大学院

文学研究科地理学専攻(修士課程/博士後期課程)において、地理学をさらに深めて学んでいくことができます。

充実した教育体制

 専任スタッフ9名と兼任講師5名によるバランスの取れた特色あるカリキュラムを展開しています。
 指導教員と研究について相談する時間を十分に持つことが出来ます。指導教員以外の教員との研究上の交流も盛んで、多角的に研究テーマを深めていくことができます。
 単位互換協定校(法政大学、明治大学、駒澤大学、日本大学、国士舘大学)の地理学関連の授業科目を聴講して単位が認定されます。
 院生研究室において、各自にデスクスペースが提供されます。


様々な財政支援

 専修大学の卒業生は入学金が免除されます。また、学費の分割納入(4期)の制度があります。
 奨学金制度(授業料相当額の3分の1など各種)、学会発表助成(交通費、宿泊費ほか)、研究成果の刊行助成、年三回の専攻内研究発表会の実施など、研究活動をバックアップする体制を整えています。


資格の取得

 専門地域調査士の資格認定に対応したカリキュラムになっています(修士課程の修了、3年以上の実務経験、論文の公表が必要)。
 所定の条件を満たすことで、GIS専門学術士の資格を取得することができます。


大学院生の生活

 修士課程で取得すべき単位は2年間で30単位以上です。授業は学部生より少なくなり、自分で自由に使う時間が多くなります。
 地理学専攻生は院生研究室と空間情報処理室、地理学実験室が利用できます。院生研究室に各自のデスクスペースを持ち、ここを拠点に研究活動を展開します(なお、院生研究室と空間情報処理室は現在建設中の新棟に移転します)。
 学部の授業を受講して、教職等の資格に必要な単位を取得する院生もいます。


近年の修士論文の題目

・御坂山地西部,四尾連湖の発達史と地すべり変動
・上高地・岳沢下部に発達する崩壊性大型ローブの地形・地質学的研究
・房総半島南東部における完新世河岸段丘の形成過程
・赤石山脈,仙丈ヶ岳北部薮沢に発達する礫層の再検討
・第三セクター鉄道の存立基盤と今後の展望-沿線環境と経営実態の分析-
・神奈川県久野川流域におけるイノシシの出没と耕作地での行動特性
・植物珪酸体分析から見た中部ルソン島、パイタン湖における過去およそ2460年間における植生変遷
・旧河道の乾陸化にともなう立地環境の変化と陸上植生 ―北海道西別川を例に―
・農山村における文化的景観の保全活動と景観分析を通じた活動の展望
―静岡県浜松市大栗安地区における棚田保全活動を事例として―


大学院修士課程修了後の進路

◎大学院修士課程
 ・博士課程へ進学:専修大、明治大、筑波大、国学院大、京都大、東京農工大など
・就職:教員、公務員、民間企業(地理学関連コンサルタント会社など)
 ◎大学院博士課程
・就職:教員、公務員(研究職)、大学教員

試験制度と日程

 修士課程の入学試験は7月、10月、2月に三回実施されます。このうち7月の試験は、学内の4年生向けであり、3年次までの成績が一定の基準を満たしているものを対象に筆記試験が免除されます。また、博士課程の入学試験は2月に実施されます。

 修士課程、博士課程それぞれにおいて、一般入学試験に加えて、社会人入学試験、外国人留学生入学試験を実施しています。

 詳しくは、以下をご覧ください。

大学院入学試験情報