ロシア(および旧ソ連諸国)の経済・政治・社会を考える[担当:野部 公一]
ゼミナール名称 | 野部公一ゼミナール |
研究テーマ | ロシア(および旧ソ連諸国)の経済・政治・社会を考える |
ゼミナール所属 | 経済学部国際経済学科 |
学修内容 | ロシア(および旧ソ連諸国)の経済・政治・社会を考えていきます。
2022年2月24日に勃発したいわゆる「ウクライナ戦争」により,ロシアおよびウクライナをはじめとする旧ソ連諸国は,突如として世界の耳目を集める存在となりました。その中で,ロシアおよび旧ソ連諸国の世界経済において果たしてきた役割(有力な新興経済国として,資源供給国として)が再認識されています。同時に,根拠や客観的データに基づかない非理性的な主張および感情的な言説も増えているように思えます。 本ゼミナールでは,こうした取り扱いのむずかしい(しかし,取り扱うのに十分に値する)ロシア(および旧ソ連諸国)の経済・政治・社会を多面的にかつ理性的に考えていきます。そして,この過程で,参加者が「旧来の常識」にとらわれない新しい発想およびオリジナルな考え方,プレゼンテーション能力を獲得することを目指します。 前期には、基礎的な文献を輪読し、旧ソ連諸国に関する基礎的な知識の修得を目指します。後期には,参加者は,個々の興味に応じて旧ソ連諸国に関連する個人研究を展開します(研究テーマは,教員と相談の上,決定します)。ゼミナールでは、その内容および関連事項をプレゼンテーションし,ゼミナール・メンバーと討論・意見交換していきます。 本ゼミナールでは、意識して多くのプレゼンテーション機会を設けています。そのため、多くの専門知識と高いプレゼンテーション能力の獲得が期待できます。また,いつの間にかメンバーの母語に英語,ロシア語,コリア語が加わり多国籍化が進行中です。このため,本ゼミでしか経験できないような発見・気付きがあるかもしれません。 |
ゼミ生の人数 | 4年生2名・3年生2名・2年生3名 |
開講日時など | 毎週金曜日4限 |
卒業論文・卒業研究 | 最近のゼミナール研究論文のタイトル。「ロシアにおけるLNG産業とカーボンニュートラル達成の未来」「チャウシェスクに見るルーマニア経済」「民族と国家 人間とは何か―ヴォルガ・ドイツ人の盛衰―」「バルバロッサ作戦前の独陸軍」「ショスタコーヴィチと社会主義リアリズムの関係性」 |
ゼミナール合宿 | ゼミナーハウスを利用して不定期に実施。 |
OB・OGの進路 | 民間企業・公務員・大学院進学。 |
OB・OG会 | たまにOB・OGがゼミナールや懇親会に参加することあり。 |
教員紹介 | 教員は、地域としては旧ソ連地域(主に、ロシア・カザフスタン・ウズベキスタン・アルメニア・アゼルバイジャン・ウクライナ)、産業部門としては農業、対象時期としては歴史研究の題材として1953~1964年を,現状分析の題材として1985年から現在にいたる時期を観察してきました。ゼミナールでは,以上に関連する事項について指導が可能です。また、1990~1991年にはモスクワ留学(ソ連政府奨学金留学生)、1992~2003年には国立研究所(農林水産省農業総合研究所・農林水産省農林水産政策研究所)勤務を経験しているので、留学(海外)生活・公務員生活についての体験もお話できます。 野部 公一[専修大学研究者情報システム] |


[2024年4月更新]