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陶磁文化研究室 [担当:高島 裕之]

ゼミナール名称陶磁文化研究室
研究テーマ陶磁史からみた交易のシステム,物質文化へのアプローチ
ゼミナール所属文学部人文・ジャーナリズム学科
学習内容物質資料を解釈する方法として考古学,歴史学,美術史学,民俗学など様々な方法論があります。資料を「みる」ことがどういうことであるのか,その限界を知り,歴史的背景や文化について,深く考えてみたい人におすすめの研究室です。各人の研究発表,合宿調査での情報整理などを通して,4年次必修の卒業論文の作成へ向けて,学んでいきます。
ゼミ生の人数2年生1人,4年生1人
開講日時など毎週木曜日4限(2015年度)
卒業論文・卒業研究2014年度に第1期生が卒業しました。提出された卒業論文の論題は,「日本のモスク建築―神戸モスクと東京ジャーミィを事例として―」,「横浜外国人居留地にみる都市形成」,「饗応空間に見る日蘭交流の実像」,「ヨーロッパにおけるマイセン磁器の存在意義」です。研究室のメインテーマである陶磁文化だけでなく,物質文化をキーワードとし,各人の関心に基づいた多様な内容となっています。
ゼミナール合宿2013年,2014年度は,夏と冬にフィールド調査を行なう形で合宿しました。調査では共通のテーマとして「ものづくり」の本質を学ぶことを掲げ,有田焼の伝統技術が現在までどのように続いているのか,佐賀県有田町の今右衛門窯,源右衛門窯にご協力いただき,職人の方への聞き取りを行ないました。
対外活動など2014年7月に合宿での調査成果を,サテライトキャンパスで展示公開しました(「職人尽し―大学生がみた有田・今右衛門窯―」展)。さらに調査概要報告書を出版しました(『有田・今右衛門窯のしごと』)。また展示と合わせ,江戸遺跡研究会第145回特別例会にて「大学生が見た有田・今右衛門窯」というタイトルで,研究発表しました。
OB・OGの進路一般企業,大学院進学。
教員紹介「有田焼の考古学」を1つのテーマとして,ヒト・モノの移動を通しての文化交流・技術交流,交易を語る生産・流通・消費の遺跡・遺物,アジア陶磁史からみた交易のシステムについて研究しています。また文学部の科目の他に全学に開講された資格課程(学芸員課程)で,「博物館実習」を担当しています。
高島 裕之 [研究者情報データベースへ]
1573011318820▲合宿での調査風景
1573011318754▲職人の方への聞き取り調査の様子
1573011318525▲サテライトキャンパスでの展示準備
1573011318392▲研究会での発表と質疑応答
[2015年3月掲載]