嶋根克己ゼミナール:社会意識の研究を中心とするゼミナール

 

◆内容

 本ゼミナールは、社会意識という観点から現代社会を理解し、分析しようとするゼミである。したがって研究の具体的な対象よりも、それぞれの研究の視角や姿勢においてゼミの内的な統一が図られている。履修者は、さまざまな社会事象を研究対象とすることができる一方で、自分なりの研究テーマやアプローチを発見することが大変難しいということはあらかじめ承知しておいてほしい。

 

◆進め方

 ゼミナールは、論文構想、研究経過、執筆した論文を発表し、相互に批評することで進行している。したがって各自がはっきりとした問題意識を持ちながら、研究し、執筆していく姿勢が必要とされる。卒業までに、今回の課題論文、懸賞論文(3年次夏)、卒業論文構想(3年次末)、卒業論文(4年次冬)を執筆し、報告することが要求される。またディベートやプレゼンテーションなども適宜実施される。毎年3泊4日の夏合宿が実施されている。

 

◆2012年度卒業論文のテーマの一部

 「なぜ若者は結婚しないのか~リスクヘッジと自由恋愛がもたらす結婚難~」
 「マンガ表現技法と認識の枠組~内面化された読解の文法~」
 「戦略的行為としての『粧い』の有用性―いつか男も<女>になる―」
 「改正臓器移植法の問題から見える人と人との関わり」
 「『結び文化』から再考する日本人のつながり」