保育士・教員養成センター
保育士資格や教員免許状の取得から、保育士・教員採用試験に合格するまでをサポート
保育士・教員養成センターは、保育・教職課程の教育を円滑に実施するための組織です。保育職や教職に関する相談に応じたり、履修や就職に関する支援と指導を行っています。具体的な業務は、次のとおりです。(1)保育士、幼稚園・小学校・中学校・高等学校教諭養成を学部・学科と連携し実施(各種ガイダンスの実施、学生の履修指導・個別指導等)
(2)県・市教育委員会、教員養成関連諸団体との連絡・調整
(3)採用試験の受験指導(採用試験の情報収集・分析、対策講座の実施、課外講座の運営等)
(4)保育・教育実習、介護等体験に関する実務(実習園・実習校・施設等との連絡・調整、調整機関への委員派遣、連携等)
(5)保育・教育実習の指導(巡回指導、事前事後指導、実践演習との連携等)
(6)「石巻圏域保育・教育人材育成推進協議会」、「石巻専修大学教育会教科教育(初等・中等)研究部会」との研究・教育面での連携
保育士・教員養成センター長あいさつ
保育士・教員養成センターは、保育士や教員を目指す学生の学習と就職活動をサポートする機関です。このために、学内外の関係機関や組織と連携を密にしながら業務を行っています。
当センターは、2号館(2206教室)に保育士・教員養成課程履修指導室を設置し、担当の教員を配置しています。そこでは、保育士や教員を目指す学生の具体的な相談に応じたり、学生に合わせた学習支援や指導を行っています。
これまでも多くの学生が1年次から履修指導室を積極的に活用して、保育士や教員として巣立っていきました。本学で学んでいる学生の皆さん、これから本学で学ぶ皆さんも当センターを気軽に利用して、将来の夢を確かなものにしてください。
当センターは、2号館(2206教室)に保育士・教員養成課程履修指導室を設置し、担当の教員を配置しています。そこでは、保育士や教員を目指す学生の具体的な相談に応じたり、学生に合わせた学習支援や指導を行っています。
これまでも多くの学生が1年次から履修指導室を積極的に活用して、保育士や教員として巣立っていきました。本学で学んでいる学生の皆さん、これから本学で学ぶ皆さんも当センターを気軽に利用して、将来の夢を確かなものにしてください。
2024年4月
保育士・教員養成センター長
保育士・教員養成センター長
高橋 寛人
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- 石巻専修大学における教員養成の理念
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石巻専修大学は、学校法人専修大学の建学の精神「社会に対する報恩奉仕」を継承し、「諸科学の研究を通して、地域及び国際社会の発展に寄与するとともに、高度の専門知識と豊かな教養を身につけた有意な人材を育成すること」を、その教育目的としています。また、学校法人専修大学は、建学の精神をより時代に合わせた形で捉え直し、「社会知性の開発」を21世紀ビジョンとして掲げ、「社会知性の開発」を「専門的な知識・技術とそれに基づく思考方法を核としながらも、深い人間理解と倫理観を持ち、地球的視野から独創的な発想により主体的に社会の諸課題に取り組んでいける能力の開発」と定義しています。
このようなことから、本学における教員養成に対する理念は、大学の建学精神、教育目的、21世紀ビジョン、さらには東日本大震災を踏まえて、以下の三つとしています。
(1)確かな専門性と共に豊かな教養を身につけた人材の養成
(2)深い人間理解と倫理観を有した人材の養成
(3)主体的に社会の諸問題に取り組む能力を身につけ、地域社会の復興・再生に貢献できる人材の養成
また、当該理念を具体化した本学の教員養成課程の到達目標(教員像)は、次のとおりです。
〈基礎的・共通的な面〉
(1)情報処理と数量的スキル、外国語及び日本語による語学運用能力を習得している。
(2)社会・地域貢献への積極的な態度及び人間や社会と自然に関する知識を身につけている。
(3)自己管理力や倫理観、協調性、統率力等の態度と問題解決能力を身につけている。
〈専門的な面〉
(1)教育学の学問体系の理解と教育学研究の方法論、自ら学び続ける姿勢を身につけている。
(2)教育全般の理論・制度・方法・内容の理解と理論を実践に応用する能力を習得している。
(3)教育の本質や対象の理解と人格形成・発達支援・相談援助に関する知識を習得している。
(4)教育的な題材の調査及び分析並びに考察とその結果や結論を発表する能力を有している。
(5)それぞれの専門分野の教育に必要な知識・技能を習得している。
