人間科学部

専門分野を突き詰めていく、刺激的な学問体験。
2010年に創設された人間科学部は、心の研究を中心とする心理学科と、集団生活やその環境を研究する社会学科によって構成されています。新しい学部ではありますが、前身は1966年に創設された文学部人文学科で、心理学科は心理学コース、社会学科は社会文化コースとして始まり、50年を超える歴史を有しています。両学科ともに実験や実習を重視し、専用コンピュータルームや実験室、実習室などの教育研究施設は国内でも屈指の充実度です。
この環境のもと科学的、実証的に人間の理解をめざし、心と社会に生まれる様々な現象のメカニズムを解明し、主体的に社会を支え活動できる、高度な専門性を備えた人材を養成していきます。

学科

心理学科
基礎心理学と臨床心理学、
偏りなく幅広い領域をバランスよく学べる。
社会学科
社会に抱いた疑問は、
自らフィールドへ出て解決策を探求する。
人間科学部のゼミナール
討論・文献輪読・プレゼンテーションなど学生が主体的に参加する授業で、心理学科は3年次、社会学科は2年次より履修可能です。
人間科学部の卒業後の進路就職支援
心理学科は大学院進学者が多く、社会学科は多様な進路が広がっています。
国家資格「公認心理師」への対応について
心理の専門家として活躍できる新たな国家資格「公認心理師」が誕生します。
本学人間科学部心理学科および大学院文学研究科心理学専攻では、今後発表される内容に注視しながら、国家資格「公認心理師」への対応を図っていきます。

内側から外側から人間を見きわめる

人間科学部長 嶋根 克己
人間を内側(心)と外側(社会)からサイエンスする。それが人間科学部です。人間の行動を突き動かす心のメカニズムを学ぶ心理学。人間社会の構造と機能を分析する社会学。心理学は実験と臨床、社会学は社会調査というそれぞれのアプローチで事実を証明していきます。本学部はこうした研究をきめ細かな少人数教育で行ってきました。

文学部設立に端を発する両学科には、すでに50年を超える歴史があります。2020年には学部設置10周年を迎えます。私の役目は、学部の特徴を生かした教育をさらに推進し「専大で4年間過ごしてよかった」と思う学生を一人でも増やすこと。この使命にまい進していきます。
大学は、正解のない問いに対して自分自身で回答を探究する場です。自分で問題を設定し、情報を幅広く収集し、解決方法を徹底的に考え抜く。それを口頭で発表し、最後に論文にする。学生にはこれら一連の探求課程をしっかり身につけてほしいと思います。こうしてまとめあげた論文には学生自身の人柄や生き方が表れます。
自分はどうしてほかの人と同じように考えたり感じたりすることができないのか――。私は子どもの頃からその違和感に悩みました。10代で出身の名古屋から東京に移り住み、環境の変化によるカルチャーショックを受けました。これらが社会学を学ぶきっかけとなりました。

大学3年の時、オートバイを運転していて大型トラックにはねられ全治3カ月の重傷を負いました。はねられた瞬間、それまでのすべての人生のシーンがフラッシュバックする「臨死体験」を経験、生と死は紙一重だということに気づかされました。日々生きるということは一歩々々死に近づくということ。そのような最期を迎えた人々を人間はどのように見送るのか、社会学的な視点で研究することが私のライフワークになりました。

学生には何事にもとらわれず、強さと知性、柔軟性を持って人生に立ち向かってもらいたいと思います。学生時代に積んだ経験は、一生を通じて人生を支えてくれるはずです。
人間科学部長 嶋根 克己
2018年9月掲載

人間科学部 DATA

(2021.5月現在)

取得できる学位

学士(心理学・社会学)

人数

教員数(専任者)
入学定員数
学生数
32名
心理学科77名 社会学科147名
心理学科319名 社会学科579名

学生男女比

心理学科
男:43% 女:57%
社会学科
男:47% 女:53%

取得可能な資格

心理学科

・中学校教員免許(社会)・高校教員免許(公民)・司書・司書教諭・学校司書・学芸員・認定心理士・産業カウンセラー(受験資格)・睡眠改善指導者(受験資格)


社会学科

・中学校教員免許(社会)・高校教員免許(地理歴史、公民)・司書・司書教諭・学校司書・学芸員・社会調査士

教育研究上の目的と3つのポリシー

全てを表示する
教育研究上の目的

人間科学部の目的


人間科学部は、実験、観察及び調査を軸として、科学的及び実証的に人間の理解を目指し、人間の心と社会に生起する様々な現象のメカニズム(因果関係)を解明する領域を総合的に学び、主体的に社会を支え活動できる人材及び高度な専門性を備えた人材を養成することを目的とする。

