経営学部

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経営学部が変わりました。「ビジネスデザイン学科」を新設し、2学科制となりました。
日本の大学では5番目の1962年に創設され、「理論と実践の融合」という理念を掲げて常に時代をリードしてきた経営学部。その経営学部は、2019年度から大きく変わりました。スタートアップという時代の要請にこたえるために、新しく「ビジネスデザイン学科」を開設しました。これによって、経営学部は、1)スケールアップ(scale-up)に重点をおく既存の「経営学科」と、2)スタートアップ(start-up)に重点をおく新しい「ビジネスデザイン学科」の2学科制となります。目指すは、世の中が求めている新しいビジネスや組織をデザイン(創造)したり、さまざまな経営課題を解決し既存のビジネスや組織を大きく育てたりすることによって、世の中をけん引する人材の輩出です。

ビジネスデザイン学科

ビジネスデザイン学科のコンセプトは、スタートアップ(Strat-up)です。スタートアップとは、新しいことを始めてイノベーションを起こすことです。例えば、新商品・新サービスを開発したり、新規事業を創造したり、新しい地域のあり方を考案したりすることです。つまり、ビジネスデザイン学科は、「ゼロから1を作る」学科です。

経営学科

経営学科のコンセプトは、スケールアップ(Scale-up)です。スケールアップとは、組織をうまくマネジメントして、組織の目標を達成したり価値を高めたりすることです。例えば、企業だと利益や顧客満足度の向上、スポーツ球団だとファン層の拡大、地域だと観光客数の増大がスケールアップです。つまり、経営学科は、「1を100にする」学科です。

学科

ビジネスデザイン学科
(2019年4月開設)
多様なビジネス知識を通し、
アイデア具現化への道を学ぶ
経営学科
企業経営の実態を理解し、
ビジネススキルと視点を養う
SenshuUnivBusiness2025fix_A4_ページ_01
経営学部パンフレット
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2025年度入学ガイド
経営学部のゼミナール
経営学部のゼミナール
ゼミナールは大学の晴れ舞台。少人数教育による高度な知識・技術の習得、研究成果のプレゼンテーション、卒業論文を書き上げる場として活動の拠点となっています。
卒業後の進路就職支援
卒業後の進路・就職支援
製造、卸・小売、金融、運輸・不動産、教育・公務、マスコミ、情報通信など業種に偏ることなく、多方面の分野で活躍がまっています。

2学科制で学生の興味深める

青木学部長


経営学部は今年60周年を迎えました。6月に行われた記念行事では、企画段階から多くの卒業生に入ってもらい、学部の絆を再確認することができました。

 140年超の専修大学の歴史の中では比較的若く、変化を重ねてきた学部です。最近では2019年度にビジネスデザイン学科(以下BD学科)が開設され、経営学科と2学科制になりました。BD学科は実践的な演習を多数そろえ、一つの講義を2人の教員、または実務家が担当するユニークな科目もあります。コロナ禍で、当初の予定通りにはなかなかいきませんでしたが、学生も教員も頑張って、「0から1を作る」「スタートアップ」に重点をおくBD学科の学びは確実に学生たちに根付いています。
経営学科とBD学科は、それぞれが特徴的な授業を配置しながら、双方の学生が授業やゼミで交わっていけるようなカリキュラムを設定しています。一つの物事でも、「スタートアップ」のBD学科と、「スケールアップ」の経営学科では見方が違い、刺激しあっています。
 経営学科では3年次で、10のテーマ科目群から三つを選びます。自分だけのオリジナルの学びを作ることができます。一つの専門を深めることも重要ですが、この複雑な社会に対応するために、専門知は多い方がいい。社会に出てからは特に、いかにしなやかに変化に対応できるか、柔軟性が問われます。複数の専門科目を学びながら柔軟な考え方を身につけてほしいと考えています。
 同時に学生に伝えたいのは「学ぶことは面白い」ということ。そして、仮説を立て、検証する「研究マインド」をしっかり身につけてほしいと思っています。

