手話コミュニケーション~聴覚障がい者との共生をめざして~ [担当:吉川 あゆみ / 吉田 美穂子]
ゼミナール名称 | 手話コミュニケーション ~聴覚障がい者との共生をめざして~ |
研究テーマ | 手話は一つの「言語」、そして「文化」と言われています。日本語とは異なる文法体系や言い回しを備えており、手話の世界に踏み込むとその奥行きに驚かされることでしょう。言うなれば手話は、コミュニケーションツールを超えた魅力を持ち合わせており、ろう者の大切な言語として受け継がれてきました。 その習得にあたっては、外国語習得と同等の時間と労力、異文化との対峙が求められますが、その先に通じたときの喜びも待っているでしょう。 ここでは、手話そのものの習得と併行して、聴覚障がい者の生活や仕事、文化等のさまざまな角度から聴覚障がい者への理解を深めていきます。 |
ゼミナール所属 | 教養ゼミナール |
学習内容 | 一年後に手話で簡単な自己紹介が可能なレベルを目指します。かつ、「情報障害」「コミュニケーション障害」について理解し、説明できることを目標としています。前期は、名前や出身地等の基本的な手話を習得するとともに、「聴覚障がい」と「コミュニケーション障がい」に関して学びます。後期は、道案内やバイト先での会話等の手話学習を通して手話で身の回りのことを説明できるようにするとともに、「聴覚障がい」の歴史的文化的背景と「情報障がい」の概要について理解を深めます。 |
ゼミ生の人数 | 10名前後 |
開講日時など | 毎週火曜日3限・4限(いずれかを選択してください) |
卒業論文・卒業研究 | 卒業研究・卒業論文はありませんが、手話関連企画に参加し、レポートを提出することが必須となります。 |
教員紹介 | 学生時代から聴覚障がい学生の支援に携わってきました。大学において手話で話せる環境づくりを通して、聴覚障がい学生にとってよりどころとなる場が多少なりとも増えていけばと願っています。同時に、これから旅立つみなさんに奥深い手話の世界の魅力を伝えられたらと思います。 |
その他 | 聴覚障がい講師と聴講師の二人体制ですすめています。おもに聴覚障がい講師との対話の中で手話を習得し、おもに聴講師は聴覚障がい者の生活や教育、福祉について扱いますので、聴覚障がいや手話について多面的かつ幅広く学ぶことができます。手話をはじめて学ぶ方を対象としたカリキュラムとなっています。 |
[2022年3月更新]