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知覚心理学ゼミナール [担当:中沢 仁]

ゼミナール名称知覚心理学ゼミナール
研究テーマヒトの知覚認知の情報処理過程を実験心理学的アプローチを用いて科学的に解明する。
ゼミナール所属人間科学部心理学科
学習内容ヒトは外界と無縁に暮らしていくことはできません。ヒトが外界から情報を取り入れるはたらきは知覚と呼ばれます。知覚のはたらきだけがヒトの心と外界を結ぶことができるのですが、そのはたらきの詳細を説明することは実はとても難しいことで、解明されていないことがたくさんあります。

このゼミナールでは、ヒトが外界からどのような情報をどのようにして取り入れることができるのか、そしてその情報をどのように利用しているのかという情報処理の過程を実験心理学の手法を用いて科学的に解明しようとしています。心は手に取ることも目にすることもできません。実験という科学的手法を用いて、どのような課題を設定してどのような反応を取得すれば心の中を覗くことができるのかというチャレンジが知覚心理学の一つのあり方です。

心のはたらきの真理を解明するために、自分の関心のある研究テーマに基づいて、先行研究を調べ、仲間と議論を重ねながら、自身の研究を築き上げていきます。
ゼミ生の人数3年生3名,4年生7名(平成28年度)
開講日時など毎週木曜日4・5限
卒業論文・卒業研究全員が卒業研究を行って卒業論文を作成します。平成28年度の卒業論文のテーマには、「閾下単純接触」「視覚的検出」「BGM文脈依存効果」「視線と魅力」「ワーキングメモリにおける視覚的イメージ方略」などなど様々なものがありました。これらがどんな意味の言葉なのか、どんな心のはたらきを明らかにしようとしたのかと興味がわいてきませんか?
ゼミナール合宿毎年夏に2泊3日の合宿を行っています。それぞれの研究計画や研究結果を発表します。参加者全員で議論することによって、自分だけでは気づかなかった問題点が明らかになったり、問題点の解決の糸口が発見できたりします。このようにお互いが助け合ったり切磋琢磨したりして、研究をさらに発展させていく機会となっています。
教員紹介中沢 仁[研究者情報データベースへ]
[2017年2月掲載]