地域経済の内発的発展と地域産業政策[担当:河藤 佳彦]
ゼミナール名称 | 地域経済の内発的発展と地域産業政策 |
研究テーマ | 経済や産業を地域の視点から捉え、地域資源を活かして自律的な発展を促進するための方策について考えることを基本テーマとして取り組んでいきます。その対象については、産地型集積、企業城下町型集積、農林漁業地域、中心市街地など、また、まちづくりや企業誘致など、地域の経済や産業の発展方策に着目した多様な視点があってよいと思います。 当ゼミナールでは、ゼミ生の皆さんが社会で活躍するための実践力を身につけることを目標にします。専門分野の学習を通して、課題発見とその解決のための能力を高めることは勿論ですが、社会人としての人間力も体得してほしいと思っています。 |
ゼミナール所属 | 経済学部 現代経済学科 |
学修内容 | 本ゼミは、社会での実践力を習得することを目標とします。そのため2年次から、4年次の卒業論文(ゼミナール研究論文)の作成を視野に入れつつ、1 各自のテーマ選定、2 文献・資料調査、3 フィールド調査、4 分析・考察といったプロセスを進めていきます。そして、ゼミでの討論を重ねていきます。 また、論文作成やプレゼンテーション、情報活用のための基本的なスキルの指導も組み入れます。そのなかで3年次生は、自らのスキルの習得を行うと共に、後輩への助言を行うことでスキルの向上を図ります。4年次生は個人研究に取り組みつつ、後輩への助言を行うことで自らのスキルの向上を図ります。 |
ゼミ生の人数 | 2年生 15人、3年生 15人、4年生 13人(2022年度) |
開講日時など | 毎週木曜日4限・5限(2022年度) |
卒業論文・卒業研究 | 卒業研究と卒業論文を必修とします。テーマは、地域経済の内発的発展や地域産業政策に関するものであれば、各自が自由に設定してください。卒業研究のテーマは、ゼミ活動の早い時期に設定し、その後、体系的な指導により研究と論文のスキルを身につけていきます(学習内容を参照してください)。 |
サブゼミナール | 現在は実施していませんが、希望があれば実施したいと思います。 |
ゼミナール合宿 | 当ゼミでは毎年、ゼミ内でのグループ研究の一環として、夏休みの時期を利用してフィールドワークを実施しています。2019年度の2・3年次生は、移住・定住促進の産業政策を基本テーマとして、長野県上伊那郡辰野町の産業振興政策に関する学習やフィールド調査を実施しました。 2021年度~2022年度は、コロナ禍対応のため、十分な感染対策をした上で、日帰りで実施しています(神奈川県小田原市、埼玉県行田市)。 |
対外活動など | 実地での学習・調査による地域との交流と、報告書の作成による地域への還元を行っています。 |
OB・OGの進路 | 国・自治体、金融機関、メーカーなど多岐にわたります。(教員紹介を参照。) |
OB・OG会 | 現時点ではありません。 |
教員紹介 | 2018年4月に本学に赴任し、2021年3月に本学における第1期生4名が卒業しました。前任大学においても10数年間、ゼミナールの指導経験があり、120人を超える卒業生を送り出してきました。また、教育・研究者としての10数年の経験のほかに、自治体(大阪府庁と大阪府八尾市)における、行政職としての20数年間の実務経験があります。実務経験を通して得たものを理論的思考により伝えることで皆さんの成長に役立ててもらえるよう、頑張っていきたいと思っています。 【学位】 早稲田大学政治経済学部:経済学士 埼玉大学大学院政策科学研究科:学術修士 大阪商業大学大学院地域政策学研究科(地域経済政策専攻):博士(地域政策学) 河藤 佳彦[専修大学研究者情報システム] |
その他 | 2020年度と2021年年度の卒業論文テーマをいくつか紹介します。
【2020年度】 〇「地域包括ケアシステムを活かした川崎まちづくり」 〇「多摩ニュータウン再生にむけて」 【2021年度】 〇「セカンドハウスの有用性とそれによる交流人口増加の可能性:東京都奥多摩町を事例として」 〇「熊谷市におけるスポーツツーリズムによる地域活性化について」 〇「子育て世帯に注目した藤枝市の更なる人口増加政策」 〇「空き家の活用によるまちの活性化の可能性」 〇「公共交通を活用した地域活性化方策の考察」 |
[2022年7月更新]