食環境学科紹介

食の安全と自然環境を守るための科学と技術を学ぶ

化学や生物学などの基礎科学をしっかり身につけたうえで、自然環境の保全・再生、食の安全と品質保証のための分析化学、加工・製造のための食品工学など、食と自然環境のカガクを学びます。

学科 DATA

取得できる学位

学士(工学)

入学定員

40名
(令和4年度以降学生募集停止)

カリキュラム

講義要項(シラバス)

こちらから閲覧できます。
※プルダウンメニュー「開講所属」から学科名を選択してください。
※現在開講している授業科目に関して掲載しています。

取得可能な資格

所定の課程を修了することで取得できる資格です。
  • 食品衛生管理者(任用資格)
  • 食品衛生監視員(任用資格)
  • 食品衛生責任者
  • 甲種危険物取扱者(受験資格)
  • フードスペシャリスト(受験資格)

取得を支援する資格

いくつかの授業で関連する知識・技能を習得できます。
  • 放射能取扱主任者
  • 環境計量士
  • 検査分析士
  • 化学分析技能士
  • 公害防止管理者
  • 潜水士
  • SCUBAダイビングライセンス

想定される卒業後のフィールド

食品製造加工、食品分析検査、環境調査・分析、環境保全などをはじめ、化学関連、医薬品関連企業、公務員など、化学や生物の基礎力をいかした幅広い分野に進めます。理工系として理数教育をしっかり行っているので、食品関連機器を扱っている機械・電子機器メーカーや情報関連企業でも活躍できます。

学びのポイント

POINT 01
理学・工学の視点から食と自然環境の問題にアプローチ
化学や生物学などの理学的視点と、応用や技術開発をめざす工学的視点から、食や自然環境の問題を「カガク」します。
POINT 02
キーワードは、「食」「自然と環境」「人の役に立つ化学」!!
食・環境・化学分野のスペシャリストを擁する学科です。“新しい食を創りたい”、“自然と環境を守りたい”、“化学のチカラで人の生活の役に立ちたい”といったここだけにしかない学びがあります。自然環境の保全と食品工学がコラボした野外実習や化学分析実習などがあり、実践的に学びます。
POINT 03
さまざまな分野で活躍できる技術者・管理者を養成
「食品分析コース」「食品工学コース」「水環境コース」の3コースを設置。食の安全評価、栄養分析、食品工学、食や環境の放射能計測、水と自然をまもる研究、グリーンケミストリーなど多彩なテーマから自分の学びを選択し、知識と実践力を深めることで、理工系のさまざまな分野で指導的役割を担う人材を育成します。

コース紹介

 
食品分析コース

食の安全の基本となる食品成分分析や放射線測定などの技術者を育成します
学びの分野
  • 分析化学
  • 化学環境学
  • 食品分析化学
  • 環境放射能計測学

【食環境学科】食品分析コース
「食と環境の安全をまもる」をキーワードに、食品などを材料とする数多くの実験を通じて、分析化学や放射線の化学を学んでいきます。単なる分析法の習得だけでなく、分析法の原理、得られた値の評価や意味などを理解し利用できる化学の技術者を養成する東北では数少ないコースです。化学の知識をベースに食品関連業界で活躍できる人材、環境分析のエンジニア、食や環境の安全を支える放射能計測の技術をもつ人材を育成します。
将来的には
食品成分や添加物、放射能等の分析技術者、食と環境の安全と安心をまもる専門技術者としての活躍が期待されます。
 
食品工学コース

食品のおいしさや機能性をカガクし、新しい食品を創造する技術をもった食品工学技術者を育成します
学びの分野
  • 食品製造技術工学
  • 食品レオロジー
  • 食品加工学
  • 食品微生物学
  • 食品流通と品質保証

【食環境学科】食品工学コース
食材の生産、加工、評価方法に必要な知識と技術を学ぶことで、新しい食品の製造と開発に活躍できる人材を育成します。さらに地元石巻ならではの食材を生産し、それを利用した商品開発や、栄養と食感に着目した機能性食品の研究など、実践的に学ぶことができます。
将来的には
食品の生産・加工・流通を支える技術者・開発者として、食品メーカーや食品流通関連企業での活躍が期待されます。
 
水環境コース

森・川・海の自然環境調査や水質の浄化、“自然をまもる”技術を身につけた環境管理者を育成します
学びの分野
  • 環境調査法
  • 化学環境学
  • 水質環境工学
  • 生物環境工学

水環境コース
「自然からしくみや知恵を学び、環境問題に応用していくこと」をキーワードにして、森・川・海の環境生態工学、自然環境の
保全・再生学、水質の浄化、生物由来の資源を使いやすいエネルギーに変える技術などを学ぶことができます。また東日本大震災によりダメージを受けた自然の回復や新たな養殖業への挑戦、絶滅危惧種の保護にも取り組んでいます。
将来的には
環境コンサルタント(自然環境保全系)、水処理分野などの専門職での活躍が期待されます。