生物科学科紹介

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生物科学科の学び
DNAからフィールドまで
生物を探究し、科学の言葉で伝える。

東北の私立大学では唯一、生物科学を総合的に学べる学科です。生き物をよく観察し、その「ささやき」に耳を傾け、生き物たちが進化の中で育んできた「生きる知恵」を学びます。フィールドを活かした実験・実習をとおして、 科学的探究力や科学の言葉で伝える力を養います。

生物科学科ブログへ
学生・教員の様子から実験・実習の様子まで、生物科学科の学生と、理工学研究科(大学院)の学生の日常風景をお伝えしています。


学びの特徴


新たに「生物資源コース」が誕生!地域産業の創出をめざす

生物資源コースでは、 未利用魚やミツバチなどを題材に、生物の可能性を社会に活かす方法について学びます。

さらに、生物生産システムの効率化やス マート化をとおして、地域産業の創出と持続的な成長に挑戦します。

海から山まで、フィールドに恵まれた石巻で実践的に学ぶ
大学の近くに海・川・山があり、実習に適したフィールドが広がっています。
生物と環境について「見て、触れて、感じて」学ぶことができます。

探究活動をとおして、科学コミュニケーションの力を養う
生物科学を題材としたプレゼンテーション実践の場を用意。
論理的に考えて、自分の考えを正しく分かりやすく伝える力を養います。

身につけられる力
科学を探究する力
「なぜだろう?」から始まり、自分で考え、分析して、謎を解く。その経験をとおして、科学的に考えて探究する力を養います。

科学を伝える力
「バイオサイエンスコミュニケーション」や学びの集大成である「卒業研究」によって、情報を正しく伝える力を養います。
学び続ける力
生物そのものや生物と社会問題など、広く興味を持ち学ぶことをとおして、生涯にわたって学び続けることができる力を養います。


特色ある授業
特色1年 1年次生全員が対象。森の種類(植生)を見分けること、森を構成する植物の形態を観察し種を見分けることなどを目的としています。
海洋生物学実習6 1年次生全員が対象。磯と干潟、2つのグループに分かれ、それぞれ身近な海の自然環境やさまざまな生物を観察します。
10 P27 STEP 1年次生全員が対象。2つのグループに分かれ水田で採取した水の顕微鏡を使っての生物観察と水質調査を行います。
 □生物科学概論
特色2年 学科教員が体験談を交えて、様々な角度から生物の謎に迫る方法を解説。生物と社会との関わりなどについても考えます(2年次)。
 □バイオサイエンスコミュニケーション
特色3年 プレゼンテーション演習によって、論理的に考える力や、正しく分かりやすく伝える力を養います(3年次)。

マイストーリー_生物科学_渡邊さん149 本学科では24もの研究室があり、学生一人ひとりの可能性をひろげるとともに、きめ細やかな実践的な教育を展開しています。

学びのステップ

生物科学科では、生物科学の基礎を学んだうえで、様々な応用分野の学びを深めるためのステップを用意しています。

1年次
なぜ大学で学ぶのか 何を大学で学ぶのか

生物・化学・数学など、サイエンスの基礎を幅広く学びながら、教養を深めます。
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2年次
コース専門領域の科目を体系的に学ぶ

遺伝学、生態学、生理学などについて、基礎から体系的に学びます。
実験での体験をとおして、生物を多角的に分析する手法を身に付けます。

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3年次
実践力と応用力を身につける

それぞれのコースで、深く広く専門知識を身に付けていきます。
研究室に所属して、卒業研究に向けた準備を始めます。

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4年次
学びの集大成として卒業研究に取り組む

それぞれの研究室で研究テーマを決定。
試行錯誤を繰り返した研究をまとめて、発表を行います。
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★文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」への対応はこちらをご覧ください。
5つのコース

海洋生物・環境コース

学びの分野
・魚類  ・ベントス  ・プランクトン
・二枚貝  ・河川・海洋環境の保全
・人為的インパクト  ・藻場・干潟
・生態  ・系統分類  ・ブルーカーボン


石巻のフィールドを活かして実践的に学ぶ
多様な授業や実験をとおして、海洋環境や海洋生物の分類・生理・生態・生殖・発生に関する幅広い知識を身につけます。また、生き物や自然に直接触れながら実践的に学ぶフィールドワークを実施し、海洋生物に対する理解を総合的に深めていきます。
実習は、1年次に石巻市内での臨海実習、3年次には磯場でのベントス(底生生物)調査、湖沼の生物調査、潜水による自然調査などを実施しています。海洋生物の保護、海洋環境の保全・再生・修復、生物資源の有効活用などを学び、社会に貢献できる創造的な能力を身につけます。