心理学科

心理学科は、心理学の様々な領域で蓄積されてきた知識と理論(「知」)及び研究方法(「スキル」)を実習を通して修得させることにより、現代心理学の持つ批判的、分析的かつ主体的な人間行動理解に到達させることを目標とし、もって心理学実務家、心理学研究者その他の修得した心理学を社会に還元できる人材を養成することを目的とする。

社会学科

社会学科は、人々の生活の場を主要な研究及び学問の領域とし、そこに現われてくる人間の行為や意識、社会関係や組織などの実態と現代社会の構造及び問題性を明らかにすることを目標とし、社会状況を適確に判断し、着実に活動できる人材を育成すると同時に、学問の発展に寄与する人材を養成することを目的とする。
ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
本学部の心理学科、社会学科がそれぞれに規定する所定の卒業要件単位を学則で定める在籍期間中に修得することによって、幅広い教養と豊かな人間性を有し、専門分野に関しては、実験・観察・調査を軸として、科学的・実証的に人間の理解を目指し、人間の心と社会に生起するさまざまな現象のメカニズム(因果関係)を解明する領域を総合的に学び、主体的に社会を支え活動できる能力を養い、高度な専門性を身に付けた者に対し、心理学科では学士(心理学)の、社会学科では学士(社会学)の学位を授与します。

心理学科

(1)文化・歴史・社会、自然などについて幅広い教養を身に付け、多様な価値観を受け入れた上で、社会生活上の諸課題に取り組むことができる。(知識・理解、態度・志向性)
(2)心理学のさまざまな領域で蓄積されてきた知識と理論を説明することができる。(知識・理解)
(3)人間行動の理解のために、研究機器の利用方法をはじめとしてさまざまな実証的研究の手法を活用することができる。(汎用的技能)
(4)現代心理学の持つ批判的、分析的かつ主体的な人間行動理解に基づき、知見や技能を活用することができる。(知識体系に基づく思考と知の創出)
(5)未解決の問題を発見し、それを適切な方法で解決することができる。(知識体系に基づく思考と知の創出)

社会学科

(1)幅広い一般知識として、社会学の専門教育を超えた、文化、歴史、社会、自然など幅広い領域の知識を理解し、説明することができる。(知識・理解) 
(2)社会学のさまざまな領域で蓄積されてきた知識と理論を体系的に理解し、社会的行為と諸制度との相互関係を社会学的に説明できる。(知識・理解) 
(3)実証的調査の方法を用いて量的・質的なデータを収集・分析し、グループで作業する能力とコミットメントを身につけ、自らの思考を文章や口頭によって分かりやすく他者に伝えることができる。(汎用的技能) 
(4)諸社会が有する文化や価値の多様性に関心を持ち、他者に寛容な態度で接するとともに、社会の成員としての自己を理解し、自分が得た知識や価値観を反省し相対化して行動することができる。(態度・志向性) 
(5)社会における実践的な課題を発見し、上記の能力を総合的に駆使して理論的に思考・分析し、社会を構想し提言することができる。(知識体系に基づく思考と知の創出)
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
人間科学部では、教育研究上の目的及び養成する人材の目的を達成するために、教育課程を「転換・導入科目」、「教養科目」、「外国語科目」、「専門科目」の4つの科目群から構成することとし、教育課程全体の体系性・順次性を確保し、かつ教養教育と専門教育の有機的連携を図ります。

