2012年度開講予定ゼミナール紹介
東西文化
井上幸孝 (いのうえ ゆきたか)
メキシコ植民地時代史、アステカ史、ラテンアメリカ文化研究
専門はメキシコ先住民の歴史です。ラテンアメリカの諸文化を学びながら、専門的知識を見につけるのはもちろん、現代社会や世界各地の文化を柔軟に見ることのできる視野を培いたいと考えています。
網野房子 (あみの ふさこ)
文化人類学、朝鮮半島の地域研究、民衆宗教・差別についての考察
韓国で人類学的フィールドワークをしています。異文化理解の面白さや「越境」の思考や行動について皆さん共に学びたいと思っています。
松原朗 (まつばら あきら)
中国伝統文化、日中文化交流史
中国の伝統文化を、漢詩などの古典文学を中心に考えています。過去から現在に至るまで中国人の価値観の中心を貫くもの、いわば人生の美学のようなものを、つきつめたいと思います。
樋口淳 (ひぐち あつし)
比較文化論、東西文化交渉論
衣・食・住、そして語りを通して、ヨーロッパとアジアの文化を比較してみたいと思います。21世紀は情報の時代です。生活を足元から見直し、あふれる情報を整理して、発信する力を身につけましょう。
高島裕之 (たかしま ひろゆき)
陶磁史からみた交易のシステム
遺跡から出土する「遺物」は、「文献」の記録に残らない史実を復元する材料の1つです。「遺物」としての「陶磁器」を中心に、生産から流通、消費までの交易のシステムをふりかえり、東西文化交流の実像にせまりたいと思います。
石川達夫 (いしかわ たつお)
スラヴ文化論
スラヴ世界(中東欧・ロシア)の文化や歴史を、西欧も視野に入れて研究しています。日本ではあまり知られていない、ちょっとマイナーなヨーロッパの面白さを、学生たちにも分かりやすく伝えていきたいと思います。
生涯学習
鐘ヶ江晴彦 (かねがえ はるひこ)
教育社会学、人権・平和学習論
これからの社会では、生涯学び続けることが必要です。また、学校は知識を学ぶよりも、学び方を学ぶ場になります。生涯学習の視点を持った教師・指導者を養成するコースです。
荻原幸子 (おぎわら さちこ)
生涯学習政策論、図書館情報学
急速な社会変化に対応するために、「大人の」学習活動が注目されています。実用性はもちろん、楽しく感動的な「大人の学びのあり方」を、とことん追究しましょう。
小峰直史 (こみね なおふみ)
ワークショップ研究、実践教育学
心が動かなければ学んだとは言えない。「出会い」のある新しい学びと創造の手法=ワークショップを活用できる人材を私は育てます。
久木留毅 (くきどめ たけし)
スポーツ情報戦略、コンディショニング
スポーツは、メディアを通し人々に夢と感動を与えています。心身の健康を考える上でもスポーツは、重要な役割を担っています。スポーツの持つ可能性について学んでいきます。
平田大輔 (ひらた だいすけ)
スポーツ心理学、メンタルトレーニング
どのように心と身体がつながっているのか、健康増進、スポーツ競技などでどう活かされているのかを、自分自身のことにおきかえ学んでいきます。
相澤勝治 (あいざわ かつじ)
生涯スポーツ論
生涯スポーツは、人間の生活や生涯をより豊かにするための身体活動や運動を継続して楽しむことです。生涯スポーツを実践するためには、各世代のライフステージに応じたスポーツの必要性や現状を理解し、エビデンス(科学的根拠)に基づいたスポーツプログラムが重要であり、その両面から生涯スポーツについて考えていきます。
ジャーナリズム
野口武悟 (のぐち たけのり)
教育メディア論、図書館情報学
情報化社会のなかにあって、さまざまな情報メディアを収集、蓄積、保管し、市民に提供する施設である図書館の歴史やサービスのあり方を主に研究しています。ジャーナリズムコースで情報のスペシャリストを目指しませんか。
藤森研 (ふじもり けん)
ジャーナリズム論、メディア史
メディアは社会を映す鏡。でもその鏡は、時に大きく歪んで、人々を誤らせもします。社会のさまざまな現場を実際に歩き、皆で議論しましょう。今の社会やメディアの姿が見えてくるはずです。
山田健太 (やまだ けんた)
言論法、ジャーナリズム論
一緒に「汗」をかきましょう。実際に足を動かし頭で考えることで、物事の本質が見えてきます。韓国の大統領選挙を観察しに行ったり(07年12月)、沖縄ジャーナリズムを実感するためにガマにも入りました。
植村八潮 (うえむら やしお)
出版学、デジタルメディア論
メディアの元祖的存在ともいえる出版は、誰でも手軽に始められる言論表現メディアであり、それでいて奥の深い世界です。印刷からデジタルへの劇的変化の現状も含めて、多面的な「出版」に迫ります。
ジャーナリズムコースでは、メディア・ジャーナリズム研究の最先端を行く研究者や、新聞社、放送局、出版社、広告会社などの現役ジャーナリストやOB、あるいは有名写真家やブロガーを講師陣に多数迎え、皆さんを待っています。具体的には、朝日新聞、産経新聞、NHK、共同通信社、電通、文藝春秋社などでの長い経験を有した記者やプロデューサーが理論と実務の両面から、皆さんをジャーナリズムの世界に誘います。