商学研究科

多様な入試制度と実践的な人材の育成を目指す体制

商学研究科修士課程では商学専攻(アカデミックコース、ビジネスコース)および会計学専攻(アカデミックコース、プロフェッショナルコース)の2つの専攻別に、一般入試、外国人留学生入試(会計学専攻プロフェッショナルコース除く)、そして社会人入試があります。
また、学内の学部生対象とする「学内推薦入試」や、学部卒業後1年間で修士課程修了を目指す「商学特修プログラム」と、多様な入試制度があります。
平日夜間または土曜日開講の商学専攻ビジネスコースと会計学専攻プロフェッショナルコースでは、基礎理論の教育を重視し幅広い教養の中で専門の研究・実践を通じ、高度の専門職業人の養成を主な目的として授業が展開されています。中でも社会人や税理士等の資格獲得を目的とする学生の教育にも力を入れ、これまでも多くの実績を上げてきています。
昼間のアカデミックコースでは、学術的研究を目的とする学生を主として受け入れ、研究を継続して研究者への道を進む大学院生も積極的に奨励し、教育を行っています。

地域や社会問題、企業の会計問題に対処できる広範な研究領域、多彩な科目展開

商学研究科修士課程は商学専攻にはビジネスコースとアカデミックコース、会計学専攻にはプロフェッショナルコースとアカデミックコースがあります。
商学専攻のビジネスコースでは多様な価値観と能力を認め、グローバルスタンダード一辺倒でなく、地域の現実や特殊性を理解し、自立性を持って問題に対処できる実践的な社会人の育成を課題としています。
会計学専攻のプロフェッショナルコースでは、管理会計、財務会計、監査論、税法等の会計分野での専門的な学習ができます。税理士等の資格獲得を目的とする学生の教育には、これまでも多くの実績を上げています。
商学専攻、会計学専攻のアカデミックコースでは、昼間開講の多様な科目群の講義が展開されており、学術的研究を希望する学生はもとより、専門職業人を希望する学生のニーズにもこたえています。

きめ細かな集団指導体制

商学研究科では、集団指導体制をとっています。ここでの集団指導体制とは、指導教授の責任のもと、同分野の複数の指導教員が協同して一人の院生の指導に当たる体制のことです。修士課程も博士後期課程も、学位論文の提出が最終的な修了要件になります。多彩な専門科目の配置は、深い専門知識の涵養に大きな役割を果たし、学位論文の作成には指導教員の親切できめの細かい指導がその根幹となります。
そこで、本研究科では早い段階から、指導教員のほかに副指導教員が研究をサポートします。これによって、多角的な視点からの指導が受けられ、視野の広い質の高い論文の執筆を可能にします。また、在学中、幾度かの論文の中間報告会が開催され、この機会を通じて、指導教員、副指導教員と並んで、同分野の他の教員からも指導を受けることになります。きめ細かな集団指導体制は有意義な大学院生活には不可欠です。



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商学専攻(修士課程・博士後期課程)

会計学専攻(修士課程・博士後期課程)