心理学科

(1)学位授与の方針を踏まえた教育課程編成の方針
・卒業認定・学位授与の方針で掲げる資質・能力の基盤となる授業科目として、科目区分「転換・導入科目」には、「専修大学入門科目」、「キャリア基礎科目」、「情報リテラシー科目」、「基礎自然科学」、「保健体育基礎科目」を配置しています。
・文化、歴史、社会、自然など幅広い領域の知識を理解し、説明することができる能力を養成するため、科目区分「教養科目」には、「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」、「融合領域科目」、「保健体育系科目」を配置しています。
・言語運用能力を身につけ、活用することができる能力を養成するため、科目区分「外国語科目」には、「英語」、「英語以外の外国語」、「海外語学研修」、科目区分「専門科目」には、「心理学講読1」を配置しています。
・科目区分「専門科目」には、以下の科目を配置しています。
①心理学に関する専門分野の基礎的な知識を理解して説明する能力と多様な価値観を受け入れ、主体的に学ぶ自己設計・管理力を養成するための科目を配置しています。
②心理学に関する専門分野の基礎的な知識を理解して説明する能力とそれらの知識の統合と活用する能力や論理的思考力を養成するための科目を配置しています。
③心理学に関する専門分野の基礎的な知識を理解して説明する能力とそれらの知識の統合と活用する能力や論理的思考力に加えて問題解決能力についても養成するための科目を配置しています。
④心理学の研究方法を理解するための情報・データリテラシー能力を養成するための科目を配置しています。
⑤倫理観と社会的責任と論理的思考力を持って、これまで学んだ心理学の知識の統合と活用に取り組み、実際の問題解決を行う能力を養成するための科目を配置しています。
(2)学位授与の方針を踏まえた教育課程実施の方針
・大学での学修の基盤となる能力を養成する「転換・導入科目」は、多様な入学者が自ら学修計画を立て、主体的な学びを実践する初年次教育として実施します。
・言語運用能力のうち、自分自身の思考や判断を明晰かつ適切に伝達するための基礎力養成は、「転換・導入科目」の「専修大学入門科目」において実施し、必履修科目として、1年次に全員が学びます。
・情報・データリテラシーの基礎力養成は、「転換・導入科目」の「情報リテラシー科目」において実施します。
・幅広い領域の知識・理解の修得は、「教養科目」において実施し、8単位以上修得することを卒業要件としています。
・言語運用能力のうち、母語以外の言語運用能力の養成は、「外国語科目」において実施し、英語から4単位以上(外国人留学生は日本語8単位以上)、英語以外の外国語から4単位以上修得することを卒業要件としています。
・科目区分「専門科目」は、以下のように実施され、必修科目32単位、選択必修科目32単位、選択科目20単位以上修得することを卒業要件としています。
①心理学専門科目に関連した言語運用能力の養成は、「心理学講読1」において実施します。
②心理学に関する専門分野の基礎的な知識を理解して説明する能力と多様な価値観を受け入れ、主体的に学ぶ自己設計・管理力の養成は、必修科目として1年次に「心理学基礎実験1(心理学実験)」、「心理学概論」、「臨床心理学概論」、2年次に「心理学基礎実験2」において実施するほか、「心理学研究法」をはじめとする19の選択必修科目と「公認心理師の職責」をはじめとする3つの選択科目において実施します。
③心理学に関する専門分野の基礎的な知識を理解して説明する能力、知識の統合と活用する能力、論理的思考力の養成は、選択必修科目の「心理学の思想と歴史1・2」、「基礎心理学特殊講義A」をはじめとする10の選択科目において実施します。
④心理学に関する専門分野の基礎的な知識を理解して説明する能力、知識の統合と活用する能力、論理的思考力、問題解決能力の養成は、選択必修科目の「情報処理心理学実習1・2」、「心理学特殊講義A(障害者・障害児心理学) 」をはじめとする15の選択科目において実施します。
⑤心理学の研究方法を理解するための情報・データリテラシー能力の養成は、必修科目として1年次に「心理学データ解析基礎1(心理学統計法)・2」を実施するほか、「心理学コンピュータ実習1」をはじめとする4つの選択必修科目において実施します。
