犯罪者・非行少年の処遇や社会復帰支援 [担当:松嶋 祐子]
ゼミナール名称 | 犯罪者・非行少年の処遇や社会復帰支援 |
研究テーマ | 犯罪者や非行少年がなぜ犯罪をするのか、立ち直りには何が必要かを考えます。また、彼・彼女らを社会から疎外し、社会復帰を阻害する社会的要因についても考えます。 |
ゼミナール所属 | 人間科学部 心理学科 |
学習内容 | 「犯罪心理学」と聞くと、みなさんそれぞれに抱くイメージがあるかもしれませんが、このゼミナールでは主に臨床心理学的観点から支援方法について考えます。 犯罪者や非行少年に馴染みがある学生は少ないかもしれませんが、自分がちょっと”逸脱”したときのことを思い返してみてください(全くルールを破ったことがない、常に"正しい”ことをしている人はいないのではないかと思います)。自分なりの言い分があった方が少なくないのではないでしょうか。もちろん、ルールは守るべきです。それが社会の決まりです。しかし、それでも守れない人がいたり、普段は守っているけれど破ってしまう場合があるのは何故でしょうか。 上記を出発点として、犯罪者や非行少年について考えてみるのがこのゼミナールの狙いです。彼ら・彼女らも"常に”法律を破ってるわけではありません。そして、どうしたら逸脱せずに済むのでしょうか。社会の一員に戻りたいと思っていたとしても、うまくいかずに再度の犯罪・非行に至ってしまうのはなぜでしょうか。本人の問題?社会側の要因? このゼミではこうしたことを考え、卒業論文のテーマに繋げていきます。 |
ゼミ生の人数 | 3年生と4年生併せて10名程度 |
開講日時など | 毎週木曜日4・5限 |
卒業論文・卒業研究 | それぞれの学生が自分の興味のある研究テーマを探し、自分でデータを収集し、分析し、卒業論文を制作します。 |
ゼミナール合宿 | 夏にゼミナール合宿を行っています。研究構想や進捗について発表して、研究に関する理解を深めます。夜はBBQや花火などがあるかもしれません。 |
対外活動など | 矯正・保護関連施設の見学を予定しています(首都圏の少年院や更生保護施設など)。 また、毎年2名の学生が神奈川県警の少年相談・保護センターの大学生ボランティアを行なっています。 |
OB・OGの進路 | 一般企業の会社員、大学院、公務員(心理職)など |
教員紹介 | 松嶋祐子(まつしまゆうこ)。臨床心理士・公認心理師。国際基督教大学アーツ・サイエンス研究科博士後期課程を中退。南イリノイ大学博士前期課程犯罪学・刑事司法修士。専修大学で教員になる前は、法務省の法務技官(矯正心理専門職)として少年鑑別所や刑務所に勤務。法務省在職中、特に性犯罪者等の再犯防止プログラムの管理や効果検証に従事、米国で犯罪学・刑事司法についても学ぶ。現在も性依存症の治療に関わっている。 松嶋祐子[研究者情報データベースへ] |
HP | 松嶋研究室 専修大学人間科学部心理学科 |
[2021年3月掲載]