【略歴】慶應義塾大学大学院商学研究科経営学・会計学専攻博士課程単位取得満期退学。2005年本学経営学部助教授、10年同教授。専門は管理会計。税理士を目指して入った専大大学院(修士課程)で櫻井通晴・現名誉教授に師事したことをきっかけに、研究の道へ。学会で各地を訪れることが楽しみの一つ。東京都出身。53歳。
経営学部長 青木 章通
2022年10月掲載

動画でチェック!


在学生がアツく語ります!!岩田ゼミナールでの活動

在学生がズバッと答えます!よくある質問

SGM - Student Generated Media 経営学部学生が制作した学部紹介動画

『広報デザイン』の授業の中で学生が制作した動画をお届けするシリーズ。
 今回はその第1弾。
■経営学部生がオススメする授業『広報デザイン』とは?

動画の撮影から編集、読まれる記事の書き方、効果的な広報マネジメントなどを学ぶことができる演習、ビジネス研究B(広報デザイン)を1分でご紹介。Adobe Creative Cloudが授業期間に自由に利用できちゃいます!自己PR動画の作成スキルも習得できます。

作者:ビジネスデザイン学科3年藤田悠生
■活躍している経営学部生にインタビュー、文武両道の秘訣は?
会計学の研究大会であるアカウンティングコンペティション2023で優秀賞を受賞した岩田弘尚ゼミナール。ゼミ長として優秀賞に導き、また合気道部の副将としても活躍しているビジネスデザイン学科3年西村省吾さんが語る夢とは。

作者:ビジネスデザイン学科3年赤坂颯太
■高級タオルメーカーを見学、モノづくりの現場へ

“タオル業界のエルメス”と三宅秀道准教授が評する青梅のホットマン株式会社の工場を見学しました。現場に足を運ぶことによってモノづくりの難しさ、商品のすばらしさ、働いている人の工夫などを直に触れることができました。

作者:ビジネスデザイン学科3年佐々木優太
   ビジネスデザイン学科3年萬谷駿太
   ビジネスデザイン学科3年森蒼人

経営学部DATA

取得できる学位

学士(経営学)

学生数と教員数

教員数(専任者)   49名
入学定員数   経営学科373名
ビジネスデザイン学科180名
学生数    経営学科1,607名
ビジネスデザイン学科813名

学生男女比

経営学科
男:73% 女:27%
ビジネスデザイン学科
男:57% 女:43%

取得可能な資格

経営学科
・中学校教員免許(社会)・高校教員免許(公民、商業、情報)
・司書・司書教諭・学校司書・学芸員

ビジネスデザイン学科
・司書・学校司書・学芸員

教育研究上の目的と3つのポリシー

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教育研究上の目的

経営学部の目的

経営学部は、経営学を構成する複数の学問領域を研究・教育することにより、経営に関わる諸問題に対する洞察力を有し、問題を解決する手段を創造的に考察し、その解決に向けて自主的に行動することができる人材を養成することを目的とする。
なお、経営学部各学科の人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的は、経営学部の当該目的のほか、次のとおりとする。

経営学部経営学科は、組織の発展とその経営管理に関わる諸問題に対する洞察力を有し、それらの問題を解決する方法を創造的に考察し、その解決に向けて自主的に行動することができる人材を養成することを目的とする。

経営学部ビジネスデザイン学科は、顧客、市場、事業創造等に関する専門的な知識を身に付け、その専門知識を活用して世の中に存在する様々な情報から顧客のニーズやビジネスの種を発見し、それを新規事業として立ち上げることができるような行動力及びこれに関係する様々な人々を集め成功に導くことができる強いリーダーシップを有する人材を養成することを目的とする。
ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
経営学部では、私たちを取り巻く社会とその中での自己の存在を総合的に理解しつつ、組織の経営に欠かせない資源である「ヒト」・「モノ」・「カネ」・「情報」についての深い知識を修め、それを経営の現場で活用できる力を身につけた人に学士(経営学)の学位を授与します。各学科において修得すべき資質・能力は、以下のとおりです。