⑥倫理観と社会的責任、論理的思考力、心理学の知識の統合と活用する能力、問題解決力の養成は、必修科目として3年次に「心理学実験演習1」、4年次に「心理学実験演習2」と「卒業論文」において実施します。
(3)教育内容・方法
①転換・導入科目
高等学校段階の教育と大学での教育とを接続するために、社会知性の開発を目指す専修大学の学生としての自覚と心構えを持ち、大学での学修に求められる最低限の読解力・思考力・プレゼンテーション力・文章力などの技能や能力を身につける内容の「専修大学入門ゼミナール」は、初年次教育の少人数演習形式とします。
「キャリア入門」、「情報入門1・2」、「あなたと自然科学」、「スポーツリテラシー」は、専門的な知識・技能とそれに基づく思考方法や地球的視野からの視点を持つため、その基礎となる内容と、大学で学ぶときだけではなく、生涯学ぶうえで社会においても必要とされる基礎的な力を身につける内容とします。
②教養科目
各学部・学科の専門教育を相対化し、専門教育の範囲を超えた幅広い領域の知識・技能を学び、異なる視点から問題にアプローチすることを目的とする「教養科目」は、各授業科目の内容に応じた授業形態(講義、演習、実験・実習)とします。
「教養科目」を構成する「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」は、特に、文化、歴史、社会、自然など幅広い教養を身につける内容とします。また、「融合領域科目」は、基礎的な知識や技能を背景として、専門教育以外の異なる視点からの総合的な学習経験と創造的思考力を養成する内容とします。「保健体育系科目」は、自身の健康やスポーツへの理解を深める目的にとどまらず、自己管理力やチームワークなどを身につける内容とします。
③外国語科目
英語をはじめとする外国語の運用能力を獲得し、適切なコミュニケーションを行うことで、世界の文化や社会について理解を深め、幅広い視野からさまざまな問題に取り組む力を身につけることを目的とする「外国語科目」は、一部の授業科目を除き、演習形式とします。
1年次に履修する英語は、入学時に行うプレイスメントテストに基づいて習熟度別の少人数クラスを編成し、外国語の基礎的な運用能力の獲得と適切なコミュニケーション能力を身につける内容とします。
英語以外の外国語は、多くの学生が初めて学ぶものであることを踏まえ、初級・中級・上級とそれぞれの学習段階における到達目標を明確にした内容とします。
また、異文化・多文化への理解を深め、世界の諸地域の言語とその背景となる文化を身につける内容の「世界の言語と文化」、「言語文化研究」は、講義形式とします。
④専門科目
心理学専門科目に関連した言語運用能力をつけることを目的とする「心理学講読1」は、演習形式とします。
心理学に関する専門分野の基礎的な知識を理解して説明する能力、多様な価値観を受け入れ、主体的に学ぶ自己設計・管理力をつけることを目的する必修科目の「心理学概論」、「臨床心理学概論」のほか、「心理学研究法」をはじめとする19の選択必修科目と「公認心理師の職責」をはじめとする3つの選択科目は講義形式とします。少人数のグループで実施し様々な実証的研究の手法を修得する、必修科目の「心理学基礎実験1(心理学実験)・2」は実験・実習形式とします。
心理学に関する専門分野の基礎的な知識を理解して説明する能力、知識の統合と活用する能力、論理的思考力をつけることを目的とする選択必修科目の「心理学の思想と歴史1・2」、「基礎心理学特殊講義A」をはじめとする10の選択科目は講義形式とします。
心理学に関する専門分野の基礎的な知識を理解して説明する能力、知識の統合と活用する能力、論理的思考力、問題解決能力をつけることを目的とする「心理学特殊講義A(障害者・障害児心理学) 」をはじめとする15の選択科目は講義形式とし,選択必修科目の「情報処理心理学実習1・2」は実験・実習形式とします。
心理学の研究方法を理解するための情報・データリテラシー能力をつけることを目的とする必修科目の「心理学データ解析基礎1(心理学統計法)・2」と「心理学コンピュータ実習1」をはじめとする4つの選択必修科目は実験・実習形式とします。
倫理観と社会的責任、論理的思考力、心理学の知識の統合と活用する能力、問題解決力をつけることを目的とする「心理学実験演習1・2」、「卒業論文」では、少人数でのゼミ形式の授業に参加することで心を研究する学問知とフィールド知の双方向性の理解を目指すため、演習形式とします

