専修のゼミナール
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組織の経済学[担当:小川 博雅]

ゼミナール名称組織の経済学
研究テーマ経済学やゲーム理論を使って組織をデザインする方法を学ぶ
ゼミナール所属経営学部 経営学科
学習内容「経済学」と聞くと、硬くて人間味のない学問のように感じていませんか? ましてや、生身の人が働く「組織」を経済学で分析するなんて、現実味がないように感じるかもしれません。

意外に思うかもしれませんが、経済学では人の意思決定そのものが重要な研究対象とされています。というのも、経済現象や社会現象を正しく理解し説明するためには、それらを実際に引き起こしている人々がなぜそうした意思決定をしているのかを説明するための理論モデルが必要だからです。「組織の経済学」は、経済学で研究されてきた人の意思決定を分析するモデルや、同じく人々の意思決定や相互作用を研究対象とするゲーム理論の考え方を組織の分析に持ち込み、組織内の制度や仕組みをどのようにデザインすれば組織が効率的に機能するのかを研究する学問です。具体的に取り扱うトピックは多岐に渡っており、組織のなかで働く人々に一生懸命に働いてもらうにはどのような報酬体系が必要なのか、どのように従業員の業績評価を行ったらよいのか、組織の誰に意思決定を任せるべきなのか、など極めて多様です。このゼミで学ぶ組織の経済学の知見は、今後みなさんが組織のなかで出くわす様々な制度や仕組みの役割を理解したり、組織をより良くしていくためにそれらを変更しようとしたりする際に、きっと役に立つと思います。

本ゼミでは主にテキストの輪読を行っています。輪読では、報告担当者がテキストの指定箇所の内容をパワーポイントにまとめて報告し、また報告担当者ではないゼミ生も指定個所の概要や疑問点等をまとまめた小レポートを提出し、それらを題材にしてテキストの内容やその応用方法について議論をします。テキストの輪読とゼミ内での議論を通して、組織の経済学の基本的な考え方を学び、それが実際の組織の設計にどのように役立っているかを理解し、理論を組織の設計に適用する方法を身につけることが狙いです。

2017年度は、下記のテキストを輪読しました。
・フィスマン、サリバン 『意外と会社は合理的』 日本経済新聞社 2013年
・ラジアー、ギブス 『人事と組織の経済学 実践編』 日本経済新聞出版社 2017年
ゼミ生の人数2018年度の構成は、4年生は5名(男性4名、女性1名)、3年生は8名(男性6名、女性2名)になる予定です。
開講日時など毎週水曜日4限
卒業論文・卒業研究卒業論文の提出は必須です。経営学や経済学を含む社会科学の分野でおもしろい研究をするためには、まず研究者自身がその研究対象をよく知っていることが重要です。そのため、卒業論文のテーマは、研究の社会的な意義等にはあまりこだわらずに、自分にとって身近でよく知っている(または知るための労力が苦にならない)テーマを自由に取り上げてほしいと考えています。
サブゼミナール毎週、本ゼミ終了後に実施しています。主な活動内容は対外活動の準備(文献調査の結果報告やデータ分析手法の習得、フィールドワークなど)ですが、そのほか新しいゼミ活動(ゼミ生による推薦図書の紹介など)を試験的に実施する場としても活用しています。
ゼミナール合宿2018年度は夏休みに合宿を行う予定です。合宿では、3年生は対外活動に関する研究プロジェクトの中間報告、4年生は卒業論文の中間報告を行う予定です。
OB・OGの進路2017年度は日本学生経済ゼミナール関東部会(通称はインナー大会)にゼミ生全員でひとつのチームを作って参加しました。この大会は、自分たちが研究テーマを設定しその研究成果をプレゼンして競い合うというものです。私たちのゼミでば野球好きなゼミ生が多かったので、日本のプロ野球をテーマに設定して、組織の経済学の観点から各球団が採用する戦略と年俸の支払い方法の関係について理論的な仮説を立て、過去数年間の選手成績と年俸のデータを集めて統計学的な手法を用いてその仮説の検証を行いました。

こうした課外活動でのグループ作業を通して、ゼミ生にはチームワークや自分に合ったリーダーシップの取り方を身につけてもらうことを期待しており、今後も積極的に課外活動への参加を奨励・支援していくつもりです。
教員紹介ミクロ経済学やゲーム理論を用いた組織に関する理論分析を専門にしています。大学時代は経営学を学んでいましたが、そのときにゲーム理論にハマり、大学院に進学してからは本格的に経済学を学び始めました。こうした背景から、経営学と経済学の中間にあるような学問である組織の経済学を専門としたのは自然の流れだったように思います。

博士号取得後、3年間ほど社会人の方を対象にした大学院に勤め、ミクロ経済学を用いた政策分析の講義などを担当していました。2017年に専修大学経営学部に着任し、企業経済学などの経済学のフレームワークを用いた企業分析の講義を担当しています。経済学やゲーム理論は小難しいイメージを持たれがちな学問ではありますが、様々な分野に応用が利く極めて有用でおもしろい学問です。ゼミナールや講義を通して、少しでもそのおもしろさを伝えていければと考えています。

小川 博雅[研究者情報データベースへ]
HP準備中です。
その他親睦を深めるための飲み会を定期的に開催しているほか、ゼミの有志で遊びに出掛けるなどのレクリエーション活動なども行っています。
2017年度に開講したばかりのゼミナールで、ゼミ活動についてはゼミ生と相談しながら手探りで色々試しているところです。一緒にゼミを創っていってくれる学生さんを待っています!
[2018年3月掲載]
センディ

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