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災害社会学(環境変動論)のゼミナール [担当:大矢根 淳]

ゼミナール名称大矢根ゼミナール:災害社会学(環境変動論)のゼミナール
研究テーマ「劇的な生活変容を経験した人々・地域の生活再建・コミュニティ再興」についての地道なフィールドワーク(踏査や聞き書き)の先行業績に学び、自らも一つの事例に真摯に取り組み、卒業論文にまとめ上げていきます。
ゼミナール所属人間科学部社会学科
学習内容ゼミ内学年縦断的に2~3人(同関心テーマ)で「ユニット」(通称)を形成し、卒業論文作成のプロセスで協働します。「同関心テーマ」とは、自分の関心を「領域」・「対象」・「方法」に分節化して捉え、同じような興味を抱く仲間を見つけて協働してみる、ということです。

3年次には、専門書の読み方を体得し、書評執筆に挑戦して、年度内最後に卒論作成に向けて研究計画書を書き上げます。

4年次には、書評を書きため、現地調査の企画を練り上げて研究計画書を仕上げ、実査を経てデータを整理して、卒業論文を書き上げます。

また、ゼミ生でエクスカーション(学術的参加型小旅行≒小ゼミ合宿:参加自由)を企画し、それに向けてのサブゼミが自主的に展開されています。最近数年では、9.21台湾震災被災地(復興まちづくりの古民家移築事業:写真・右参照)、1.17阪神・淡路大震災被災地、沖縄・座間味島(1945.3.26集団死・戦災、エコツーリズム)、桜島(噴火災害・集団移転)、311東日本大震災(石巻各地)が対象地となっていました。ここでの経験(企画、実査、報告書作成)が、卒業論文作成過程の学習の一環となっています。
ゼミ生の人数2014年度 4年生=男性9人+女性3人、3年生=男性3人+女性9人
開講日時など月曜日4限+5限
卒業論文・卒業研究人間科学部社会学科の必修科目として、専門ゼミナールA(3年生)および専門ゼミナールB(4年生)を履修した上で、卒業論文(定時外)を執筆・提出し(12月中旬)、口述試験(1月中旬)を受けて合格する必要があります。
サブゼミナール毎年、二学年ゼミ生が協議して、エクスカーション等、学外実習を企画しています。2012年度は、被災地石巻視察および石巻専修大学李東勲ゼミとの合同ゼミを実施しました。これに向けた事前学習および事後の報告書づくりに向けて、サブゼミが続けられています。サブゼミの曜日・時間枠は特に定められておらず、役割分担に応じて3~4人のグループを結成し、時間等の調整の上、週1回程度、活動しています。
ゼミナール合宿定例として9月秋学期開始直前に、3・4年生合同で、各地の専大研修施設・セミナーハウスを利用して行われます。また、上記サブゼミのところに記したように、サブゼミ企画エクスカーションがゼミ合宿枠で、年一回程度、行われています。こちらの開催時期・場所は、先方とのアポイントメント次第になります。これまで10年くらいのあいだに訪れた対象地は、神戸市長田区御蔵地区(阪神・淡路大震災)、沖縄県座間味島(戦災・集団死)、台湾・台北市淡水(1999年9.21集集地震)、鹿児島県桜島、そして石巻市(東日本大震災)など。
対外活動など2013年度は、川崎市多摩区のまちづくり部地域振興課にご指導いただきながら、地元自治会・町内会の活動を取材して広報する活動に参加させていただいています(写真・左は、それに先立つこと数年、研究室と地元町会とともに取り組んだ防災マップづくりの模様)。これらの取り組みは、神奈川県の「かながわ政策研究大学連携」(No.3,2012.9)シンクタンク神奈川、などに適宜、紹介・掲載されています。
http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/480261.pdf
http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/573604.pdf
OB・OGの進路みずほ銀行、かんぽ生命、クラブツーリズム、JTB、電通、秋田協同印刷、交通タイムス社、営団地下鉄、墨田区役所、真鶴町役場、公正取引委員会、リクルート、国境なき医師団、大塚製薬、ニッポンハム、鹿島建設、専修大学大学院など、業種・職種は多種多様。
教員紹介慶應義塾大学法学部政治学科卒業、大学院社会学研究科社会学専攻修了。
シンクタンク勤務(日本労働協会、未来工学研究所、電気通信政策総合研究所等)を経て、大学院大学・北京日本学研究中心、派遣教授として北京に渡り帰国した後、
江戸川大学助手、講師を経て、専修大学講師、助教授、教授。
専門は災害(環境)社会学、地域社会論、社会調査論。
関東(日本)都市学会、日本災害復興学会、専修大学社会科学研究所を主な学術活動舞台とする。
東京都火災予防審議会委員(現在)、内閣府「地方公共団体における災害復興事前対策の推進に関する調査」座長(~平成22年度)、石川県防災会議原子力防災対策部会委員(現在)など。
大矢根 淳[研究者情報データベースへ]
1573017384670▲多摩区中野島町会・防災マップづくり
1573017384758▲台北・淡水での古民家移築事業で土壁塗に挑戦するゼミ生