 研究科長挨拶(鹿住先生)商学研究科長 鹿住 倫世
(商学研究科/商学部教授)
大学院商学研究科は、商学専攻(アカデミックコース、ビジネスコース)および会計学専攻(アカデミックコース、プロフェッショナルコース)から成り立っており、いずれも日本経済の中心である東京都千代田区の神田キャンパスで学ぶことができます。
 商学専攻および会計学専攻のアカデミックコースは平日昼間、商学専攻のビジネスコースおよび会計学専攻のプロフェッショナルコースは平日夜間、土曜日昼間に開講されており、仕事を持つ社会人、学部からの進学者、あるいは留学生が一緒に学ぶことが可能です。長らく実業界で活躍している社会人学生と、最新のビジネス理論は知っているが実務にあまり詳しくない若い学生がともに学ぶことによって、互いに刺激しあい、高めあうことができると実感しています。
 私自身、学部を卒業後すぐに就職し、勤務しながら夜間開講の大学院で勉強しました。経営学専攻でしたが、職場で担当している仕事を理論面から整理しなおしたり、新たなプロジェクトを企画する際に役立つ知識を修得することができました。また、さまざまな企業や組織で働く同期の仲間とは、情報を交換し、協力し、高めあうことができました。このような経験は、私の人生にとって大きな糧になっています。
 人生100年時代、何歳になっても好奇心を忘れず、学び直すということは重要です。また、社会人も経済・社会環境の変化に応じて、必要なビジネス知識、理論を獲得することが求められています。これから社会に出る人も、より高度な専門知識が自分の強みになることを忘れてはいけません。商学研究科では、このような多様な学びのニーズにこたえるべく、商学専攻ではマーケティング、金融、国際経営、経営情報システム等の科目を、また会計学専攻では財務会計、管理会計、会計監査、税法等の科目を配置し、皆さんが実践力と研究力を獲得できるよう、学びの場を提供しています。
 さらに、将来、研究者を目指したいと考える方は、博士後期課程への進学も視野に入れてください。近年、専門職大学院や専門職大学が数多く設置され、これらの大学・大学院では実務経験者を教員として迎え入れています。また、一般の大学においても、研究や教育において実務経験を生かせる教員の活躍が期待されています。まさに商学研究科は、ビジネスの中心地・神田において、実践力を研究力に昇華させるために最適の教員、研究環境を提供することができます。
 真摯に学びたいと希望するすべての皆さんにとって、商学研究科は有意義な学びの場であると確信しています。

教育研究上の目的と3つのポリシー

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教育研究上の目的
商学研究科は、商学及び会計学に関する基礎理論及び幅広い教養の基礎の上に、高度の専門的知識及び能力を有する高度の専門職業人、知識基盤社会を支える人材びに研究能力及び教育能力を有する大学教員を養成することを目的とする。
卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

商学専攻

修士課程

 商学研究科商学専攻は、修士課程において以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限在学し、所定の単位を修得し、学位請求論文又は特定の課題についての研究の成果を提出して、その審査及び最終試験に合格した者に修士(商学)の学位を授与します。
(1)商学分野に関する学識と理解力を身につけていること
(2)商学の各専門分野における優れた研究能力及び論文作成能力を身につけていること
(3)商学分野に関する社会問題解決に貢献できる能力を身につけていること

博士後期課程

 商学研究科商学専攻は、博士後期課程において以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限在学し、所定の単位を修得し、学位請求論文を提出して、その審査及び最終試験に合格した者に博士(商学)の学位を授与します。
(1)商学にかかわる専攻分野において、独創的で、学術的に新たな知見を有すること
(2)商学専攻分野の発展に寄与する高度な研究成果を生みだすことができること
(3)高度な専門職業分野で活躍できる能力を有すること

会計学専攻

修士課程

 商学研究科会計学専攻は、修士課程において以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限在学し、所定の単位を修得し、学位請求論文又は特定の課題についての研究の成果を提出して、その審査及び最終試験に合格した者に修士(商学)の学位を授与します。
(1)会計学分野に関する学識と理解力を身につけていること
(2)会計学の各専門分野における優れた研究能力及び論文作成能力を身につけていること
(3)会計学分野に関する社会問題解決に貢献できる能力を身につけていること

博士後期課程

 商学研究科会計学専攻は、博士後期課程において以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限在学し、所定の単位を修得し、学位請求論文を提出して、その審査及び最終試験に合格した者に博士(商学)の学位を授与します。
(1)会計学にかかわる専攻分野において、独創的で、学術的に新たな知見を有すること
(2)会計学専攻分野の発展に寄与する高度な研究成果を生みだすことができること
(3)高度な専門職業分野で活躍できる能力を有すること

