キャンパス・ハラスメントコラム 2026年度
■コミュニケーションとしての「同意」(ニュース専修2026年9月号掲載)
「同意」というと、性行為のときに「していい?」と確認することを思い浮かべるかもしれません。でも、「相手に聞いてから行動する」というのは、性行為に限った話ではありません。たとえば、友人のスマートフォンを見せてもらいたいとき、親が子どもの部屋に入るとき、友達にものを借りるとき。「いい?」と一言尋ねるだけで、相手の気持ちや意思を尊重することができます。反対に、「家族だから」「仲のいい友達だから」「学生だから」と、相手の気持ちを確認せずに自分の判断で決めてしまっていないか、と立ち止まって考えてみることも大切です。自分にとって当たり前のことが、相手にとっても当たり前とは限らないからです。
そして、「嫌なら断っていい」「断られても、相手の気持ちを尊重する」という関係をつくることです。これは、恋人同士でも、同性の友人同士でも、親子でも、教員と学生でも同じです。関係性によっては、一方が断りにくいこともあるからこそ、「どうする?」と尋ね、相手が「NO」と言える余地をつくることも大切でしょう。
「どうしたい?」「〇〇していい?」と聞く。「私はこう思う」と伝える。「今はやめておく」と言う。そして、相手のNOを受け止める。こうしたやりとりを重ねることが、コミュニケーションの基本なのではないでしょうか。同意を大切にすることは、相手をコントロールすることではなく、相手を一人の人として尊重することです。そうした小さなやりとりの積み重ねが、互いに安心して話せる関係をつくっていくのではないでしょうか。
「同意」というと、性行為のときに「していい?」と確認することを思い浮かべるかもしれません。でも、「相手に聞いてから行動する」というのは、性行為に限った話ではありません。たとえば、友人のスマートフォンを見せてもらいたいとき、親が子どもの部屋に入るとき、友達にものを借りるとき。「いい?」と一言尋ねるだけで、相手の気持ちや意思を尊重することができます。反対に、「家族だから」「仲のいい友達だから」「学生だから」と、相手の気持ちを確認せずに自分の判断で決めてしまっていないか、と立ち止まって考えてみることも大切です。自分にとって当たり前のことが、相手にとっても当たり前とは限らないからです。
そして、「嫌なら断っていい」「断られても、相手の気持ちを尊重する」という関係をつくることです。これは、恋人同士でも、同性の友人同士でも、親子でも、教員と学生でも同じです。関係性によっては、一方が断りにくいこともあるからこそ、「どうする?」と尋ね、相手が「NO」と言える余地をつくることも大切でしょう。
「どうしたい?」「〇〇していい?」と聞く。「私はこう思う」と伝える。「今はやめておく」と言う。そして、相手のNOを受け止める。こうしたやりとりを重ねることが、コミュニケーションの基本なのではないでしょうか。同意を大切にすることは、相手をコントロールすることではなく、相手を一人の人として尊重することです。そうした小さなやりとりの積み重ねが、互いに安心して話せる関係をつくっていくのではないでしょうか。
( キャンパス・ハラスメント対策室員 杉橋やよい)
■善意のジレンマ(ニュース専修2026年7月号掲載)
先日の講義で「囚人のジレンマ」について紹介した。利己的で合理的な個人がそれぞれ自分の利益を追求する結果として、双方にとって望ましいwin-winの全体最適に至らない、という話である。受講生のコメントに「相手のことを思ってやっても、良くない結果に陥ることも多い」とあった。確かになあと考えさせられた。
最近のハラスメント事例として、教員が学生に長文のメールを送ることが問題になる場合があると聞く。実は、私自身も比較的やってしまいがちなことである。私の感覚では、ゼミの指導教員から丁寧なメールをもらうと、むしろ気にかけてもらえているようで嬉しかった記憶がある。しかし、その感覚が誰にでも当てはまるわけではないのだろう。
おそらく、長文のメール自体が直ちに悪いわけではないのであろう。問題は、それが相手のためを思っての行為であることが相手に伝わらず、負担や圧力として受け止められてしまう場合に生じるのだと思う。だからこそ、普段からお互いの認識を確認し、必要に応じて話し合える関係をつくっておくことが大切になる。
囚人のジレンマのような状況では、win-winの実現は簡単ではないかもしれない。人同士の関係なので、ときには感情的な対立もあるだろう。しかし、思いやりがある中で起きるすれ違いはできるだけ避けたいものである。学生だけでなく、同僚の先生方や職員の方々とも、日頃から丁寧なコミュニケーションを心がけていきたい。