経営学科

(1)経営全般に関する幅広い知識と、組織の発展とその経営管理に関する深い知識を体系的に理解し、これらについて説明することができる。(知識・理解)
(2)文化・歴史・社会、自然など幅広い知識を身につけ、社会とその中での自己の存在を対応づけることができる。(知識・理解)
(3)組織の発展とその経営管理に関する諸活動において生じる課題について、その解決に必要なデータ・情報を入手、量的・質的に分析し、その結果を適切に用いてコミュニケーションをとることができる。(汎用的技能)
(4)自らが得た専門的な知識や一般的な知識を活用して、社会や組織が直面している様々な問題を発見し、その全体像を論理的に理解・分析・解決することができる。(知識体系に基づく思考と知の創出)
(5)多様な価値観をもった集団の中で、他者との差異を認めた上で自らの役割を自覚し、組織の発展とその経営管理に向けて、自主的に判断し協働を推進することができる。(態度・志向性)

ビジネスデザイン学科

(1)経営全般に関する幅広い知識と、顧客や市場、事業創造等に関する深い知識を体系的に理解し、これらについて説明することができる。(知識・理解)
(2)文化・歴史・社会、自然など幅広い知識を身につけ、社会とその中での自己の存在を対応づけることができる。(知識・理解)
(3)新しい事業や製品、サービスの創造において生じる課題について、その解決に必要なデータ・情報を入手、量的・質的に分析し、その結果を適切に用いてコミュニケーションをとることができる。(汎用的技能)
(4)自らが得た専門的な知識や一般的な知識を活用して、グローバルかつ既成概念にとらわれない新たな視点で様々な問題を発見し、その全体像を論理的に理解・分析・解決することができる。(知識体系に基づく思考と知の創出)
(5)多様な価値観をもった集団の中で、他者との差異を認めた上で自らの役割を自覚し、新たな価値の創造に向けて、自主的に判断し協働を推進することができる。(態度・志向性)
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
経営学部では、教育研究上の目的及び養成する人材に関する目的を達成するために、教育課程を「転換・導入科目」、「教養科目」、「外国語科目」、「専門科目」の4つの科目群から構成することとし、教育課程全体の体系性・順次性を確保し、「理論と実践の融合」を図るとともに、教養教育と専門教育を有機的に連携させます。

経営学科

(1)学位授与の方針を踏まえた教育課程編成の方針

・卒業認定・学位授与の方針で掲げる資質・能力の基盤となる授業科目を、科目区分「転換・導入科目」の「専修大学入門科目」、「キャリア基礎科目」、「基礎自然科学」、「保健体育基礎科目」に配置しています。
・経営全般に関する幅広い知識と、組織の発展とその経営管理に関する深い知識を理解し、説明する能力を養成するための授業科目を、科目区分「専門科目」に「基礎科目」、「基幹科目」、「発展科目」、「応用科目」、「関連科目」の科目群として段階的に配置しています。
・文化、歴史、社会、自然など幅広い領域の知識を理解し、説明することができる能力を養成するため、科目区分「教養科目」には、「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」、「融合領域科目」、「保健体育系科目」を配置しています。
・組織の管理に関する諸活動において生じる課題の解決に必要な汎用的技能のうち、言語運用能力を身につけ、活用することができる能力を養成するための授業科目を、科目区分「外国語科目」の「英語」、「英語以外の外国語」、「海外語学研修」、科目区分「専門科目」の「演習科目」に配置しています。
・組織の管理に関する諸活動において生じる課題の解決に必要な汎用的技能のうち、情報・データリテラシーを身につけ、それらを活用することができる能力を養成するための授業科目を、科目区分「専門科目」の「基礎科目」、「演習科目」、「基幹科目」に配置しています。
・社会や組織が直面する課題の発見と解決に必要な知識体系に基づく思考と知の創出のうち、知識の統合と活用、論理的思考力、問題解決力を身につけ、それらを活用することができる能力を養成するための授業科目を、科目区分「専門科目」の「演習科目」に配置しています。
・組織の管理に関する諸活動において自主的に判断し、協働を推進するために必要な態度・志向性のうち、多様な価値観の受入れ、倫理観と社会的責任、自己設計・管理力を身につけ、それらを活用することができる能力を養成するための授業科目を、科目区分「専門科目」の「演習科目」、「関連科目」に配置しています。

