准教授・宇野 瑞木

宇野
日中を中心に東アジアに伝播した説話・物語の研究をしています。ゼミでは、具体的な説話やお伽草子などを取り上げ挿絵も含めて読解します。また大陸から渡来した説話の変容に着目し、比較文化論的な考察も行います。
宇野 瑞木
准教授

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教員データ

氏名・職位  宇野 瑞木(UNO MIZUKI)  准教授
文学部開講科目 比較文化研究1・2 伝統文化研究1・2 日本の文学・文学201 ゼミナール1・2・3 入門ゼミナール 卒業論文
大学院開講科目
略歴 東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了 博士(学術) [東京大学]
専門分野 日中比較文化研究・説話文学
研究キーワード 二十四孝 お伽草子
所属学会 中世文学会 説話文学会 伝承文学会 東方学会 など

主要業績

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単行本(単著)

単行本(共著・編著・論文集・事典など)

論文(雑誌・紀要・研究成果報告書など)

その他(学会発表・講演・座談会・インタビュー・書評・エッセイなど)

ゼミ紹介

ゼミでは、お伽草子の作品などを中心に、中世から近世にかけての絵巻や奈良絵本、絵入り版本といったイメージを伴う物語・説話文学の作品を精読します。その際、当時の人々がどのような状況で作品を享受したか、という側面まで含めて考えるために、文と絵の相互的な読解を心がけます。その上で、作品をとりまく文化的思想的背景についても考察を及ぼしていきます。

メッセージ

大学生の間に、想像がつかないような、そして容易に尋ねることができないような場所に、あえて訪れることをお勧めします。温泉や観光地などは、何歳になっても、子供や親と一緒でも行けるものです。私は学生の時、日本の地方を青春18きっぷで巡る旅をよくしました。また大学の卒業旅行の時には、マレーシアのボルネオ島で熱帯雨林の調査をしていた友人の案内で、ケニャ族の方々の村々を訪ねました。そこで見て考えたことが、今でも自身の学問というものを支えているように感じています。日本の古典文学や伝統文化を学ぶことも、自身の足元にある意外な世界を見つける旅といえるでしょう。大学生のあいだに、できるだけ大きな世界に心と頭を広げてみましょう。

大学院

 

 
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源氏物語は、王朝文学・文化とは何か、小説とは何か、日本文化とは何かを考える格好の素材となる。本演習は、源氏物語をはじめとした王朝文化を広く視野に収めることを通して、日本文学、日本文化に対する理解を深めることを目的とする。