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歴史学科の院生・学部生がゼミナールで実施しているプロジェクトを紹介するページです。

以下、飯尾ゼミ/田中ゼミ/樋口ゼミ/新井ゼミ(2016年3月まで)/の活動リストです。



  ■専修大学『二年律令』研究会(飯尾ゼミ)
飯尾ゼミ(大学院ゼミ)が8年間にわたって取り組んだ壮大なる中国古代史研究プロジェクトです。その最初の活動として、前漢初期(前2世紀)にまとめられた法律集で、竹簡に記された『二年律令』の訳注を作成することにしました。その成果は、専修大学歴史学会の会誌『専修史学』の35号(2003年11月)に掲載され、その48号(2010年3月)で完成しました。

  • 「張家山漢簡『二年律令』訳注(1)―賊律―」(『専修史学』35号、2003年11月)
  • 「張家山漢簡『二年律令』訳注(2)―盗律―」(『専修史学』36号、2004年3月)
  • 「張家山漢簡『二年律令』訳注(3)―具律―」(『専修史学』37号、2004年11月)
  • 「張家山漢簡『二年律令』訳注(4)―賊律―」(『専修史学』38号、2005年3月)
  • 「張家山漢簡『二年律令』訳注(5)―収律・シュウ【=しめすへんに集】律・錢律・置吏律・均輸律・傳食律―」(『専修史学』39号、2005年11月)
  • 「張家山漢簡『二年律令』訳注(6)―田律・口市律・行書律―」(『専修史学』40号、2006年3月)
  • 「張家山漢簡『二年律令』訳注(7)―復律・賜律・戸律―」(『専修史学』41号、2006年11月)
  • 「張家山漢簡『二年律令』訳注(8)―コウ【=交に枚のツクリ】律・傳律・置後律―」(『専修史学』42号、2007年3月)
  • 「張家山漢簡『二年律令』訳注(9)―爵律・興律・ヨウ【=にんべんに揺のツクリ】律―」(『専修史学』43号、2007年11月)
  • 「張家山漢簡『二年律令』訳注(10)―金布律―」(『専修史学』44号、2008年3月)
  • 「張家山漢簡『二年律令』訳注(11)―秩律・史律―」(『専修史学』45号、2008年11月)
  • 「張家山漢簡『二年律令』訳注(12)―津關令―」(『専修史学』46号、2009年3月)
  • 「張家山漢簡『二年律令』訳注(13)―釈文校訂―」(『専修史学』47号、2009年11月)
  • 「張家山漢簡『二年律令』訳注(14)―訳注補訂―」(『専修史学』48号、2010年3月)
  • 「『嶽麗書院藏秦簡(參)』訳注(1)―第一類 案例〇一『癸・瑣相移謀購案』―」(『専修史学』59号、2015年11月)
  • 「『嶽麗書院藏秦簡(參)』訳注(2)―第一類 案例〇二『尸等捕盜疑購案』―」(『専修史学』61号、2016年11月)
  • 「『嶽麗書院藏秦簡(參)』訳注(3)―第一類 案例〇三『猩・敞知盜分贓案』―」(『専修史学』63号、2017年11月)

  ■専修大学関東大震災研究会(田中ゼミ)
田中ゼミ(大学院)において2007年より実施しているプロジェクトです。千葉県における市民グループがこれまで地域に根ざして進めてきた歴史研究とその成果について、聞き取りを中心としながら調査し記録しています。専修大学歴史学会の会誌『専修史学』45号より掲載されています。

