CALL教室概要

CALLとは、Computer Assisted Language Learningの略語で、コンピュータを活用した外国語学習を指しています。
CALL教室・自習室の利用は、学生が自身のノートパソコン等を持参して利用する、「BYOD(Bring Your Own Device)パソコン」での利用となります。
また、CALL教室・実習室では、CALL機能、オーディオ・ビジュアル機器などの設備を整え、機器やメディアを使って外国語を学ぶ環境を提供しています。

CALL教室のシステム

各教室共通

CALL教室は、令和6年度からBYOD(Bring Your Own Device)パソコンでの利用となり、学生が自身のノートパソコン等を持参して授業を受講することとなります。
CALL教室では、語学4技能学習支援システム『CaLabo MX』を使用した語学4技能「聞く」「話す」「書く」「読む」に特化した授業が行われています。
CaLabo MXは、ノートパソコンやスマホなど可搬性のあるモバイル端末に対応しており、CaLabo MXにより、
  • 学習者一人ひとりの画面や発音をチェックするモニタリング機能
  • 英語4技能の学修に対応したアクティビティ機能
    • 「聞く」…音声速度や音量の調整、A-Bリピートなどのリスニング機能
    • 「読む」…単語の早引きや単語帳への登録、習得済み単語の色分け
    • 「話す」…発音矯正や、質問に口頭回答。音声認識による一部のアクティビティでの自動採点
    • 「書く」…ディクテーションや質問に対する筆記回答、英単語の書き取り、自動採点
  • 学習者PCの画面上や音声による指示も可能な個別指導機能
  • 2人以上のグループで、会話やチャットしながら協働作業ができるグループワーク
  • コンピュータ上での教材の配付や、課題の提出などが行なえるファイル管理機能

…などを活用した、効果的で効率的な語学学習を実現しています。

AVシステムとしては、DVD・Blu-ray・CD・教材提示装置等が備わっており、様々なメディアを活用した授業が展開されています。
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各キャンパスのCALL教室

生田キャンパスCALL教室A56席
CALL教室B48席
CALL教室C48席
CALL教室D20席
CALL自習室 
情報コアゾーン1・情報コアゾーン2(10号館1階)
※情報コアゾーン1は、グループ学習に対応した自学自習スペース。
※情報コアゾーン2は、発話を伴う語学学習等の個人自習用スペース。

神田キャンパスCALL教室43席
CALL教室2
36席
CALL自習室 
グローバルB・C(10号館15階グローバルフロア)
※簡易なCALL教室機能を有する教室。
※パーティションを開けて、1教室として使用可。
各18席
(36~42席 ※1教室での使用時)

CALL教室の沿革

1963(昭和38)生田キャンパスにLL教室を開設するために、学内にLL装置設置委員会を設置。
1964(昭和39)生田キャンパス2号館2階に、フルラボ1教室50席、ヒヤリングブース60席、録音室、編集室を備えた「専修大学視聴覚教室」が誕生。64年度の授業からスタート。
1973(昭和48)神田新キャンパス地下1階に、中央の調整室をはさんで左右に、38ブースを備えた同じ規模の2教室が新設、同年11月から授業が開始。
1981(昭和56)新1号館建設を機に、地下1階に本学独自の構想(専修大学方式センターコミュニケーションシステム)に基づいた視聴覚教室(LL教室)が新設。
1993(平成5)12月にLL教室 整備小委員会発足。CALL、MALLにも対応できるLL教室として、新機種の導入を決定。
1996(平成8)夏期休暇中に改修工事を行って、後期授業から実験的に使用。
1998(平成10)カリキュラムに則った正規の授業に使用。
2001(平成13)神田キャンパスでも9月に全面的なリニューアルが行われ、さまざまな外国語学習に対応できる最新式のCALL教室が実現。各ブースにはコンピュータとLLユニットを備えデジタルサーバーに蓄積された音声教材、ビデオ、DVD、インターネットやCD-ROMなど、さまざまなメディアを利用した多彩な語学学習が可能となった。
2006(平成18)9月に生田キャンパス4教室・神田キャンパス1教室の全てのLL教室および自習室をフルデジタル化。これにより、ユビキタス時代に対応した自宅学習も可能になった。
LL教室Aに同時通訳システムを導入、通訳ブースを設置。
2014(平成26)4月に情報科学センターとシステム統合し、IDの統合管理を稼動。全教室・施設のPCおよびAV機器のリニューアル。LL教室開設50周年を機に、CALL教室に名称変更。
2018(平成30)4月に教育研究用コンピュータシステム更新に伴い、全教室・施設のPCのリニューアル。神田キャンパスにCALL教室2を設置(旧CALL教室はCALL教室1に名称変更)。
9月に英語eラーニングシステム更新に伴い、教材コースを6コースに拡充。
2020(令和2)神田キャンパス10号館15階グローバルフロアに簡易CALL教室機能を備えた2教室(パーティション開放によって1教室使用可)を設置。
2024(令和6)※予定4月に教育研究用コンピュータシステム更新に伴い、全教室・施設に無線LAN環境を整備し、BYOD(Bring Your Own Device)によるPC利用に移行。クラウド型の新CALLシステムを導入。