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

商学専攻

修士課程

 商学研究科商学専攻は、本研究科が定める修士課程の学位授与の方針を実現するために、教育課程編成・実施の方針を以下のとおり定めます。

【教育課程の編成/教育内容・方法】
 商学専攻修士課程のカリキュラムは、「マーケティング」「ファイナンス」「グローバルビジネス」「ビジネスインテリジェンス」の4つの科目群に大きく分類しています。このように分類することで、専攻分野を中心として関連領域の知識を広く体系的に修得できるようにしています。
専攻科目の講義と演習の組み合わせによる専門知識や技術の修得と、関連分野の体系的な履修を通して、修士課程に必要かつ十分な知識を修得することができます。くわえて、最終年次に提出する修士学位請求論文の作成を通じて、修得した専門知識や技術の応用力を涵養します。また、平日夜間又は土曜日開講のビジネスコースを設置しており、高度な知識を持つビジネス・パーソンの育成にも力を入れています。

【学修成果の評価方法】
(1)履修科目の単位認定は、シラバスに記載されている方法により試験又はレポートによって行い、あらかじめ示す成績評価基準にしたがって、各授業担当教員が評価します。
(2)研究指導については、指導教授を含めた集団的指導体制のもと論文報告会、最終試験を通じて、研究指導教員及び専攻所属教員によって組織的に評価します。
(3)学位請求論文については、あらかじめ示した論文審査基準に基づき評価を行います。

博士後期課程

 商学研究科商学専攻は、本研究科が定める博士後期課程の学位授与の方針を実現するために、教育課程編成・実施の方針を以下のとおり定めます。

【教育課程の編成/教育内容・方法】
 商学分野、金融分野、経営学分野、経済学分野を中心に高度な専門性を有する講義と演習を配置しています。
 商学専攻では、これらの科目を通じて大学や研究機関において商学の諸分野の研究・教育に従事し、その発展に主導的役割を果たす人材の育成を目指しています。また、博士学位申請論文の作成過程で研究上の助言を適切に行うことで、高度な専門知識に精通し、独創的研究を行う能力を涵養します。

【学修成果の評価方法】
(1)履修科目の単位認定は、シラバスに記載されている方法により試験又はレポートによって行い、あらかじめ示す成績評価基準にしたがって、各授業担当教員が評価します。
(2)研究指導については、指導教授を含めた集団的指導体制のもと論文報告会、最終試験を通じて、研究指導教員及び専攻所属教員によって評価します。
(3)学位請求論文については、あらかじめ示した論文審査基準に基づき評価を行います。

会計学専攻

修士課程

 商学研究科会計学専攻は、本研究科が定める修士課程の学位授与の方針を実現するために、教育課程編成・実施の方針を以下のとおり定めます。

【教育課程の編成/教育内容・方法】
 会計学専攻修士課程のカリキュラムは、財務会計と管理会計にわたった関連領域の知識を広く修得できるようにしています。
専攻科目の講義と演習の組み合わせによる専門知識や技術の修得と、関連分野の体系的な履修を通して、修士課程に必要かつ十分な知識を修得することができます。くわえて、最終年次に提出する修士学位請求論文の作成を通じて、修得した専門知識や技術の応用力を涵養します。また、平日夜間又は土曜日開講のプロフェッショナルコースを設置しており、高度な知識を持つ会計専門家の育成にも力を入れています。

【学修成果の評価方法】
(1)履修科目の単位認定は、シラバスに記載されている方法により試験又はレポートによって行い、あらかじめ示す成績評価基準にしたがって、各授業担当教員が評価します。
(2)研究指導については、指導教授を含めた集団的指導体制のもと論文報告会、最終試験を通じて、研究指導教員及び専攻所属教員によって組織的に評価します。
(3)学位請求論文については、あらかじめ示した論文審査基準に基づき評価を行います。

博士後期課程

 商学研究科会計学専攻は、本研究科が定める博士後期課程の学位授与の方針を実現するために、教育課程編成・実施の方針を以下のとおり定めます。

【教育課程の編成/教育内容・方法】
 財務会計、会計監査、税務会計、管理会計などの会計分野における高度な専門性を有する講義と演習を配置しています。
 会計学専攻では、これらの科目を通じて大学や研究機関において会計学の諸分野の研究・教育に従事し、その発展に主導的役割を果たす人材の育成を目指しています。また、博士学位申請論文の作成過程で研究上の助言を適切に行うことで、高度な専門知識に精通し、独創的研究を行う能力を涵養します。