先日の講義で「囚人のジレンマ」について紹介した。利己的で合理的な個人がそれぞれ自分の利益を追求する結果として、双方にとって望ましいwin-winの全体最適に至らない、という話である。受講生のコメントに「相手のことを思ってやっても、良くない結果に陥ることも多い」とあった。確かになあと考えさせられた。
最近のハラスメント事例として、教員が学生に長文のメールを送ることが問題になる場合があると聞く。実は、私自身も比較的やってしまいがちなことである。私の感覚では、ゼミの指導教員から丁寧なメールをもらうと、むしろ気にかけてもらえているようで嬉しかった記憶がある。しかし、その感覚が誰にでも当てはまるわけではないのだろう。
おそらく、長文のメール自体が直ちに悪いわけではないのであろう。問題は、それが相手のためを思っての行為であることが相手に伝わらず、負担や圧力として受け止められてしまう場合に生じるのだと思う。だからこそ、普段からお互いの認識を確認し、必要に応じて話し合える関係をつくっておくことが大切になる。
囚人のジレンマのような状況では、win-winの実現は簡単ではないかもしれない。人同士の関係なので、ときには感情的な対立もあるだろう。しかし、思いやりがある中で起きるすれ違いはできるだけ避けたいものである。学生だけでなく、同僚の先生方や職員の方々とも、日頃から丁寧なコミュニケーションを心がけていきたい。
( キャンパス・ハラスメント対策室員 小川 博雅)
■ひとりで悩まず、対策室に相談を!(ニュース専修2026年5月号掲載)
キャンパス・ハラスメント(セクハラ・アカハラ・パワハラなど)とは、教員と学生、上司と部下、先輩と後輩などの優越的地位にある者が、学生など力の弱い側の心と人格を深く傷つける言動により、不快感や不利益を与え、または差別的に取扱うことによって、相手方の尊厳や人格を傷つけ、教育、研究、学修および就労の機会を大きく損なう人権侵害行為です。
本学では、ハラスメントのないキャンパスを目指して「専修大学キャンパス・ハラスメント防止規程」および「ガイドライン」を制定し、学長が「キャンパス・ハラスメント防止宣言」を公表し、「真相を究明し、被害者の救済及び権利の回復等を図りつつ、加害者に対しては厳正に対処し、再発防止という視点からも、断固とした厳しい姿勢で臨む」と宣言しています。
皆さんの身近なところに「キャンパス・ハラスメント対策室」があります。対策室は、キャンパス・ハラスメント相談窓口として、ハラスメント防止と被害者の救済に取り組んでいます。
皆さんが、ハラスメントを受けた場合の対処法としては、第一に、相手方の不快な言動の内容や起こった日時・場所などをできるだけ詳しく記録しておきましょう。
第二に、一人で悩まないで、キャンパス・ハラスメント対策室へ相談ください。対策室は、ハラスメント問題について独立した権限をもつ中立的な機関です。皆さんが相談されたことなどの秘密は厳重に守られますので、安心してご相談ください。
キャンパス・ハラスメント(セクハラ・アカハラ・パワハラなど)とは、教員と学生、上司と部下、先輩と後輩などの優越的地位にある者が、学生など力の弱い側の心と人格を深く傷つける言動により、不快感や不利益を与え、または差別的に取扱うことによって、相手方の尊厳や人格を傷つけ、教育、研究、学修および就労の機会を大きく損なう人権侵害行為です。
本学では、ハラスメントのないキャンパスを目指して「専修大学キャンパス・ハラスメント防止規程」および「ガイドライン」を制定し、学長が「キャンパス・ハラスメント防止宣言」を公表し、「真相を究明し、被害者の救済及び権利の回復等を図りつつ、加害者に対しては厳正に対処し、再発防止という視点からも、断固とした厳しい姿勢で臨む」と宣言しています。
皆さんの身近なところに「キャンパス・ハラスメント対策室」があります。対策室は、キャンパス・ハラスメント相談窓口として、ハラスメント防止と被害者の救済に取り組んでいます。
皆さんが、ハラスメントを受けた場合の対処法としては、第一に、相手方の不快な言動の内容や起こった日時・場所などをできるだけ詳しく記録しておきましょう。
第二に、一人で悩まないで、キャンパス・ハラスメント対策室へ相談ください。対策室は、ハラスメント問題について独立した権限をもつ中立的な機関です。皆さんが相談されたことなどの秘密は厳重に守られますので、安心してご相談ください。
( キャンパス・ハラスメント対策室長 内藤 光博)