  • 「関東大震災と習志野・船橋―朝鮮人虐殺事件の解明・追悼はいかになされたか(1)―」(『専修史学』45号、2008年11月号)
  • 「千葉県における関東大震災と現代―共同研究の概要と目的―」(『専修史学』45号、2008年11月号)
  • 「調査者とともにたどる関東大震災朝鮮人虐殺事件の地域(1)高津・大和田新田・萱田を歩く」(『専修史学』45号、2008年11月号)
  • 「関東大震災と習志野・船橋―朝鮮人虐殺事件の解明・追悼はいかになされたか(2)―」(『専修史学』46号、2009年3月号)
  • 「関東大震災朝鮮人虐殺研究の二つの流れについて―アカデミックなアプローチと運動的アプローチ―」(『専修史学』46号、2009年3月号)
  • 「千葉県における関東大震災と朝鮮人犠牲者追悼・調査実行委員会の活動―『いわれなく殺された人びと―関東大震災と朝鮮人』刊行まで」(『専修史学』46号、2009年3月号)
  • 「関東大震災と習志野・船橋―朝鮮人虐殺事件の解明・追悼はいかになされたか(3)―」(『専修史学』47号、2009年11月号)
  • 「朝鮮人虐殺の究明・追悼への取り組み―三山歴史サークルの西沢文子氏への聞き取り記録―」(『専修史学』47号、2009年11月号)
  • 「関東大震災と習志野・船橋―朝鮮人虐殺事件の解明・追悼はいかになされたか(4)―」(『専修史学』48号、2010年3月号)
  • 「船橋における関東大震災朝鮮人虐殺と在日朝鮮人による追悼運動について―船橋における慰霊碑建立と追悼式についての聞き取り―」(『専修史学』48号、2010年3月号)
  • 「調査者とともにたどる関東大震災朝鮮人虐殺事件の地域(2)―『軍郷』習志野を歩く―」(『専修史学』49号、2010年11月号)
  • 「調査者とともにたどる関東大震災朝鮮人虐殺ッジ県の地域(2)―船橋市営馬込霊園・船橋無線塔記念碑をあるく―」(『専修史学』49号、2010年11月号)
  • 「関東大震災と習志野・船橋―朝鮮人虐殺事件の解明・追悼はいかになされたか(6)―」(『専修史学』50号、2011年3月号)
  • 「千葉県における関東大震災と朝鮮人犠牲者追悼・調査実行委員会委員長 吉川清氏へのインタビュー記録」(『専修史学』50号、2011年3月号)
  • 「千葉県における関東大震災と朝鮮人犠牲者追悼・調査実行委員会の活動2―遺骨の発見と慰霊碑建立―」(『専修史学』51号、2011年11月号)
  • 「関東大震災と習志野・船橋―朝鮮人虐殺の解明・追悼はいかになされたか(8)―」(『専修史学』52号、2012年3月号)
  • 「千葉県における関東大震災と朝鮮人犠牲者追悼・調査実行委員会委員 平形千恵子氏へのインタビュー記録」(『専修史学』52号、2012年3月号)
  • 「『千葉県における関東大震災と朝鮮人犠牲者追悼・調査実行委員会』の活動について―高津・大和田新田・萱田フィールドワーク後の聞き書き―」(『専修史学』52号、2012年3月号)
  • 「関東大震災と習志野・船橋―朝鮮人虐殺の解明・追悼はいかになされたか(9)―」(『専修史学』53号、2012年11月号)
  • 「千葉県における関東大震災と朝鮮人犠牲者追悼・調査実行委員会―大竹米子氏への聞き書き」(『専修史学』53号、2012年11月号)
  • 「関東大震災時の中国人虐殺資料を読む―中央研究院近代史研究所所蔵『日本震災惨殺華僑案』第四冊―」(『専修史学』58号、2015年3月号)
  • 「関東大震災時の中国人虐殺資料を読む(二)―中央研究院近代史研究所所蔵『日本震災惨殺華僑案』第四冊―」(『専修史学』61号、2016年11月号)
  • 「解題 史料『日本震災惨殺華僑案』第四冊・附件二〜五号の内容とその意義」(『専修史学』61号、2016年11月号)

  ■専修大学南北アメリカ史研究会(樋口ゼミ)
樋口ゼミ(大学院・学部合同)が実施したプロジェクトです。ジムクロウ時代を生きたアフリカ系アメリカ人が二人の息子に送った手紙を翻訳し考察した成果、ゼミ合宿で毎年訪れている沖縄に関する聞き書きは、専修大学歴史学会の会誌『専修史学』に掲載されました。そのほか、沖縄に関する写真展などがあります。また、ゼミで読んだり議論した歴史的出来事に関する史跡を実際に訪れるというフィールドワーク(研修旅行)にも挑戦しています。詳細は、「こちらからどうぞ」をクリックしてください。

