2018.06.11 Mon
教育TOPICS
【教育】「いしのまき学」第2部がスタート
~1回目 石巻魚市場 須能邦雄社長 「石巻の産業・水産業について」~
1年次を対象として4月から開講している「いしのまき学」。6月6日(水)から第2部がスタートしました。第2部の初回は、石巻魚市場 須能邦雄社長を講師に迎え、石巻の水産業の現状や課題とその取り組みについてお話していただきました。
学生たちは、漁業、養殖業など石巻における水産業や流通業の現状について知るとともに、東日本大震災による被害の大きさや復興に向けての取り組みについて理解と関心を深めました。
次回の「いしのまき学」は6月13日。石巻市などで自然エネルギー(太陽光)を利用した製品などを製造する東北電子工業株式会社の佐藤幸太郎会長をお招きし「地域企業の経営戦略」について講義をしていただきます。
【受講した学生の声】
■佐藤凪紗さん(理工学部生物科学科1年次・宮城県聖和学園高校出身)水産業の中には、漁業、養殖業から水産加工業、流通業までの一連の産業が含まれていることを初めて知りました。さらに流通に関しては、産地魚市場と消費魚市場では全く違う業務が行われていることがわかりました。
最近話題の寄生虫のアニサキスについてや雇用確保に向けてインターンシップの受入れを行っていることなどのお話も聞けて、水産業に関する知識を深めることができました。
■中野舞さん(人間学部人間教育学科1年次・宮城県登米総合産業高校出身)
水産業の流れが良くわかりました。特に流通面について、産地魚市場は原料となる魚を、消費地市場では商品化された魚を販売していることなど様々な違いを理解することができました。
また、石巻地域の水産業の現状について、震災後、従業員減少や販路回復などの課題があること、その回復にむけて数々の取り組みが行われていることについても知ることができ、水産業に興味がわきました。