2022.08.02 Tue
ONLINETOPICS
社会知性開発研究センター
複式簿記普及事業推進研究拠点を設置 ラオス簿記プロジェクトを推進
プロジェクトの正式名称は「ラオス国内における簿記教育の発展・普及――ラオ語による簿記テキストの開発と簿記検定試験の実施支援――」。本学と本学会計学研究所、ラオス国立大学、同大経済経営学部、川崎商工会議所、ラオス商工会議所は協力協定を締結。2019年10月から22年3月まで同プロジェクトが実施された。
ラオ語による簿記テキストとオンデマンド解説動画は初級・中級・上級レベルが完成。しかし、コロナ禍によるラオスへの渡航禁止などで研究が大幅に制限され、検定試験は実施に至っていない。
そこで新たに設置した学内研究拠点で、研究プロジェクトを継続し、簿記教育推進と検定試験実施を支援する。拠点代表の国田清志商学部教授は「母国語による簿記テキストや検定試験を通じて、簿記・会計の考え方が実務や教育に広く浸透していけば、企業業績の向上、ひいては国家財政の健全化に資することになる」と話している。