マクロ経済学と日本経済・国際経済[担当:奴田原 健悟]
ゼミナール名称 | マクロ経済学と日本経済・国際経済 |
研究テーマ | マクロ経済学は一国規模以上の経済現象を扱う学問で、景気・経済政策・金融・財政・労働・社会保障・貿易・国際金融などの多くのトピックが分析対象になります。ゼミでは、狭義のマクロ経済学の分析対象には必ずしも限定せず、受講ゼミ生の興味に応じて、より幅広いトピックを扱っています。 |
ゼミナール所属 | 経済学部 現代経済学科 |
学修内容 | 標準的な経済理論を踏まえて、現実の日本経済・国際経済についての学修・分析を行ないます。また、(1) 論理的な議論、(2) よい論文・レポートを書く、(3) 効果的なプレゼンテーションを行なう、なども重視します。 (a) 2年前期は、梶井厚志著『故事成語で分かる経済学のキーワード』(中公新書)の担当箇所をパワーポイントでプレゼンし、経済学の知識とともに、プレゼンテーションの技術、ディスカッションの作法も身に付けてもらいます。また同時にマクロ経済学のテキストを用いて輪読を行います。2年後期は、グループワークとして各グループで研究テーマを設定し、ゼミ論文を作成します。 (b) 3年前期も2年同様にテキストに基づいたパワーポイントのプレゼンを行うとともに、卒論での分析のための統計学のテキストを輪読します。3年後期からは各人が研究テーマを設定し、4年生にかけて卒業論文を作成していきます。 (c) 上記以外にも、各自がおすすめ本を紹介しあって、一番読みたい本を投票で決める「ビブリオバトル」などの活動も行っています。 |
ゼミ生の人数 | 2021年度は男性16人、女性19人(2年生14人 3年生10人 4年生11人)です。 現代経済学科・生活環境経済学科・国際経済学科のいずれも採用対象としています。 |
開講日時など | 例年、2年ゼミを毎週金曜4限に、3年ゼミを毎週金曜3時限に実施しています。 4年生は2・3年ゼミにアドバイザーとして参加するほか、後期は第1・3火曜午後のサブゼミの時間に卒論中間報告を行います。 |
卒業論文・卒業研究 | 3年生時にテーマ設定を行って、分析を始め、4年生に卒業論文(ゼミナール研究論文)を完成させます。卒業論文は毎年文集にまとめています。狭義のマクロ経済学に限らず、幅広い経済学の範囲の中から、ゼミ生各自の興味のあるテーマを選んで研究してもらっています。 以下は、これまでの卒業論文のタイトルの例です。 ・日本のキャッシュレス化を促進させるには ・日本の女性管理職を増やすには ・待機児童数に影響を与える要因と解決策について ・男女間賃金格差の要因分解と解決策 ・大学進学率の影響を及ぼす要因と対応策 ・地方公共団体の財政健全化 ・日本プロサッカー選手の年俸に大きく影響している要因は何か ・聖地巡礼の経済波及効果 ・民間企業の障害者雇用を増やすには |
サブゼミナール | 4年生は毎月第1・3火曜の午後に卒論中間報告を実施しています。その他、2年生後期はグループワークのために、3年・4年は個人研究のために随時集まってミーティングを行っています。 |
ゼミナール合宿 | (1) 春合宿:新2・3年合同で新学期に向けた準備を行います。例年3月に2泊3日で実施しています。 (2) 夏合宿:2・3・4年合同でゼミナール研究論文の作成に向けた中間報告会などを行います。例年9月に3泊4日で実施しています。 (3) 卒業合宿:4年生が卒論の最終報告会を行います。例年2月に2泊3日で実施しています。 |
対外活動など | 他大学とのインターゼミも、ゼミ生の希望などを踏まえつつ、随時実施しています。 |
OB・OGの進路 | 様々な分野で活躍していますが、その中でも公務員と金融機関が比較的多いようです。 公務員(経済産業省、厚生労働省、金融庁、農林水産省、東京都庁、神奈川県庁、警視庁、国税専門官、川崎市、世田谷区、品川区、茅ヶ崎市、上尾市、など)、金融機関(みずほフィナンシャルグループ、SMBC日興証券、横浜銀行、東日本銀行、東邦銀行、筑波銀行、栃木銀行、、城北信用金庫、城南信用金庫、湘南信用金庫、さがみ信用金庫、平塚信用金庫、埼玉縣信用金庫、都留信用組合、JA横浜、など)、公認会計士、三井住友海上保険、JR東日本、マイナビ、よしもとクリエイティブ・エージェンシー、川崎汽船、東洋製罐、日本私立学校振興・共済事業団、など |
OB・OG会 | 例年10月ないしは11月に実施しています。1期生から現役生までが壁なく交流できる機会となっています。 |
教員紹介 | 東京大学大学院を修了後、2009年4月から専修大学で教えています。専門分野はマクロ経済学で、景気循環のメカニズムや財政金融政策の効果などについての理論的な研究を行っています。 経歴:2004年東京大学経済学部卒業。2009年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。日本学術振興会特別研究員、キヤノングローバル戦略研究所主任研究員、東京大学公共政策大学院非常勤講師、上智大学非常勤講師、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン客員研究員、国家公務員一般職(大卒程度)専門試験委員、などを歴任。 奴田原 健悟[専修大学研究者情報システム] |
HP | 教員ホームページ:http://www.kengonutahara.com/japanese |
[2020年3月更新]