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地誌学ゼミナール [担当:山本 充]

ゼミナール名称地誌学ゼミナール
研究テーマ地誌学ゼミでは、地域の個性を明らかにしようとします。その対象は、日本だけではなく世界に及び、川崎市多摩区から東京大都市圏、関東、日本など多様なスケールの地域です。地域は、自然の諸要素、そして人間の営みによって創り出された諸要素が互いに関連しあって個性を放ちます。地誌学ゼミでは、こうした地域を総合的に把握しようと試みます。また、ある地域を特徴づける要素が、水稲作であれば水稲作を中心に、観光であれば観光に焦点を当てて地域にアプローチしていきます。したがって、我々のメンバーの扱うテーマは多様です。
ゼミナール所属文学部環境地理学科
学習内容毎週行われるゼミナールにおいては、4年生は卒業論文の進捗状況を報告します。また、3年生は、自分の関心のある地理学論文を紹介することで、論文のテーマ設定、構成、分析手法を学び、卒業論文作成に備えます。

定期的にエクスカーションを行います。地図を手に、都市や農村を歩き、景観を観察し、また、その場にいる人に話を聞くことで、その場の特性を捉えようとします。経験を積むことで、何気なくみていた風景の意味が理解できるようになります。また、自分の卒業論文で取り組むテーマを発見する機会にもなります。
ゼミ生の人数4年生5人(すべて男性)、3年生7人(うち女性4人)
開講日時など毎週水曜日5限
卒業論文・卒業研究大学における4年間の勉学の集大成として卒業論文を位置づけることができます。卒業論文のテーマは、個々の学生の興味関心に基づき、自ら決定します。2015年度の卒業論文のテーマは、以下の通りです。
・高齢化の進展した都市における高齢者の移動形態ー神奈川県藤沢市を事例として
・東京都八王子における商業機能の分布変化
・長野県における公立小中学校統廃合の動向と地域における学校の意義
・埼玉県秩父市栃本集落における景観の持続性
・ドイツ・ハイデルベルグにおける中心商業地の変容
・富士山麓、山梨県鳴沢村富士河口湖町における農村居住の進展とその要因
・東京都小金井市における都市農業の持続性
ゼミナール合宿ゼミナール合宿では、日本の各地を2泊3日で訪れ、その地域について、また地域の見方について学びます。これまで、浜松と富山にでかけました。
教員紹介学生時代、山地農業について調べていたオーストリア・アルプス、チロル地方を、近年、再びフィールドとして訪れています。ドイツなどの都市からアルプスの山村へ、どのような人々がどのような理由で移住してきているのか、彼らの存在が山村の社会や経済、環境にどのような影響を与えているのか、明らかにしようとしています。
山本 充[研究者情報データベースへ]
HPゼミHP   https://www.senshu-u.ac.jp/education/faculty/letters/geography/teacher/yamamoto.html#ゼミ紹介
教員ブログ http://vivo-roku2.blogspot.jp/
[2016年4月掲載]