2014.1.20~27 大矢根ゼミナールによる2013年度ゼミ活動・卒論報告会

専修大学人間科学部社会学科大矢根ゼミナール(災害社会学のゼミナール)に所属する私たちは、2012年度からの2年間、災害や戦争、地域開発や文化変容など、様々な領域の事象にそれぞれが着目し、卒業論文としてまとめて来ました。また、ゼミ活動として東日本大震災と向き合い、宮城県石巻市に位置する石巻専修大学との合同ゼミを行いその成果の一部もまとめてみました。本展示は、これらの活動の成果をご報告したく企画したものです。

1. 東日本大震災に対峙したゼミの活動記録

石巻専修大学を訪問し、経営学部李東勲ゼミと合同ゼミを開催しました。被災地踏査した様子をとりまとめ、地図・写真を展示します。

  写真1. 宮城県石巻市踏査記録①       写真2. 宮城県石巻市踏査記録②

 

2.2013年度卒業論文(大矢根ゼミナール:災害社会学) の概要報告(サマリーの展示)

◇生活防災によって再構築される「おらが学校」精神
◇浸水常襲地域における「避災」体制
◇首都直下型地震への若者の防災意識
◇風評被害により変容した観光の可能性
◇台日交流古民家移築における社会関係資本
◇大磯町における「近助」から生まれる共同性
◇中野島稲荷神社の例大祭にみられる公共性的萌芽
◇中野島青年会の自主独立性
◇高層マンションにおける自主的コミュニティ空間の役割
◇現代の若者像の考察
◇ゆとり教育からみる地域社会の厳格主義
◇大東亜戦争末期に生きた祖母のライフストーリー
◇女子プロ野球の「長老」のライフヒストリー

◆指導教員による卒論講評/指導教員の研究紹介コーナー

     写真3. 卒論概要の展示

 

3.阪神・淡路大震災、 神戸市長田区御蔵(大規模延焼)地区の復興の今

社会調査士実習の授業の一環として現地インタビューを行い、その成果をDTP(卓上出版)でまとめました。履修生の力作を展示します。合わせて、今年まで約10年間の授業成果報告書・各年版も展示します。

     写真4. 報告書の展示

 

4.基礎ゼミナール(一年生必修:大矢根クラス)成果報告書

本を読み、レジュメを作成・配布して報告・議論を重ね、小論を執筆して、それらを一冊にまとめて授業の修了小論集を各自でとりまとめてみました(DTP)。力作を展示します。

 展示期間中は、学内外問わず多数の方々にご来場いただき、研究内容を多くの方々に発信することができました。
今回このような貴重な機会をいただきありがとうございました。

写真5. 大矢根教授によるゼミ生へのメッセージ     写真6.展示物の説明

(文責:浜岡百合子 社会学科4年)

★ゼミ生紹介(敬称略)
星野凌汰・前田由香理・小林孝輝・五十嵐海香・篠﨑瑞貴・吉原絵美・浜岡百合子・木下亜紀・太田裕子・佐藤詠海・堀込瞳・大野由佳