研究室・教員紹介

 
地域資源循環研究室
浅沼 大樹 教授[博士(経済学)]
浅沼先生-012
地方経済の疲弊は年を追うごとに過酷になり、少子高齢化・人口減少や首都圏への人口・資源の集中傾向などもそれに拍車をかける。さらに、日本全体が閉塞感に覆われる一つの原因はこうした地方経済の疲弊にあると考えられ、それに対する対策も様々な形で打ち出されてきたが、いまだに奏功していない。本研究室では、そうした状況を再度確認し、地方経済が浮揚するために何が必要なのかということについて考えていく。
その際に拠り所にしたいのは、「資源の地域内循環」という考え方である。ヒト・モノ・カネという経済学的資源の循環が地域内で目詰まりを起こしたり地域外に漏出してしまう構造自体が問題であり、その点に目を向けなければいかなる地域活性化活動も、その効果を十分に発揮することはできない。こうした視点から、研究活動を展開していく。

【ゼミナール】地元が面白くなるための経済的な基盤を創りなおす研究
本研究室では、「地元を熱くする」をテーマに研究活動をしていきたいと思っています。経済の仕組みを学ぶとともに、経済学で地元を盛り上げる実践も取り入れていきます。頭も体も使って学びましょう!
担当教員の研究テーマ
  • 地域活性化のための資源循環
キーワード地域資源循環、地域産業連関、産業連関分析、地域コミュニティ
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経営情報研究室
工藤 周平 教授 [博士(経営学)]
工藤周平先生-028
経営情報研究室では、「新しいビジネス価値を創出する情報通信技術(ICT)の戦略的活用方法」というテーマで教育研究活動を行っている。ビジネスとICTの両方の知識を応用して、新しいビジネスの仕組みをデザインできる人材の育成を目指している。具体的には、ICTを活用して新しいビジネスを実践する先進的な事例を分析しながら、どのようなICTをどのように活用し、どのようなビジネス価値を実現しているのかを、経営学の理論の観点から考察する。さらにビジネスで活用されるICTに実際に触れながら、ビジネス価値を高めるICTの活用方法について理解を深める。

【ゼミナール】新しいビジネス価値を創出するICTの戦略的活用方法
経営情報研究室では、ビジネスとICTの両方を学びながら、両者を密接に関連させた新しいビジネスを実現できる能力を身に付けることを目標としています。ビジネスで成功するための重要なポイントを理解することができます。ビジネスの現場で活用されるICTを実際に操作しながら、ビジネスをより効率的かつ効果的に実行するためのICTの活用方法を学びます。
担当教員の研究テーマ
  • 経営戦略論
  • 経営情報論
キーワード経営情報システム、経営戦略、地域DX、中小企業
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情報通信社会研究室
佐々木 万亀夫 教授[理学博士]
佐々木先生-012
現在、日本国政府は「Society 5.0」を唱えています。はたして「Society 5.0」は有効なのか? AIやIoTが進歩し、社会生活のすみずみにICTが浸透しつつあります。しかしながら、デジタル・ディバイド(情報格差)はいまだに存在し、富める者と貧しい者との間の経済格差は広がっています。情報洪水によって翻弄される人間も増えています。「Society 5.0」について学ぶとともに、ICT化の明と暗についての知識を習得し、未来の社会のあり方について議論を深めたい。

【ゼミナール】情報通信技術を基盤とした社会について考える
現在日本国政府が唱えている「Society 5.0」とともに、ICT化のメリットとデメリットについて学ぶ。これらの学習を通して未来の社会のあり方について議論する。
担当教員の研究テーマ
  • ICTの現状、情報資源管理、NPO(中間支援)
キーワードプログラミング、シミュレーション、セキュリティ、ネットワーク
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財務会計研究室
関根 慎吾 教授[商学修士]
関根先生-004
現代社会における会計のコンピュータ化について学んでいます。現在はブロックチェーンの会計への影響について研究を進めています。

【ゼミナール】簿記会計を中心とした教養としての商業科教育の研究
商業は経済社会を支える根幹的な活動ですが、それを教養という観点から教育するという視点は、今後重要性が高まると考えています。研究室での学びを経て、教壇に立って新しい時代の担い手である高校生に、そのことを伝授していってもらいたいと考えています。
担当教員の研究テーマ
  • 「情報化した現代社会に必要な会計のコンピュータ化を学ぶ」
  • 現代社会における会計のコンピュータ化を研究する。市販の会計ソフトの操作の習得からXMLを用いた汎用的な会計データの作成にも取り組む。
キーワード財務会計・簿記・貨幣・商業・教育
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英文多読とプログラミング研究室
日野 博明 教授[薬学博士]
日野先生-011
・簡単な英語に多く触れることで、好き嫌いを問わず英語が苦にならなくなるという多読学習法を実践する。難しいものをたくさん読めば良いのか、簡単なものからでも良いのか、どのくらいの早さで読めば良いのかなど、学んだ人にどのような変化が表れるのかを研究する。
・シミュレーションなどのプログラムの作成を目指して、基本的な考え方を学び、プログラムにしていく。この繰り返しから、必要な知識やアルゴリズムを見いだして、完成を目指していく。たまにはゲームを楽しんで、脱線したりしながら進めていく。

