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西洋政治思想史についての研究[担当:川上 洋平]

ゼミナール名称 西洋政治思想史についての研究
研究テーマ 本ゼミナールでは、古代から現代に至るまでの西洋政治思想史を主題としています。担当教員は近現代の政治思想を専門としていますが、ゼミナールでは時代を問わずにさまざまな文献を取り上げて自由に議論を展開しています。また、現代政治哲学に関する文献にも積極的に取り組んでいます。
ゼミナール所属 法学部政治学科
学習内容 まずは導入として一般書・入門書を読んだうえで、古典的著作に挑戦します。
2023年度は、古典的名著『自由論』で知られるJ.S.ミルの『功利主義』を読み、人間にとって幸福とは何か、自由と幸福はどう関係するか、そして政治は幸福をどのように扱うべきかなどを議論しました。
また古典のみならず、フランシス・フクヤマ『リベラリズムへの不満』など、近年の思想状況の中での話題の著作も積極的に取り上げて、現代の問題も論じることで、幅広く現代社会について思想的・歴史的に理解することを目指しています。
開講日時など 月曜5限
卒業論文・卒業研究 本ゼミナールでは、論文の執筆にも力を入れています。2023年度には保守主義、功利主義、共産主義と宗教などをテーマに、具体的な思想家を取り上げながら優れた論文を書き上げました。
ゼミナール合宿2019年度までは毎年夏休みに、箱根、軽井沢、鎌倉など近隣でゼミ合宿を開催し、討論、懇親会、観光などをして楽しみました。今後、希望に応じて再開する予定です。
教員紹介 近代の西洋政治思想史を研究対象としています。博士論文では、フランス革命期の反革命思想家メーストルを題材に、特に政治と宗教の関係に焦点をあてて、近代的な政治観を問い直すことを試みました。その後は、リベラリズムについての読み直しや、正義論における文学的想像力の役割についての研究などへと関心を広げています。

川上 洋平[研究者情報データベースへ]
[2024年4月更新]