社会学科

(1)学位授与の方針を踏まえた教育課程編成の方針
・卒業認定・学位授与の方針で掲げる資質・能力の基盤となる授業科目として、科目区分「転換・導入科目」には、「専修大学入門科目」、「専門入門ゼミナール」、「キャリア基礎科目」、「情報リテラシー科目」、「基礎自然科学」、「保健体育基礎科目」を配置しています。
・文化、歴史、社会、自然など幅広い領域の知識を理解し、説明することができる能力を養成するため、科目区分「教養科目」には、「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」、「融合領域科目」、「保健体育系科目」を配置しています。
・言語運用能力を身につけ、活用することができる能力を養成するため、科目区分「外国語科目」には、「英語」、「英語以外の外国語」、「海外語学研修」を配置しています。
・「専門科目」には、第一に、専門知識を理解して活用する力、論理的思考力、問題解決力、多様な価値観を受け入れる力、倫理観と社会的責任、自己設計・管理力を養成するため、社会学のさまざまな領域で蓄積されてきた基礎的な理論とともに、社会的行為と制度を理解するための科目を配置しています。
第二に、専門知識を理解して活用する力、論理的思考力、問題解決力、多様な価値観を受け入れる力、倫理観と社会的責任、自己設計・管理力に加えて、情報・データリテラシーを養成するために、社会調査の技法を身につけるとともに、理論的・実証的研究の方法を活用して、社会における実践的な課題を分析する能力を修得するための科目を配置しています。
(2)学位授与の方針を踏まえた教育課程実施の方針
・大学での学修の基盤となる能力を養成する「転換・導入科目」は、多様な入学者が自ら学修計画を立て、主体的な学びを実践する初年次教育として実施します。
・言語運用能力のうち、自分自身の思考や判断を明晰かつ適切に伝達するための基礎力養成は、「転換・導入科目」の「専修大学入門科目」において実施し、必修科目として、1年次に全員が学びます。
・情報・データリテラシーの基礎力養成は、「転換・導入科目」の「情報リテラシー科目」において実施します。
・幅広い領域の知識・理解の修得は、「教養科目」において実施し、8単位以上修得することを卒業要件としています。
・言語運用能力のうち、母語以外の言語運用能力の養成は、「外国語科目」において実施し、英語から4単位以上(外国人留学生は日本語8単位以上)、英語以外の外国語から4単位以上修得することを卒業要件としています。
・専門分野の基礎的な知識・理解、知識を統合して活用する力、論理的思考力、問題解決力、多様な価値観を受け入れる力、倫理観と社会的責任、自己設計・管理力の養成は、主に「社会学原論」をはじめとする必修科目(10科目32単位必修)、社会学の各専門領域に関する選択必修科目(14科目28単位選択必修)、社会学の隣接諸科学の選択科目(22単位選択)において実施します。
・社会学科専門科目に関連した言語運用能力のうち、体系的な専門知識にもとづいて自分自身の思考や判断を明晰かつ適切に伝達する能力の養成は、主に各年次に配置されたゼミナール形式の授業および「卒業論文」において実施します。また、情報・データリテラシーの養成は、主に社会調査法科目群(「社会調査の基礎」、「調査設計と実施方法」、「データ分析法実習」、「統計学実習」、「多変量解析法実習」、「質的分析法」、「社会調査実習A」)において実施します。
(3)教育内容・方法
①転換・導入科目
高等学校段階の教育と大学での教育とを接続するために、社会知性の開発を目指す専修大学の学生としての自覚と心構えを持ち、大学での学修に求められる最低限の読解力・思考力・プレゼンテーション力・文章力などの技能や能力を身につける内容の「専修大学入門ゼミナール」は、初年次教育の少人数演習形式とします。
「データ分析入門」、「キャリア入門」、「情報入門1・2」、「あなたと自然科学」、「スポーツリテラシー」は、専門的な知識・技能とそれに基づく思考方法や地球的視野からの視点を持つため、その基礎となる内容と、大学で学ぶときだけではなく、生涯学ぶうえで社会においても必要とされる基礎的な力を身につける内容とします。
②教養科目
各学部・学科の専門教育を相対化し、専門教育の範囲を超えた幅広い領域の知識・技能を学び、異なる視点から問題にアプローチすることを目的とする「教養科目」は、各授業科目の内容に応じた授業形態(講義、演習、実験・実習)とします。
「教養科目」を構成する「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」は、特に、文化、歴史、社会、自然など幅広い教養を身につける内容とします。また、「融合領域科目」は、基礎的な知識や技能を背景として、専門教育以外の異なる視点からの総合的な学習経験と創造的思考力を養成する内容とします。「保健体育系科目」は、自身の健康やスポーツへの理解を深める目的にとどまらず、自己管理力やチームワークなどを身につける内容とします。
③外国語科目
英語をはじめとする外国語の運用能力を獲得し、適切なコミュニケーションを行うことで、世界の文化や社会について理解を深め、幅広い視野からさまざまな問題に取り組む力を身につけることを目的とする「外国語科目」は、一部の授業科目を除き、演習形式とします。
1年次に履修する英語は、入学時に行うプレイスメントテストに基づいて習熟度別の少人数クラスを編成し、外国語の基礎的な運用能力の獲得と適切なコミュニケーション能力を身につける内容とします。
英語以外の外国語は、多くの学生が初めて学ぶものであることを踏まえ、初級・中級・上級とそれぞれの学習段階における到達目標を明確にした内容とします。
また、異文化・多文化への理解を深め、世界の諸地域の言語とその背景となる文化を身につける内容の「世界の言語と文化」、「言語文化研究」は、講義形式とします。
④専門科目
専門科目では、教育課程の編成および実施の方針にもとづき、以下の科目区分および内容の授業科目を配置し、各授業科目の内容に応じた授業形態(講義、演習、実験・実習)とします。
・専門科目では、社会学のさまざまな領域で蓄積されてきた知識と理論を修得するため、社会学科の専門教育課程編成を構成する三つの系(文化・システム系、生活・福祉系、地域・エリアスタディーズ系)に即しつつ、実証的かつ体系的な学修、研究指導をおこないます。そうした方針のもと、「社会調査実習A」、「文献研究A」、「専門ゼミナールA・B」と「卒業論文」は必修科目とします。また、配当年次については、科目間の関係や履修の順序などに配慮して体系的な履修が可能となるように配当しています。
・社会的行為や制度について科学的・実証的に研究する方法を修得するため、社会調査の実習授業(「社会調査実習A・B」)を少人数指導の形式(10人程度を目安とするクラス)で開講します。「社会調査実習A・B」では、自らの思考を文書によって伝える技術・表現を育成するため、調査の成果を報告書として刊行します。
・社会調査に主体的、能動的にのぞむのにふさわしい知識や能力を身に付けるため、社会調査法科目群を体系的に配置します。
・社会学の理論や方法論についての理解を深め、かつ、その知識を文書や口頭で伝え、議論する力を育成するため、文献の精読やディスカッションを中心とする演習授業(「文献研究A・B」)を少人数指導の形式(10人程度を目安とするクラス)で開講します。
・諸社会が有する文化や価値の多様性への関心を高めるため、年度ごとに3つのテーマを設定し、そのテーマに精通した学者や実務家を学外から講師として招いた講義科目(「社会学特殊講義A・B・C」または「社会学特殊講義D・E・F」)を開講します。
・専門科目を中心とする教育内容を、総合的に駆使して、社会における実践的な課題について思考し、分析することができる能力を修得するため、「専門ゼミナールA・B」を少人数指導の形式(10人程度を目安とするクラス)で開講します。社会学科の全学生は、2年次の後期に、各自の関心や問題意識にもとづき所属ゼミナール(担当教員)の選択を行ない、3年次の「専門ゼミナールA」と4年次の「専門ゼミナールB」において、同じ教員による一貫した指導を受けながら、各自が主体的に研究に取り組み、卒業論文を執筆します(必修)。
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
人間科学部は、卒業認定・学位授与の方針および教育課程編成・実施の方針に定める教育を受けるために必要な、次に掲げる知識・技能、能力、態度を備えた人を求めます。