【ゼミナール】英語多読とプログラミングを学ぶ
見るのも嫌だった英語がそんなに苦でもなくなる。そんな不思議な体験ができるかも・・・。プログラミングで何ができそうで何ができないのかなのかを知ることができる。英語とプログラミング言語の似ているところ、違っているところを見つけ出せるかもしれない。
担当教員の研究テーマ
  • かんたんな英文の多読と基礎プログラミングからその魅力を知る。
キーワード
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実践情報処理研究室
湊 信吾 教授[博士(薬学)]
湊先生-003
人工知能やブロックチェーンのような最新の情報処理技術はそのままブラックボックスの状態にしておいてはいけません。このような技術を利用したシステムを一から構築することで基本的な技術からの組み合わせであることを理解することができます。このような最新技術を利用したシステムについて研究するとともに、教育の面でどのように工夫したら理解してもらえるかについても研究しています。

【ゼミナール】人工知能などを利用したシステム開発と教育への応用
こんなものをシステムとして作れないかなという発想が一番大切。次に取り合えず作ってみようと手を動かしてみること。できたら人に使ってもらいいろいろ指摘してもらって次に活かす姿勢が大事。こうやってシステム開発の基本を学んでいきます。
担当教員の研究テーマ
  • インターネットにおけるプログラミング
  • ゲームデザイン
  • 3Dプリンタ
キーワードWebアプリケーション、IoT、人工知能
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健康データサイエンス研究室
岩浅 巧 准教授[博士(スポーツ健康科学)]
湯浅先生画像
企業にとって重要な資源である「ヒト」に注目し、就労者などの人々の健康を探究することを主なテーマとしています。2015年に国連サミットで採択された世界の持続可能な開発目標(SDGs)のなかで、「3. すべての人に健康と福祉を」「8. 働きがいも経済成長も」という目標が掲げられているように、これからの社会の存続・発展のためには、人々が健康に働き続けることが不可欠です。本研究室では、人々のさまざまな健康関連データを収集・分析します。それによって、健康に関する課題解決に必要な知見を得たり、対人関係やコミュニケーション、健康的な職場づくりや社会づくりなど、多角的な視点から人々の健康を捉え、解決すべき課題を探求しています。
担当教員の研究テーマ
  • 地方創生につながる働き方の創出
  • 就労者の健康と生産性に寄与する働き方の創出
  • 就労者の安全と健康を守る組織づくり
  • 仕事に対する充実感と心理的安全性の両立を実現する組織づくり
キーワードワークライフインテグレーション
健康マネジメント
組織行動
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地域経済研究室
中山 愛子 准教授[博士(経済学)]
im_nakayama
今、身近な地域は様々な問題を抱えています。少子高齢化、震災復興、経済活性化、過疎化による人材流出、等々あります。地域にある課題を解決するにはどうしたらよいのか、データを使った分析から探ることができます。もし、地域の子育て支援には何が有効なのか知りたければ、データを集めて計量経済学的に分析することができます。どのエリアにどれだけ保育所が足りないのか探りたければ、GIS(地理情報システム)を用いて計量地理学的に分析することができます。日ごろの小さな問題意識を持っている人と解決策を考えていきます。
担当教員の研究テーマ
  • 地域における保育所のアクセシビリティ分析
  • 待機児童対策等、地域の子育て支援について
  • コロナ禍における子育て世帯への影響
キーワード地域経済、経済地理、GIS(地理情報システム)、アクセシビリティ、子育て支援
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ダイバーシティ情報社会研究室
三橋 勇太 講師[修士(情報科学)]

三橋先生
情報化により日本の社会構造は大きく変わり、地域から多様なビジネス分野に情報を用いて対応して行くことが求められる時代になっている。ダイバーシティ情報社会研究室では、そんな情報化・多様化したビジネス社会に対して、どのように情報を取捨選択し経営に活用することができるのか、情報科学と経営学の学際的な視点から理解を深める。

【ゼミナール】多角的視点からの情報活用による経営
ダイバーシティ情報社会研究室では、基本的なメディア・リテラシーと情報マネジメントの学習と共に、話題性の高い社会現象(時事)からも研究テーマを選び、多角的な視点を軸とした情報経営のノウハウの獲得を目標とする。加えて、情報に関係するスキル等の学習に関して、ゲーム性を含む教材を使用することで、楽しく学習を進められるように計画している。
担当教員の研究テーマ
  • 観光心理
  • コンテンツツーリズム
キーワード観光、地域振興、認知心理、機械学習
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経済地理研究室
小松 真治 助教[修士(経済学)]
im_shinji-komatsu
人口減少や高齢化が進む中で地域の人口分布を地図上で把握することは重要な意味を持ちます。例えば、地域の人口分布とバスの路線図を地図上に投影することによって停留所にアクセスしずらい地域を割り出し、より利便性の高いルートを見つけ出すことも可能です。範囲を拡げるならば、コンパクトシティなどの政策が人口分布に与えた影響を分析することで政策評価にも役立てることができます。
そこで本研究室ではJstat MAP やQGISを使って地域の人口や経済を地理的に分析する手法を学んでいきます。また、プレゼンテーションや共同研究にも重きを置いており、仲間と議論しながら課題に取り組み、それを的確に他者へ伝える手法も研究を通じて学んでいきます。
担当教員の研究テーマ
  • QGISを使った経済地理分析
  • 将来人口分析
キーワードGIS,将来人口分析,商圏分析,ハザードマップの作成,政策評価
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