【学修成果の評価方法】
(1)履修科目の単位認定は、シラバスに記載されている方法により試験又はレポートによって行い、あらかじめ示す成績評価基準にしたがって、各授業担当教員が評価します。
(2)研究指導については、指導教授を含めた集団的指導体制のもと論文報告会、最終試験を通じて、研究指導教員及び専攻所属教員によって評価します。
(3)学位請求論文については、あらかじめ示した論文審査基準に基づき評価を行います。
入学者に関する受入方針(アドミッション・ポリシー)

商学専攻、会計学専攻

修士課程

商学研究科(修士課程)では、商学及び会計学に対する基礎理論及び幅広い教養の基礎の上に、高度な専門的知識及び能力を有する専門職業人、知識基盤社会を支える人、並びに研究能力及び教育能力を有し、将来、大学教員を希望する人を求めています。
くわえて、上記を目指す外国人留学生も歓迎します。

商学研究科商学専攻(修士課程)では、商学の基礎理論及び幅広い教養の基礎の上に、商学に関わる専門性と実践性を兼ね備えた知識を身につけたいと考えている人を求めています。そのために、次に掲げる人を求めます。
商学研究科商学専攻(修士課程)の入学者に求める資質・能力等
(1)商学を学ぶにあたって必要となる基礎知識や理解力、語学力を有する人
(2)設定した商学の研究課題を指導に基づいて完逐する意欲を持った人
(3)商学の研究で得た基礎的な学術的知識の応用や高度化を目指す人

商学研究科会計学専攻(修士課程)では、会計学の基礎理論及び幅広い教養の基礎の上に、会計学に関わる専門性と実践性を兼ね備えた知識を身につけたいと考えている人を求めています。そのために、次に掲げる人を求めます。
商学研究科会計学専攻(修士課程)の入学者に求める資質・能力等
(1)会計学を学ぶにあたって必要となる基礎知識や理解力、語学力を有する人
(2)設定した会計学の研究課題を指導に基づいて完逐する意欲を持った人
(3)会計学の研究で得た基礎的な学術的知識の応用や高度化を目指す人

博士後期課程

商学研究科(博士後期課程)では、商学及び会計学に対する基礎理論及び幅広い教養の基礎の上に、高度な専門的知識及び能力に秀でた専門職業人、知識基盤社会を支える人、並びに高度な研究能力及び教育能力を有する大学教員を希望する人を求めています。
くわえて、上記を目指す外国人留学生も歓迎します。

商学研究科商学専攻(博士後期課程)では、商学の高度な研究・教育に従事し、それを通じて広く社会の発展に主導的役割を果たす知識を身につけたいと考えている人を求めています。そのために、次に掲げる人を求めます。
商学研究科商学専攻(博士後期課程)の入学者に求める資質・能力等
(1)商学を研究するにあたって必要となる高度な専門知識や研究能力、語学力を有する人
(2)自ら設定した商学の研究課題を高度化し、指導に基づいて博士の学位を取得する意欲を持った人
(3)商学の研究で得た高度な学術的知識が応用できる高度専門職業人及び研究者、さらにそれらの人材を指導できる教育者を目指す人

商学研究科会計学専攻(博士後期課程)では、会計学の高度な研究・教育に従事し、それを通じて広く社会の発展に主導的役割を果たす知識を身につけたいと考えている人を求めています。そのために、次に掲げる人を求めます。
商学研究科会計学専攻(博士後期課程)の入学者に求める資質・能力等
(1)会計学を研究するにあたって必要となる高度な専門知識や研究能力、語学力を有する人
(2)自ら設定した会計学の研究課題を高度化し、指導に基づいて博士の学位を取得する意欲を持った人
(3)会計学の研究で得た高度な学術的知識が応用できる高度専門職業人及び研究者、さらにそれらの人材を指導できる教育者を目指す人