  • 「キャリー・マンリーからの手紙―母として、黒人として―」(『専修史学』42号(2007年3月号)---こちらからどうぞ
  • 「聞き書き ベトナム戦争拡大期の沖縄―伊江島の闘いをめぐって―」(『専修史学』45号(2008年11月号)---こちらからどうぞ
  • 「フレデリック・ダグラス自伝(1845年)―序文および書簡―」(『専修史学』49号(2010年11月号)
  • 「フレデリック・ダグラス自伝(1845年)―第1章〜第4章―」(『専修史学』51号(2011年11月号)
  • 「フレデリック・ダグラス自伝(1845年)3―第5章〜第9章―」(『専修史学』53号(2012年11月号)
  • 「フレデリック・ダグラス自伝(1845年)4―第10章―」(『専修史学』55号(2013年11月号)
  • 「フレデリック・ダグラス自伝(1845年)5―第11章・追補―」(『専修史学』57号(2014年11月号)
  • 「ジョセフィン・ナポレオン・レアリー伝(その1)」(『専修史学』59号(2015年11月号)
  • 「ジョセフィン・ナポレオン・レアリー伝(その2)」(『専修史学』61号(2016年11月号)
  • 「ジョセフィン・ナポレオン・レアリー伝(その3)」(『専修史学』63号(2017年11月号)
  • 『アメリカの奴隷制を生きる―フレデリック・ダグラス自伝―』(彩流社、2016年)


    本書は、逃亡奴隷であったアフリカ系アメリカ人、フレデリック・ダグラスが1845年に著した自伝の日本語訳です。2016年1月20日に出版されました。これは、ゼミ活動として2009年度より過去5年間にわたって継続してきたプロジェクトで、その成果は『専修史学』49号・51号・53号・55号・57号に掲載されてきました。本書は、2015年度にその翻訳文を全体的に見直して、出版まで漕ぎつけました。ダグラスの想いが詰まった英文を、いかにその微妙なニュアンスを損なうことなく、なおかつ日本語として読みやすく仕上げるかという課題を意識して、ゼミ生全員が熱く議論を交わしました。出版に際しては、ゼミ生自身が「まえがき」と「あとがき」も担当し、代表数名が出版社にも赴きました。全体として本書は、フレデリック・ダグラスという一人の「奴隷」が、奴隷制の過酷さを目の当たりにしながら、なおも自由への希望を捨てず、強固な意志でその鎖を振りほどき、逃亡を果たす様が、「人間らしく生きる」とは何かを我々に強く問いかけています。多くの人々に読んでいただければ幸いです。

  • 写真展示「沖縄100万の叫び」2007年11月13日〜22日 図書館本館3階ラウンジにて---こちらからどうぞ
  • アメリカ研修旅行--- こちらからどうぞ

  ■専修大学日本近現代史ゼミナール(新井ゼミ、2016年3月まで)
新井ゼミ(大学院・学部合同)が実施した2つのプロジェクトです。一つめは戦前から戦後にかけて継続して発行された回覧雑誌『さけび』を院生を中心に整理・分析・研究したものです。二つめは、新井研究室所蔵の軍事郵便(約8000通余)を、ゼミ生と院生が継続して解読し、研究を進めています。その成果には、専修大学歴史学会の会誌『専修史学』に掲載されたものや展示などがあります。

  • 「回覧雑誌『さけび』を読み込む(第1回)―戦前・戦後、44年続いた東京・大森の同人誌―」(『専修史学』35号、2003年11月)
  • 「一兵士の“ビルマ便り”を読む―小泉博美の103通の軍事郵便研究T―」(『専修史学』37号、2004年11月)
  • 「特集 軍事郵便研究」(『専修史学』43号、2007年11月)
  • 「パーソナル・メディアとしての軍事郵便―兵士と銃後の戦争体験共有化―」(『歴史評論』682号,2007年2月)
  • 『ケータイ世代が「軍事郵便」を読む』(専修大学出版会、2009年)

  • 「特集 軍事郵便研究U」(『専修史学』53号、2012年11月)




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