文学部 
歴史学科
Department of History
生田キャンパス

教授・飯尾 秀幸_教員データ

歴史(飯尾)
竹簡に書かれた文書をもとに、古代中国に生きた人々の生活や社会と国家の関係を考えています。(写真は秦代竹簡を収蔵する「岳麓書院」)
飯尾 秀幸
教授 (中国古代史)
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教員データ

氏名・職位  飯尾 秀幸(IIO HIDEYUKI) 教授
文学部開講科目アジア史概説1
アジア史概説2
中国古代の国家と家族1
中国古代の国家と家族2
歴史資料研究法7
歴史資料研究法8
ゼミナール1・2・3
卒業論文
大学院開講科目東洋史特講Ⅰ
東洋史特殊研究Ⅰ
略歴東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学 文学修士[東京大学]
専門分野中国古代国家史
研究キーワード 
所属学会史学会 東洋史研究会 日本秦漢史学会 歴史学研究会 歴史科学協議会 東京歴史科学研究会

主要業績

単行本(単著)
『中国史のなかの家族』--山川出版社-- 2008年01月
単行本(共著・編著・論文集・事典など)
「国家論」--『歴史学が挑んだ課題-継承と展開の50年』大月書店--2017年06月
「秦・前漢初期における里の内と外-牢獄成立前史」--『中国前近代史論集』汲古書院--2007年12月
「中国古代の法と社会」--『岩波講座 世界歴史』第5巻「帝国と支配」岩波書店--1998年09月
「中国古代史において国家・権力・法の分野をテーマとするために」--『卒業論文を書く』2章A-2節)山川出版社--1997年05月
「中国古代の家族研究をめぐる諸問題(増補版)」--『歴史における家族と共同体』青木書店--1992年03月
論文(雑誌・紀要・研究成果報告書など)
「中国史における初期国家論をめぐって」--『専修史学』62--2017年03月  
「戦後日本における中国古代国家史研究をめぐって」--『専修史学』60--2016年03月  
「中国古代土地所有問題に寄せて-張家山漢簡『二年律令』における田宅地規定をめぐって」--『張家山漢簡『二年律令』の研究』東洋文庫--2014年03月
「中国国家史研究は進んだか」--『歴史学研究』782--2003年11月
「中国古代における個と共同性の展開」--『歴史学研究』729--1999年10月
その他(学会発表・講演・座談会・インタビュー・書評・エッセイなど)
古代史研究における東ユーラシア地域論をめぐる試案--古代東ユーラシア研究センターシンポジウム 古代東ユーラシア研究センター年報2号 2016年03月
歴史学の現在石母田正の国家論について--歴史学研究会、明治大学リバティータワー2003年04月
中国古代における個と共同性--歴史学研究会大会1998年05月
戦後の「記録」としての中国古代史研究--中国社会文化学会大会1995年09月
亭考--史学会 史学雑誌 95巻12号1986年11月
中国古代の家族研究をめぐる諸問題--歴史科学協議会大会 歴史評論 424号1985年08月

ゼミ紹介

テーマ: 中国古代史料講読と研究史理解

<到達目標>
中国古典文〈漢籍〉の訓読法を身につけることができる
中国古代史研究の概要を理解することができる
各自の研究テーマを決定し、研究を実践することができる

<講義概要>
初めに史料の読み方の解説を行なった後に,史料講読演習に入る。テキストは王利器『塩鉄論校注』を予定している。『塩鉄論』は前漢中期の経済政策会議の記録である。武帝時代の塩鉄の専売や均輸政策の是非を議論したこの会議録は,当時の政治・経済・社会の実態・漢と匈奴との関係のほか,中央と地方・思想界の対立などを知るうえで貴重な史料となっている。この史料を読みつつ漢代およびそれ以前の上の問題をあわせて考えていけたらと思う。
『塩鉄論』には現代語訳もあり,本文の意味をとるだけなら簡単である。しかし目的はあくまで漢籍講読のための調べ方である。王利器の注釈を含めて,授業内で示すいくつかの項目を調べることを基本として担当者が調べレジュメを提出し、そのレジュメを参考にしてテキストを読む。
研究論文講読は、受講者の関心に沿ったテーマの論文を選び、報告・質疑・討論を行なう。

 

メッセージ

中国古代は、2000年もの長い期間つづいた皇帝制度が成立した時代です。私は、中国が7国に分裂していた前5世紀末からの戦国時代、前3世紀後半にそれを統一した秦の始皇帝の時代、さらにその後につづく前漢・後漢時代を主な研究対象としています。とくに、なぜ皇帝が出現したのか、皇帝支配の実体はどのようなものなのか、また皇帝が支配する社会のなかで人々は如何に暮らし、家族や村落はどのような存在だったのか、などの問題を調べています。最近この調べる材料として、墓などから多数発見された竹簡が注目されています。竹簡資料によって失われていた法律条文が復原され、新しい事実が次々に明らかにされています。皆さんも新発見の喜びを味わってみませんか。

大学院

東洋史特講Ⅰ
中国古代の法は国家が人々を支配するために制定したものであるため、それを分析することは、国家権力の支配構造を知るまず第一のアプローチ方法である。法の分析はそれだけでなく、国家が支配の対象としている人々居住している社会のあり方にも迫ることができる。本授業では、秦時代の法の分析方法と、国家権力・郷里社会の構造、さらにその両者の関係の捉え方を探っていく。
東洋史特講Ⅰ演習
本演習では、中国古代の同時代史料である出土資料を使って法律関係文書を読み、法律の成立・発展を考えることを目的とする。今年度は、一年次は『睡虎地秦簡単』の「法律問答」を、二年次は張家山漢簡『二年律令』をテキストとして、その内容を理解することにする。その内容は当時の政治・社会の状況を知るための貴重な手掛かりを与えてくれる。
東洋史特殊研究Ⅰ
中国古代における国家支配の構造に関する研究を整理し、国家権力の特質としてあげられている論点を再検討することを目的とする。本授業では、それを国家論の理論的な整理、および中国古代国家史研究の系譜をたどることからはじめ、後期には漢代の法の分析から、中国古代の国家権力の特質を具体的に探っていく。
東洋史特殊研究Ⅰ演習
本演習では、中国古代の同時代史料である出土資料を使って法律関係文書を読み、法律の成立・発展を考えることを目的とする。今年度は『嶽麓秦簡(参)』をテキストとして、その内容を理解することにする。その内容は当時の政治・社会の状況を知るための貴重な手掛かりを与えてくれる。
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