ゼミナールは、指導教員の下で、少人数で専門領域に関するテーマ・課題について深く研究を進めていく、大学の魅力ある授業形態の一つです。調査・発表・討論・レポート作成等を通じて、より専門的な知識を修得し、論理的思考や創造性を養います。普段の授業では体験できない、大学での学びの醍醐味といえるかもしれません。専修大学では約400ものゼミナールが様々なテーマで展開しています。
ゼミとは? 講義とは?
ゼミ
先生を囲んで特定のテーマについて討論を重ねながら、研究していきます。また、ゼミに所属する学生同士でチームを組んで授業中に発表をするゼミもあれば、フィールドワークと呼ばれる学外での調査活動を行うゼミもあり、ゼミによってその活動内容は多彩です。
講義
教員が学生に向かって、テーマに沿った内容を話し聞かせることが主となる授業形態です。この形態では、大抵30~100 人を超える学生に対して行うので、教員の話を聞き、ノートにまとめていくことが中心の授業形態となります。
専修ゼミの特徴
主副選択
専門分野に研究テーマを絞った「専門研究」と、科学、文学、言語学など多彩な分野にわたる「教養研究」など多彩な科目で学べます。
少人数制
大抵のゼミが数人~20人程度の規模なので先生との距離も近く、学生同士もお互いの意見を交換しやすい環境です。
選考試験
ゼミを受講するには、選考試験がある場合があります。説明会や模擬ゼミの段階で自分が希望するゼミを考えることができます。
フィールドワーク
街中や企業などで研究テーマに関する調査をします。研究内容が実社会ではどのような状況なのか、より現実的な学びをするために効果的です。
合宿
夏休みや春休みに多くのゼミが合宿を行います。期間はゼミによって異なりますが、普段は訪れにくい場所に行くことで、さらに研究を深めます。
発表
多くのゼミがプレゼンテーションと呼ばれる発表を行います。事前に与えられた課題について調査し、発表するという形式が一般的です。
ネットワーク情報学部「プロジェクト」演習科目
ネットワーク情報学部3年次の必修科目「プロジェクト」では、学生たちが自ら問題を見つけ、これまで学習してきた情報学の様々な知識やスキルを活用して、 解決案を提案していきます。それぞれのプログラムの演習で学んだことを相互に共有し合い、1年間かけてチームを組んで研究・共同開発に取り組みます。
ゼミの種類
入門ゼミナール
転換・導入科目
大学での学び方・基本スキルを身に着ける
専修大学の学生としての自覚を持ち、専修大学で学ぶことの意味や歴史を学ぶとともに、大学で学ぶための基本的な技法、すなわち、資料の収集方法・ノートのとり方・レジュメの作成方法・論文やレポートの作成方法を習得していきます。
教養テーマゼミナール
教養科目
学部の領域を超えた学際的な視点で学ぶ
教養テーマゼミナールは学部横断的な開設方法を特徴とし、学部の異なる学生同士が一緒に学ぶことのできる少人数教育の場です。また、学際的なテーマが設定されており、副専攻的な位置づけとすることもできます。教養テーマゼミナールは、配当年次を2・3・4年次とし、単年度で履修できるものもあります。
専門ゼミナール
専門科目
基礎から発展・応用と確実に専門性を高める
少人数教育による高度な知識・技術の習得、研究成果のプレゼンテーション、卒業論文を書き上げる場として活動の拠点となっています。また、ゼミナール間の交流や学外との交流を通じて研究成果を発表する等、学生の意欲向上にもつとめています。