心理学科

(1)高等学校の教育課程を幅広く修得している。
(2)高等学校に至るまでの履修内容のうち、「国語」と「英語」において、聞く・話す・読む・書く、という基礎的な能力を身につけており、併せて、「数学(II、B)」の基礎知識に基づいて数理的分析を行い、その結果から事象を論理的に考察する思考を身につけている。
(3)人間性の理解をめざし、人間の意識や行動、それをもたらす精神活動や心理的機能について学ぼうとする強い意志を持っている。
(4)心理学と関連する、生理学・精神医学・人文科学・自然科学・社会科学等の専門分野に対して広く関心をもっている。
(5)心理学のさまざまな領域で蓄積されてきた研究成果や理論の修得、及び、実証科学としての心理学の研究方法について実習を通して体得し、卒業後は、社会に役立つ人材として活躍する強い意欲を持っている。

社会学科

(1)高等学校の教育課程を幅広く修得している。
(2)高等学校までの履修内容のうち、「国語」と「英語」の両方において、聞く・話す・読む・書く、という基礎的なコミュニケーション能力を身につけている。
(3)高等学校までの履修内容のうち、科学的思考力の基礎として「数学(I、A、B)」において、確率・統計にかかわる知識を身につけている。
(4)高等学校までの履修内容のうち、「地理歴史(世界史・地理・日本史)」において、グローバル化する現代社会の多様性とその歴史的前提を理解するために必要な知識を身につけている。
(5)社会への寄与を念頭に、そのために社会学を学び、その高度な専門性を応用したいという意欲がある。
(6)必要な知識を身につけるための講義・実習・演習に最後まで取り組むことができる。
人間科学部パンフレット
人間科学部パンフレット2023 表紙