日本企業の経営戦略とイノベーション戦略[担当:中村 吉明]
ゼミナール名称 | 日本企業の経営戦略とイノベーション戦略 |
研究テーマ | 昨今、AI、IoTの急減な発展などを背景に、第4次産業革命が到来していると言われています。さらにコロナ禍も加わって、今まで優良といわれてきた企業が業績を悪化させている一方、業績の悪かった企業が息を吹き返したり、ベンチャー企業が果敢に新たな市場に参入しています。その違いはどこから生じるのでしょうか。企業の経営戦略やイノベーション戦略の違いによってその事態は変えられるのでしょうか。本ゼミでは、その違いを明らかにするために、企業の経営戦略やイノベーション戦略などについて勉強します。 |
ゼミナール所属 | 経済学部現代経済学科 |
学修内容 | 毎回、輪番制で気になった経済記事を取り上げてゼミ生同士でディスカッションを行います。
また、2、3年生は、秋の他大学との合同ゼミナールに向けてグループごとに発表内容を決め、中間発表を行ったりして準備を進め、合同ゼミナール発表後、その発表結果をグループ論文にまとめます。さらに、2、3年生は専大ベンチャービジネスコンテストに参加するため、グループワークとしてビジネスプランを作成します。一方、4年生は、執筆、プレゼン、議論を繰り返し、卒論をまとめていきます。 輪読などは静的、受動的になってしまうので、ゼミではプレゼン、ディスカッションを中心とし、学年、学科などを超えて自由に意見を言える、ダイバーシティを尊重したゼミになるように心がけています。 |
ゼミ生の人数 | 4年生16名:現代経済学科12名、生活環境経済学科3名、国際経済学科1名
3年生18名:現代経済学科8名、生活環境経済学科3名、国際経済学科7名 2年生19名:現代経済学科9名、生活環境経済学科2名、国際経済学科8名 (2024年度在校生) |
開講日時など | 毎週水曜日4限、5限 |
卒業論文・卒業研究 | 企業、産業に関する各人の関心のあるテーマについて書いています。
なお2023年度の卒業生14名のテーマは以下の通りです。 低迷を続けるフジテレビに未来はあるのか 日本のコンビニエンスストアの発展と今後の展望 アパレルとプロダクト・プレイスメントの相互作用 日本人のワイン消費量を増やすための戦略 2024年問題を見据えた物流の在り方とは 「聖地巡礼」は地方経済を救えるか 上田市の成長戦略~生まれ育った街を発展させるために~ ふるさと納税と創る地方経済の未来 筋トレは社会にどのような便益をもたらすのか イスラム教徒の訪日観光客数を増やすために 色は人にどのような印象をもたらし、人は色にどう影響されているのか スタジアム業界は進化していくのか~コロナ禍を経て サッカーJリーグが英プレミアリーグに追いつくためには 若者層の車に対する意識変化 |
サブゼミナール | 原則、実施していませんが、他大学との合同ゼミの準備やグループ論文作成のために、適宜、チームごとに集まっているようです。 |
ゼミナール合宿 | 2020年度、2021年度、2022年度はコロナ禍で行えなかったのですが、2023年度は箱根の専修大学セミナーハウスで行いました。一つ屋根の下で長時間過ごすこともあり、ゼミ合宿を契機にゼミの一体感が増し、ゼミ生の親密度も増すようです。2024年度も開催する予定です。 |
対外活動など | 毎秋に日本大学(権ゼミ、佐久間ゼミ)、東洋大学(川上ゼミ)、専修大学(金ゼミ)と合同ゼミナールを行っています。2022年度は専修大学神田校舎で、2023年度は東洋大学で行いました。
2020年度までは有志が専大ベンチャービジネスコンテストに参加していましたが、2021年度からいくつかのグループに分けて、ゼミをあげて専大ベンチャービジネスコンテストに参加しています。 またゼミ生が中心となって、クリスマスパーティやスノボ合宿なども行っています。 |
OB・OGの進路 | 金融機関(都銀、地銀、信金など)、製造業、非製造業(広告代理店、IT企業、物流企業、不動産企業など)、公務員(市役所など) |
OB・OG会 | 今年、第6期卒業生を出したのを契機に、6月にOB・OG会を開催する予定です。 |
教員紹介 | 2017年3月に30年勤務した経済産業省を辞職し、2017年4月から専修大学で教鞭をとっています。 経済産業省では、宇宙産業政策、エネルギー政策、環境政策、地域振興政策などの産業政策に携わったほか、NEDO、産業技術総合研究所などの独立行政法人、国土交通省に出向し、また関東経済産業局、福井県庁で直接、地方行政に携わる機会に恵まれるなど、幅広い行政経験を積んできました。 また、調査研究分野では、経済産業研究所や留学(スタンフォード大学)などで産業政策の研究を進め、東京工業大学で博士号を取得しました。 現在は、自動車産業や電機産業などの産業分析を行っているほか、産業政策の研究を行っています。 主な著者には、『AIが変えるクルマの未来』(NTT出版)、『これから5年の競争地図』(東洋経済新報社)などがあります。図書館の教員の推薦図書にありますので、興味のある方はそちらで手に取ってみてください。 中村 吉明[専修大学研究者情報システム] |






[2024年4月更新]