将来的には水産関連事業や、環境アセスメントなどの環境評価・調査事業での活躍が期待されます。また、水族館の飼育員をめざすこともできます。
(過去の就職実績:仙台うみの杜水族館、加茂水族館、京都水族館、DMMかりゆし水族館)。
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動物・植物コース

学びの分野
・野生動物  ・昆虫  ・モデル植物
・生理  ・生態  ・発生    
・遺伝  ・分類  ・進化  

・保全と管理  ・生物多様性

宮城県内の豊かなフィールドで生き物の「つながり」に迫る
動物は植物を食べ、植物は動物を利用します。動物も植物も同じ集団の中で助け合いながら争い、ほかの生物と持ちつ持たれつの関係を発展させることで、しなやかにたくましく生きています。この生き残りをかけた戦略を、集団・個体・器官・組織・細胞・遺伝子といったさまざまなスケールで見ることで解き明かしていきます。
動物や植物の生態・生理・発生・分類・進化についての知識を深め、研究調査法について実践的に学びながら、生物観察や行動調査などをとおして生き物の営みをさまざまな視点と方法で探ります。

将来的には農業・畜産関連事業、環境アセス メントなどの環境評価・調査事 業、バイオテクノロジーを活かした 医薬品関連事業、動物園・植物園 などでの活躍が期待されます。
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微生物・生命分子コース

学びの分野
・DNA  ・ゲノム  ・カビ  ・原生生物
・細胞性粘菌  ・微生物資源
・分子生物学  ・遺伝子工学

・分子発生学  ・バイオテクノロジー

ミクロな視点から生命現象の謎に迫る
細胞粘菌やヒゲカビ、極限環境で生きる微生物などの個性的な生物の発生・生理・進化について、分子レベルから探究することにより生命への理解を深めます。授業・実験・実習をとおして、微生物の構造、反応、その検出法、観察法、培養法について学びます。また、微生物や分子としてのDNAを深く理解し、遺伝子組換え、ゲノム編集、ゲノム創薬、オーダーメイド医療など、現代社会に欠かせない応用技術についても学びます。バイオテクノロジーを創造する力は、食を支えるライフサイエンスや新しい医療、さらには社会貢献へとつながります。

将来的には微生物や生命分子に関しての幅広い学びを活かして、バイオ関連企業や環境調査・医薬品関連事業での活躍が期待されます。また、食品衛生管理者・監視員の資格が取得しやすいコースとなっています。
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生物資源コース

学びの分野
・地域ブランド  ・未利用魚  ・深海魚
・ミツバチ  ・森林資源
・スマート産業  ・生産システム  ・ライフサイクルアセスメント


生物の可能性を社会へ、地域産業の創出をめざす
地域の声に耳を傾け、自ら課題を見つけ、考え、行動する力を育てます。脱炭素・資源循環を軸に、ブルーカーボンやICTを活用した生物生産システムなど、生物や環境を「資源」として未来に活かす方法を学びます。教室を飛び出し、石巻のフィールドで学ぶ実践教育をとおして、農林水産業の効率化やスマート化、環境対策と経済成長の両立に挑戦します。ミツバチや未利用魚の利用など、地域産業の創出や地球の環境再生・持続的成長に貢献できる人材の育成をめざします。

将来的には水産業・養殖業、加工・流通・開発・販売、地域ブランド創出といった幅広い食品関連分野や資源管理等を担う公的機関などでの活躍が期待されます。
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自然科学コース

学びの分野
・理科教員養成  ・化学  ・物理
・生化学  ・無機化学  ・有機化学
・物理科学  ・数理モデル  ・科学コミュニケーション


サイエンスを幅広く学び、「考える力」「伝える力」を養う
中学理科と高校理科の教員免許が取得しやすいカリキュラム構成です。また、「分野を問わず幅広くサイエンスを学びたい」「化学や物理の実験・研究もしてみたい」という想いを実現することができます。1年次から化学・物理・数学などをしっかりと学び、2年次以降は自分の興味に応じた専門科目を履修します。友人・教員との議論やプレゼンテーション演習をとおして、自ら「考える力」、わかりやすく人に「伝える力」を養います。自然科学を根本から学ぶことによって、「なぜだろう?」という疑問を大切にし、生涯学び続けることができる人材の育成をめざします。

将来的には中学・高校の理科教員としての活躍が期待されます。また、幅広く学んだ知識や科学的な思考力を活かして、研究開発職や市役所職員をはじめとしたの公務員など、多様な分野での活躍が期待されます。
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資格支援
取得できる資格
  • 中学校教諭一種免許状(理科)
  • 高等学校教諭一種免許状(理科)
  • 食品衛生管理者(任用資格)
  • 食品衛生監視員(任用資格)
  • 学芸員
  • 自然再生士補
  • 甲種危険物取扱者(受験資格)