(2)学位授与の方針を踏まえた教育課程実施の方針

①転換・導入科目、教養科目、外国語科目
・大学での学修の基盤となる能力を養成する「転換・導入科目」は、多様な入学者が自ら学修計画を立て、主体的な学びを実践する初年次教育として実施します。
・言語運用能力のうち、自分自身の思考や判断を明晰かつ適切に伝達するための基礎力養成は、「転換・導入科目」の「専修大学入門科目」において実施し、必履修科目として、1年次に全員が学びます。
・幅広い領域の知識・理解の修得は、「教養科目」において実施し、「外国語科目」と合わせて22単位以上修得することを卒業要件としています。
・言語運用能力のうち、母語以外の言語運用能力の養成は、「外国語科目」において実施し、1年次および2年次に履修する英語は、入学時に行うプレイスメントテストに基づいて習熟度別の少人数クラスを編成し、外国語の基礎的な運用能力の獲得と適切なコミュニケーション能力を身につける内容とし、8単位以上(外国人留学生は日本語8単位以上)修得することを卒業要件としています。
②専門科目
・専門分野における基本的な情報を、専門的な知識体系として理解し、説明することができる能力の養成は、「専門科目」において実施し、76単位以上修得することを卒業要件としています。
・言語運用能力のうち、自分自身の思考や判断を明晰かつ適切に伝達するための基礎力養成は、「専門科目」の「演習科目」において実施します。
・情報・データリテラシーを身につけ、それらを活用することができる能力の養成は、「専門科目」の「基礎科目」、「演習科目」、「基幹科目」において実施します。
・情報や知識を複眼的、批判的、論理的に分析し、問題の全体的な構造を説明することができる論理的思考力の養成は、「専門科目」の「演習科目」において実施します。
・広い視野から様々な課題を発見・分析し、修得した知識・技術を用いて複雑なルールや価値を創出し、課題を解決することができる問題解決力の養成は、「専門科目」の「演習科目」において実施します。
・専門的な知識体系と一般的知識を組み合わせ、具体的状況に対して応用することができる知識の統合と活用の養成は、「専門科目」の「演習科目」の「ビジネス研究A・B・C・D・MA、ゼミナールA・B、卒業論文」において実施します。
・広い視野から他者の多様な考え方や立場を理解し、相手の意見を踏まえつつ独自の考えを構築することができる多様な価値観の受入れの養成は、「専門科目」の「演習科目」、「関連科目」において実施します。
・他者と協力・協働して社会に参画することや良心や社会の規範を踏まえて行動することができる倫理観と社会的責任の養成は、「専門科目」の「演習科目」、「関連科目」において実施します。
・自らを客観視し、多様な生き方に関する様々な情報を適切に取捨選択・活用しながら、主体的に判断して学習することができる自己設計・管理力の養成は、「演習科目」、「関連科目」において実施します。

