文学部 
歴史学科
Department of History
生田キャンパス

准教授・廣川 和花_教員データ

歴史(廣川)
人が「生きること」の歴史を、医療や地域の視点から考えます。(写真は、薬祖神をまつる大阪の少彦名神社の絵馬)
廣川 和花
准教授 (日本近代史)
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教員データ

氏名・職位 廣川 和花(HIROKAWA WAKA) 准教授
文学部開講科目日本近代民衆史1
日本近代民衆史2
総合世界史4
歴史資料研究法17
歴史資料研究法18
ゼミナール1・2・3
卒業論文
大学院開講科目日本史特講Ⅳ 日本史特講Ⅳ演習 日本史特殊研究Ⅳ 日本史特殊研究Ⅳ演習
略歴大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位修得退学 博士(文学)[大阪大学]
専門分野日本近代史 医学史
研究キーワードハンセン病 地域医療 医療情報 医療アーカイブズ 歴史資料保全
所属学会歴史学研究会 日本史研究会 日本科学史学会 歴史科学協議会 日本医史学会

主要業績

単行本(単著)
『近代日本のハンセン病問題と地域社会』大阪大学出版会、2011年02月
単行本(共著・編著・論文集・事典など)
“A Colony or a Sanitorium?: A comparative history of segregation politics of Hansen's disease in modern Japan,” in David G. Wittner and Philip C. Brown eds., Science, Technology, and Medicine in the Modern Japanese Empire, Routledge, Apr 2016.
「病者にとっての「生きていく場所」」(ハンセン病フォーラム編『ハンセン病 日本と世界』工作舎、2016年02月)
「ハンセン病の歴史と都市大阪」(木戸衛一編『平和研究入門』、大阪大学出版会、2014年04月)
アン・ジャネッタ『種痘伝来―日本の<開国>と知の国際ネットワーク』岩波書店、2013年12月(木曾明子との共訳)
論文(雑誌・紀要・研究成果報告書など)
「「和解」の時代の日本近代ハンセン病史研究―「顕彰」と「検証」を超えて―」『同時代史研究』10号、2017年11月
「医療アーカイブズ試論 : 研究倫理・医療情報・スティグマの観点から」『歴史学研究』952号、2016年12月
「ハンセン病疫学と近代日本の地域社会」『歴史評論』746号、2011年06月
「近代大阪のペスト流行にみる衛生行政の展開と医療・衛生環境」『歴史評論』726号、2010年09月
その他(学会発表・講演・座談会・インタビュー・書評・エッセイなど)
“Modernizing Doctors, Practice, and Community Medicine: Through the Lens of General Practitioners in the Meiji Period”, Paper delivered at the Workshop “the Meiji Restoration and Its Afterlives: Social Change and the Politics of Commemoration”, Yale University, Sep 2017.
「医療記録を通してみる近代日本の地域社会―明治中後期の栃木県塩谷郡喜連川町を事例に―」立教大学史学会大会、2017年06月
“The Struggle to Modernize Community Medicine in Nineteenth-Century Japan”, Paper delivered at the Association for Asian Studies 2017 Annual Conference, Toronto, Mar 2017.
「イェール大学所蔵の山田浅右衛門家旧蔵文書」『日本歴史』818号、2016年07月(ボツマン ダニエル・Vとの共著)
“Toward the Modernization of Acquiring Knowledge: Flexible Boundaries of a Medical Educational System in the Late Tokugawa Osaka”, Paper delivered at the Asian Studies Conference Japan, International Christian University, Jul 2016.

ゼミ紹介

<到達目標>
日本近現代史研究には、さまざまな個別の研究テーマや分析視角が存在します。このゼミナールでは、その中から各自の関心に合った先行研究に学び、自分自身の研究へとつなげていくための各種アカデミック・スキルの獲得を目指します。文献や情報を集めて的確に読み解き、仮説を立て、その仮説を証明するための資料を集め、論理を組み立て、説得力あるプレゼンテーションを行う、もしくは論文にまとめる。この一連のスキルを、歴史研究だけでなく、人生のあらゆる場面において応用可能なものとして身につけることが目標です。

<講義概要>
このゼミナールでは、まず日本近現代の社会史・地域史・医学史に関する重要文献の多読を通じて、高校までの歴史では扱わないようなユニークな領域の研究に触れ、歴史研究の視野を広げます。次の段階では、実際の歴史資料を読み解いて、そこから「どんなことが言えるのか」をそれぞれにつきつめて考え、討論します。先行研究に学びながら、オリジナルな視点や歴史の捉え方を自分なりにつかむことに重点を置いています。

メッセージ

日本近代は、戦争や災害で多くの人命が失われた時代です。ただ、人はいつも「生きるか死ぬか」の両極端な状況におかれているわけではありません。多くの人は、時に病み、障害を抱え、それらと付き合いながら「生きて」います。歴史学は多くの場合、すでに「死んだ」人の残したものと向き合う学問ですが、その人々が社会の中でどう「生きた」のか、生きようとしたのかを探る学問でもあります。人が「生きること」と、地域社会の中の医療の問題は、大きく関わっています。医療の歴史は、日本近代史の中ではまだマイナーな分野ですが、国際的な広がりを持ち、注目すべき研究成果が今まさに出てきています。成長著しい分野の中で学び、人が「生きること」の普遍的な意味を考えてみませんか。

大学院

日本史特講Ⅳ
日本近代史の諸テーマの中でも、担当者の専門に近い医学史・地域医療史に関するトピックを中心に扱う。前期はこのテーマを研究するための基本となる理論的枠組み、後期は個別の課題に対する具体的な研究手法に重点を置く。
日本史特講Ⅳ演習
『医制百年史』資料編(厚生省医務局、1976年)に掲載された資料を講読する。
日本史特殊研究Ⅳ
近代日本の医学史・地域医療史に関連する研究書を選び、講評する。
日本史特殊研究Ⅳ演習
近代日本の地域医療史に関わる一次資料の画像を用い、講読する。
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