらを展開した実社会で役立つ応用科目を修得する。

(3)実験・実習を多数用意し、講義との融合をはかるとともに得られた成果を発表する場を設けている。

(4)専門基礎科目
  • 自動車工学コース(自動車工学の基礎を理解する)
  • 機械システムコース(制御、力学の基礎を理解する)
  • エネルギーシステムコース(エネルギーの基礎を理解する)

(5)専門展開科目
  • 自動車工学コース(自動車工学の応用技術を理解する) 
  • 機械システムコース(制御、力学の応用技術を理解する)
  • エネルギーシステムコース(エネルギーの応用技術を理解する)

(6)専門研究科目
  • 実験・卒業研究を通じて、知識の定着を図りながら、課題解決の手法を学ぶ。

情報電子工学科

(1)2年前期までに行う基礎専門科目の多くを必修とし、全学生にハードとソフトの基礎を身に付けさせる。重要な基礎科目では演習を設け、基礎学力の向上を目指す。
講義科目と演習科目の連携により、例題や応用を通して学習内容の理解を深め、基礎学力を定着させる。

(2)ITデザイン分野、先端エレクトロニクス分野、応用領域であるカーエレクトロニクス分野の3コースで構成し、最低限修得すべき単位数を設ける。

(3)専門基礎科目
  • 情報系基礎科目(コンピュータの基礎とプログラミングの基礎を理解する)(=実践的にコンピュータを用いたプログラミング演習や動作シミュレーションを行いながら、知識の習得と理解を容易にする。)
  • エレクトロニクス系基礎科目(回路の基礎と電子工学の基礎を理解する)

(4)専門展開科目
  • ITデザイン分野発展応用科目(情報工学と社会との関わりを理解する) 
  • 先端エレクトロニクス分野発展応用科目(電子工学と社会との関わりを理解する)
  • カーエレクトロニクス分野発展応用科目(自動車と制御の社会との関わりを理解する)

(5)専門研究科目
  • 演習・実験・卒業研究を通じて、知識の定着を図りながら、課題解決の手法を学ぶ。(=一人ひとりが実践的に実験やシミュレーションを行いながら、研究の面白さを体感する。さらに討論やプレゼンテーションを通して論理的に研修内容を発表する能力を涵養する。)

(6)基礎的に学ぶ領域を発展あるいは広げることができる。
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
石巻専修大学では、以下の方針に基づいて学生を受け入れます。
(1)本学での修学に必要な基礎学力を有している。知識・理解
(2)自分の考えを明確な言葉で表現できる。技能・表現
(3)物事を複数の視点から考察し、自分の考えをまとめることができる。思考・判断
(4)社会の諸問題に関心を持ち、大学における勉学を通じて、それを探求したいと考えている。関心・意欲
食環境学科…食や環境に関する諸問題に関心を持ち、大学における勉学を通じて、それを探求したいと考えている。
生物科学科…生命と生態系に関する諸問題に関心を持ち、科学教育に資する生物学と関連する種々の分野の科学に興味を持っている。
機械工学科…機械工学分野に興味を持ち、自分で工夫し、モノづくりや新しい仕組みづくりを探求したいと考えている。
情報電子工学科…情報社会を支える情報工学や電子工学に興味を持っている。
(5)自主的に学び行動する意志を持っている。態度・志向性
(6) 他者の意見を尊重できる。
(7)健康な心身を求める意志がある。健康・体力