- 教員養成の資質向上のための取組みについて
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石巻専修大学では、平成25年度の人間学部設置や理工学部改組を機に、それまでの「教職課程担当教員連絡会」を「保育士・教員養成センター」に整備・拡充するとともに、関係学部、全学教務委員会、FD委員会等と連携しながら、教員養成に係る教育の質の向上のための取組みについて、その改善と充実に努めています。主な取組みを挙げると以下の通りです。
1.保育士・教員養成センターの主な取組み
(1)保育士・教員養成課程履修指導室の充実
保育士・教員養成課程履修指導室は、教員や保育士を目指す学生のための指導・支援の中核として様々な取組みを行っています。平成25年度発足のため、指導室としての環境整備も進めながら、学習支援や相談等の充実も図っています。
図書、教材、教具の整備
年度計画に基づきながら拡充を図っています。
教職関連学習の支援
教職関連科目等の学習支援・履修相談、実習の相談や指導などを行っています。
教員採用試験等の支援
教員採用試験や進路に関する相談、対策講座の実施等の支援を行っています。
学校ボランティアの支援
学校ボランティア等の募集・調整・派遣などを支援しています。(2)各種ガイダンス等の充実
保育や教育の各種実習に際して、教職課程の履修に際して、事前にきめ細かくガイダンスを行っています。
教育実習ガイダンス
教育実習に向けて、事前の実践的な指導を行っています。
保育士・幼稚園実習ガイダンス
保育士・幼稚園実習に向けて、事前の実践的な指導を行っています。
介護等体験ガイダンス
介護等体験に向けて、事前の実践的な指導を行っています。
教職課程ガイダンス
年次別に教職課程の履修上の注意、各種手続き、企画や行事等の指導を行っています。
OB教員による体験発表
第一線で活躍する本学のOB教員を招き、現場の活きた情報や経験を伝えてもらう催しを行っています。(3)教員向け研修会等の充実
実践的な研修会等を開催したり、現場等への講師として派遣したりして、専任教員の指導力・教育力の向上への取組みを行っています。
セミナー・研修会の開催
外部講師を招くなどして資質向上を図っています。
OB教員との懇談会
第一線で活躍する本学のOB教員を招き情報交換を行っています。
地域講師等との情報交換
地域の教諭、保育士等を特別講師に招き、学生に特別授業を行ってもらった後、本学教員との交流の機会をできるだけ設け情報交換を行っています。
教育改善の懇談会
教職担当が多く所属する人間学部と連携して、教育改善(履修指導や実習指導のあり方、授業評価結果の分析等)のための懇談会を開催しています。
(4)石巻圏域保育・教育人材育成推進協議会の充実
平成25年度末に、地域と一体となった人材育成を目的に「石巻圏域保育・教育人材育成推進協議会」が発足しました。本協議会と連携しながら、目的達成に向けた取組みを進めています。
石巻圏域保育・教育人材育成推進協議会の開催
地域全体の連携のあり方についての検討の他、各種情報の共有を図っています。
教育人材育成拠点校連携推進連絡会の開催
石巻圏域保育・教育人材育成推進協議会の事業の1つとしての拠点校を通じた人材育成について、関係する機関(石巻保育所、住吉幼稚園、石巻小学校、石巻中学校、石巻市立女子高校、宮城県石巻支援学校、石巻市教育委員会)との連携を図っています。
教育人材育成協力校連携推進連絡会の開催
石巻圏域保育・教育人材育成推進協議会の事業の1つとしての協力校を通じた人材育成について、関係する機関(東松島市、女川町の保育所、幼稚園、小学校、中学校)との連携を図っています。2.その他(資質向上につながる他機関との主な取組み)
上記の他にも、学内外の関係機関と連携しながら、資質向上につながる取組みを行っています。
石巻専修大学FD活動
全学組織であるFD委員会が中心となって、教育方法等の改善のための活動として、授業評価アンケート、各種教員セミナー、授業公開、授業検討会、教員の研修会派遣等を行っています。
各種の保育・教育関連協議会への参加
「全国教職課程研究連絡協議会」「宮城県保育士養成校連絡協議会」「在仙大学教育実習連絡協議会」「介護等体験実施宮城県連絡協議会」「幼稚園協議会」等の各種協議会への加盟や参加等により、各種の研究、情報交換、調整等を通じて質的向上にもつなげています。
石巻専修大学教育会
石巻専修大学の卒業生の中で、保育や教育関連の職に就いている者が、相互の情報交換や親睦を目的に組織している任意団体です。年に1回、総会・懇親会を行い、大学の近況や各教育現場の現状について意見を交わしています。