取得を支援する資格
  • 生物分類技能検定
  • バイオ技術者
  • バイオインフォマティクス技術者
  • 潜水士
  • SCUBAダイビングライセンス
  • 公害防止管理者




主な就職先
さまざまな進路支援プログラムで学生の夢の実現をサポート。
学生一人ひとりが自らのライフプランを考え自信を持って就職活動に臨めるよう、さまざまな就職支援プログラムを用意しています。

生物科学科の就職希望者に対する就職決定率(2025年3月卒業生実績)
100%
主な就職先・進路 
・仙台うみの杜水族館
・鶴岡市立加茂水族館
・京都水族館
・中学校理科教員(宮城、仙台、 岩手、山形、福島、秋田、青森など)
・私立高校理科教員(仙台育英学園、古川学園、大崎中央など)
・青森県庁(水産職)
・秋田県庁(水産職)
・北上市役所
・日光市役所
・埼玉県警本部
・東京動物園協会
・小岩井農牧

・全農宮城県本部
・宮城県漁業共同組合
・仙台水産
・石巻魚市場
・東京電力ホールディングス
・東北緑化環境保全
・UHA味覚糖
・バイタルネット
・アキタフーズ
・大学院(石巻専修大学大学院、福島大学大学院、山形大学大学院、広島大学大学院など)
詳細な就職情報は こちら から
在学生・卒業生の声
無題-1
無題-2
無題-3
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無題-6
無題-7
無題-8


関連情報

公開情報
取得できる学位
学士(理学)
入学定員
130名

紹介動画
実習授業紹介
△植物実習紹介
△海洋生物実習紹介(渡波海岸編)
△海洋生物実習紹介(万石浦編)
△動物実習紹介
△海洋生物・環境科学実習(ベントス調査編)
△海洋生物・環境科学実習(海洋環境調査編)
△海洋生物・環境科学実習(湖沼調査編)
△潜水調査実習

卒業生紹介
「水族館で働きたい あなたへ」~大学選びの決め手から、現在の様子~(生物科学科 卒業生インタビュー)
石巻専修大学の卒業生は在学中に学んだことを活かし、社会と自分らしくつながり、個性(カラー)を発揮した活躍をしています。 今回は東北の私立大学で唯一、生物科学を学ぶことができる生物科学科の卒業生を紹介します。
大学の授業をのぞいてみよう
[大学の授業をのぞいてみよう:菌類を知ることから始めよう!]
高校の教科書ではほとんど触れられない菌類は、実は身近な存在です。その菌類に関して生態的・系統的位置付けを先ず解説し、基本構造・生活環・人間生活との関わり(有益性と有害性)について紹介します。
【 宮嵜 厚 教授(菌類発生生理学研究室)】
研究室紹介
[ミズクラゲの生活史と生態]
プランクトンは水中を浮かび漂う小さな生命体で、装飾品のように美しい形をした種も多くいます。
プランクトンは、食物連鎖を通じてすべての海の生命を支え、地球環境の形成にも大きな役割を果たしています。中には、環境、食糧、エネルギー問題の解決に役立つことが期待されている種もいます。
当研究室では、プランクトンの働きを調べることで様々な海域の生態系のしくみを解明し、人類社会への有効利用法を探る研究をしています。
【 太田 尚志 教授(海洋浮遊生物研究室)】

[ニホンジカの角と薬効]
”形あるものに機能あり”。肉眼、顕微鏡レベルで、動物の形態を解析し、そこから、機能を明らかにしていきます。

現在は、牡鹿半島のニホンジカの生態調査を始めとし、大動物から小動物までの特に免疫系の機能について研究を行っています。
【 奈良 英利 教授(動物機能組織学研究室)】
[植物のかたちを決める遺伝子]
植物が種としての形を維持しながら環境に応じて姿を変える仕組みについて、シロイヌナズナを材料に研究しています。

遺伝子が壊れて光への反応が変化し、大きさや枝分かれの仕方、花のつき方などが変わった変異体を解析することで、環境に柔軟に対応する植物のしなやかな戦略に遺伝子から迫ります。
最終目標は光と遺伝子で植物の新しいかたちを作ることです。
【 中川 繭 准教授(植物発生遺伝学研究室)】
[ヒゲカビとは]
カビは酵母やキノコと同じ仲間で、まとめて真菌類と呼びます。
真菌類のうち巨大で知られるヒゲカビは、その器官形成や有性生殖(接合)が光・重力・温度などの環境刺激によく応答することから、モデル生物の1つと捉えられています。 また、それらプロセスには細胞壁合成・分解・修飾のバランスが重要であり、ヒゲカビ細胞壁の主成分であるキチンに着目しています。
野生株と変異株の反応を比較しながら個体・細胞レベルおよび分子レベルで仕組みを探っていきます。
【 宮嵜 厚 教授(菌類発生生理学研究室)】