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日本近世史ゼミナール[担当:西坂 靖]

ゼミナール名称日本近世史ゼミナール
研究テーマ日本近世史研究

日本史において近世とは、ふつう安土桃山時代と江戸時代を指しますが、このゼミでは江戸時代を中心に学びます。
ゼミナール所属文学部歴史学科
学習内容〔ゼミの目標〕
ゼミでの学修は、卒業論文を書くために必要な2つの能力を養うことを目標にしています。それは、(1)研究文献を読解する能力と、(2)史料(江戸時代のひとが書き残した文献)を読解する能力です。
前期のゼミは、(1)の研究文献読解能力を養うためのものです。『日本史講座』(歴史学研究会・日本史研究会編)のうちから、近世史に関する巻をとりあげて掲載論文について検討します。日本近世史の分野では何が問題になっているのか、研究状況の大枠を学びます。
後期のゼミは、(2)の史料を読解する能力を養うため、活字化された近世史料の読解をおこないます。具体的には、江戸幕府が編纂した法令集(『御触書集成』)や、江戸の町奉行所の史料(『市中取締類集』)をとりあげ、現代語訳します。史料にあらわれる近世都市社会の特質について考えていきます。

〔ゼミの進め方〕
前期・後期とも、報告担当の学生が分担箇所を報告し、その内容について質疑応答することを通じて、授業を進めていきます。
一方、報告担当以外の学生は、毎回予習課題を提出しなければなりません。前期は、報告予定の文献を読んで200~400字程度のコメントをまとめます。それを授業に先立って、教員や同グループの学生に等にメールで送ります。授業のなかではそれに基づいて討議をすすめます。後期は、報告予定の史料を、漢文風の文体から日本語の語順に書き直す作業を各自が行ない、これも授業に先立って、教員にメールで提出します。
ゼミ生の人数2年生14名、3年生12名、4年生13名 (男子15名、女子24名)。
開講日時など月曜4限・5限
卒業論文・卒業研究卒業論文は必修です。卒論作成経験から得られた能力(問題発見能力・調査能力・プレゼンテーション能力)は、将来どの分野に進んだとしでも役に立ちます。卒論のテーマは日本近世史の範囲から各自が選びますが、論文にはそれなりの独自性と史料的根拠、さらに目に見える努力が求められます。
ゼミナール合宿毎年夏休み(9月前半)に、関東近辺で2泊3日の合宿を行います。卒業論文作成に向けての重要なステップなので、全員参加が原則です。4年生の卒業論文の中間発表が中心となりますが、2・3年生も各自関心のあるテーマや卒論の方向性などについて報告します。
OB・OGの進路民間企業(流通・サービス・金融等)への就職が大部分です。地方公務員になる人、また本学の大学院に進学する人もいます。
教員紹介西坂 靖[研究者情報データベースへ]
1573010576057
1573010575936

[2014年5月掲載]