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子ども家庭福祉に関するゼミナール [担当:駒崎 道]

ゼミナール名称子ども家庭福祉に関するゼミナール
研究テーマ本ゼミナールでは、社会的・歴史的な視点から子ども家庭福祉に関する諸問題(子どもの貧困・虐待、少年非行、待機児童、障害児問題などなど)について、文献、施設見学やボランティア活動等を通して学び、その現実と社会の構造に関して理解を深めていきます。3~4年次を通して、ゼミナール内における自由闊達な議論により、各自の問題意識と研究のテーマを結び付け、研究調査を行い卒業論文完成させます。この現代社会において、人間形成の土台となる大切な子ども時代を、私たち大人がどのように守り支えていくかを共に考えていきましょう。
ゼミナール所属人間科学部 社会学科
学習内容3年生のゼミナールAにおいては、主に子ども家庭福祉に関わる研究に必要な2点の研究視角を獲得することを目標に掲げています。第一に、社会において子どもや家庭に関わる社会問題を、「自己責任」ではなく社会の責任として解決していかなければならないのかを明らかにするため、「子どもの権利条約」を輪読し、この分野における最優先事項と権利及び人権問題への理解を深めます。第二に、社会福祉問題として、子どもと家庭を支える制度やその制度をとりまく現状を理解するために、子ども家庭福祉及びそのシステムに関する書籍を輪読、ディスカッションを行い、同時にそれぞれの研究課題を明確にしていきます。
4年次においては、3年次の学習内容とそれぞれの研究動機や関心を結び付け、卒業研究を行います。卒業論文の研究テーマを、どのような手法で調査・研究し、論文を作成するか具体的な学びも行います。
ゼミ生の人数2018年度4年生は女性8名、男性1名、3年生は女性6人、男性5人
開講日時など毎週木曜日4限:ゼミナールA(3年生)、毎週木曜日5限ゼミナールB(4年生)
卒業論文・卒業研究2018年度卒業の4年生は、以下のような研究課題と論文作成を行った。「社会的養護におけるパーマネンシー―特別養子縁組に関する社会的養護・法制度の2つの視点から―」「正規社員妊婦と企業サポート~社会保障と法制度の現状からみえる課題~」「母子世帯の経済困難とその支援の現状ー児童扶養手当に着目してー」「児童自立支援施設入所児童における非行少年の背景~事例から見えた親の養育課題~」「非行少年の保護から社会復帰まで~再犯防止に向けた社会復帰支援に着目して~」「シングルマザーの就労とワーキングプアの一考察~性産業のセーフティネット機能の現状と問題~」「子育て環境と子ども虐待-母子家庭における育児不安と虐待の問題に着目して-」「自治体の子育て支援の現状-子ども・子育て支援新制度と先駆的自治体の実践を中心に-」「児童養護施設を退所するまでの支援プロセス~社会的養護における子どもの自立に焦点を当てて~」
サブゼミナール3年生は、課外学習として、月に2回、川崎愛児園において支援の体験・参与観察をさせて頂いております。4年生は、同じ児童養護施設においてボランティア活動を行います。
ゼミナール合宿2018年度は、夏休みに児童養護施設見学、春休みには乳児院、障がい児童入所施設、児童心理施設の見学を行いました。
教員紹介子ども家庭福祉施策における関係省庁間の連携に関する研究を、歴史研究の手法を用いて行っています。研究者情報をご覧ください。

駒崎 道[研究者情報データベースへ]
[2019年3月掲載]