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日本法制史を学ぶ[担当:坂誥 智美]

ゼミナール名称 日本法制史を学ぶ
研究テーマ 日本の近世近代の法と社会を考える
ゼミナール所属 法学部法律学科
学修内容 本ゼミナールは、日本史好きの学生さんが多く参加しています。法学部で好きな日本史が学べるなんて!という素直な喜びの声が、毎年のように聞かれます。
ゼミでは、日本の近世~近代を中心に学びを深めています。近世と近代は社会体制が変わることから断絶していると思う人が多いようですが、色々な面で連続が見えます。その連続を基に、ゼミ員全員で毎年のテーマに従って「日本の近世近代の法と社会」を確認しています。近年のテーマでは、リサイクル問題、感染症への対応とそのあり方、文化財問題などに取り組んできました。
ゼミ生の人数 3、4年次 各10人前後。男女比は年度によって変わります。
開講日時など 毎週木曜日5限
卒業論文・卒業研究 卒業論文・卒業研究は課していません。
但し、3年次4年次全員が、各年度ごとにA4で10枚(約10,000字)のゼミ論を執筆します。ゼミ論はゼミの後期に行う個人研究発表をベースにまとめ、担当教員からの指導を経た上でゼミ員によって編集作業をし、「ゼミ論集」としてまとめています。ゼミ活動の集大成ですので、皆、苦悶しながらも仕上げています。(就職活動の際、日本法制史のゼミが珍しいこともあり、ゼミの活動内容を聞かれ、前年の論集を持参してプレゼンをした卒業生もいました。)
サブゼミナール 特に設定はしていませんが、前期は3年4年混合の班で研究・発表を行うことから、発表準備のために自主的に集まって活動しているようです。
ゼミナール合宿 春・夏休みに合宿を行っています。春合宿については、新ゼミ員である2年生も参加してゼミの雰囲気を味わっています。
今までに会津(飯盛山や鶴ヶ城)・名古屋(明治村や犬山城)・箱根(関所跡)・松本(松本城や開智学校)・日光(東照宮)・伊豆(韮山の反射炉)・金沢(金沢城や兼六園)・熱海・伊香保など、歴史的な建造物や城下町を見学し、学びの機会を得てきました。
OB・OGの進路 公務員(区・市役所、警察、自衛隊)、鉄道会社、金融、出版、流通、飲食など様々な業種に就いています。
OB・OG会 LINEが組まれています。1期生まで繋がっており、80名ほどが参加しています。
たまに飲み会の企画がたち、懐かしい顔をみせてくれます。
教員紹介 東京都下の三多摩出身。法制史科目が多数開講されていた(先生も専任の方が複数おられた)ことから専修大学法学部を志望し、入学しました。以来、学部・大学院(修士・博士後期)を専修大学で過ごし、日本法制史を専攻してきました。大学院時代は江戸の「水管理」法制を中心に研究。現在は、①会津藩および近代会津(特に、明治期に短期間だけ存在した「会津法律学校」について)の研究、②「違式詿違条例(いしきかいいじょうれい。現行の軽犯罪法のご先祖様)」の研究を、2大柱にしています。また、本学の中興の祖・今村力三郎先生を顕彰する活動に尽力しています。

趣味は、読書(推理小説と時代小説)、偉人の墓をめぐること、猫(飼い猫・他猫を問わず)を愛でること(愛玩動物飼養管理士1級取得済)、忙しい合間をぬって行く杖道のお稽古(現在、五段)。

坂誥 智美[専修大学研究者情報システム]
その他 毎年、年度初めの授業において、大学近隣(神田校舎界隈)にある史蹟めぐりをしています。
合宿以外に、興味関心のある都内の史蹟に「遠足」に行くこともあります。
[2024年2月掲載]