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倫理学と現代社会ゼミナール[担当:佐藤 岳詩]

ゼミナール名称 倫理学と現代社会ゼミナール
研究テーマ 私たちは、現代社会の中で生きていく上で、多くの倫理的問題にぶつかります。それは個人的な問題から、家族や友人にかかわる問題、果てはグローバルな問題まで多岐にわたります。このゼミでは、さまざまな倫理学理論を用いて、そうした問題との向き合い方を考えていきます。
ゼミナール所属 文学部哲学科
学修内容 英米圏におけるメタ倫理学から応用倫理学までを縦断し、具体的な現実の問題と理論的なそもそもの問題を往復しながら、自分自身の問題として私たちの日常生活にかかわる倫理について考えていくことを目指します。そのため、過去の倫理学者が提案した様々な基礎的倫理学理論を学ぶパートと、現実の個別的問題を実践的に考えるパートの両方に参加して、学習を進めていくことになります。
ゼミ生の人数 各学年10人程度が所属しています。
卒業論文・卒業研究 卒業論文は基礎理論研究と応用研究のどちらかで書くことになります。最近では、理論研究では利他主義、正義論、ケア倫理学、功利主義、義務論などについてのもの、応用研究では動物倫理、美容実践、道徳教育、スポーツ倫理、人工知能の倫理などについてのものがあります。
教員紹介 メタ倫理学という「道徳や倫理とはそもそも何だろうか」を問う学問を研究しています。善さや正しさの規準は人によって違ってもよいものでしょうか、それとも誰であっても守らねばならない何かがあるのでしょうか。
また、エンハンスメントという、人間の心身を生化学的な手段で増強することの倫理的是非についても研究しています。一時的に認知能力が高まる薬を飲んでから試験を受けることはズルでしょうか。美容整形で見た目を整えることで自己肯定感を高めることに問題はあるでしょうか。

  佐藤 岳詩[専修大学研究者情報システム]
[2025年02月掲載]