(3)教育内容・方法

①転換・導入科目
「転換・導入科目」のうち、「専修大学入門ゼミナール」は、高等学校段階の教育と大学での教育とを接続するために、社会知性の開発を目指す専修大学の学生としての自覚と心構えを持ち、大学での学修に求められる最低限の読解力・思考力・プレゼンテーション力・文章力などの技能や能力を身につける内容とし、初年次教育の少人数演習形式とします。
「キャリア入門」、「あなたと自然科学」、「スポーツリテラシー」は、専門的な知識・技能とそれに基づく思考方法や地球的視野からの視点を持つため、その基礎となる内容と、大学で学ぶときだけではなく、生涯学ぶうえで社会においても必要とされる基礎的な力を身につける内容とします。
②教養科目
「教養科目」は、学部・学科の専門教育を相対化し、専門教育の範囲を超えた幅広い領域の知識・技能を学び、異なる視点から問題にアプローチすることを目的とし、各授業科目の内容に応じた授業形態(講義、演習、実験・実習)とします。
「教養科目」を構成する「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」は、特に、文化、歴史、社会、自然など幅広い教養を身につける内容とします。また、「融合領域科目」は、基礎的な知識や技能を背景として、専門教育以外の異なる視点からの総合的な学習経験と創造的思考力を養成する内容とします。「保健体育系科目」は、自身の健康やスポーツへの理解を深める目的にとどまらず、自己管理力やチームワークなどを身につける内容とします。
③外国語科目
「外国語科目」は、英語をはじめとする外国語の運用能力を獲得し、適切なコミュニケーションを行うことで、世界の文化や社会について理解を深め、幅広い視野からさまざまな問題に取り組む力を身につけることを目的とし、一部の授業科目を除き、演習形式とします。
英語以外の外国語は、多くの学生が初めて学ぶものであることを踏まえ、初級・中級・上級とそれぞれの学習段階における到達目標を明確にした内容とします。
また、異文化・多文化への理解を深め、世界の諸地域の言語とその背景となる文化を身につける内容の「世界の言語と文化」、「言語文化研究」は、講義形式とします。
④専門科目
「専門科目」は、「基礎科目」、「演習科目」、「基幹科目」、「発展科目」、「応用科目」、「関連科目」の科目群から編成することとしており、4年間の体系的な科目履修を通して、知識と能力を身につけることが可能となるよう配慮し、基礎から基幹、基幹から応用へと発展させるための教育課程の編成としています。
・基礎科目
「基礎科目」は、経営学科の中心的な学問分野である経営学の基本的な知識を身につけ、「演習科目」、「基幹科目」、「発展科目」、「応用科目」を学ぶうえでの土台となる経営学の根幹を成す学問領域である経営、会計、経済、マーケティング、情報、統計に関する基礎的な知識を身につける内容とし、一部の授業科目を除き、講義形式とします。
・演習科目
「演習科目」は、講義形式で学んだ理論を、演習・実習を通じて体得する「理論と実践の融合」の考えの下、「基礎科目」及び「基幹科目」で修得した理論を土台に、経営課題への取組みや、組織の発展に伴う経営管理上の問題を分析・解決する方策の検討などを行います。それにより、論理的な思考力や問題解決・分析に必要となる基礎的スキルを身につけ、ビジネス実践の場面に適用することができる実践力をもって、ビジネスの諸活動を主体的かつ合理的に行う能力と態度を育成するとともに、資料収集や事例分析、意見交換などの能動的な学習を通して、組織やビジネスのさらなる発展にむけた行動力を身につける内容とし、演習形式とします。
また、1年次および2年次に履修する基礎系では、基礎的なスキルの修得、2年次以降に履修する専門系では、それを発展させ知識と現実事象を結びつける思考力の修得、さらに総合系では、それらを実践する応用的な解決能力の修得を行い、学修段階に応じて段階的に身につける内容とします。
・基幹科目
「基幹科目」は、組織のマネジメントの基幹となる学問領域の「戦略マネジメント」、「グローバル・マネジメント」、「企業評価とファイナンス」、「企業活動と会計情報」、「人的資源と知識創造」、「ビジネス・ソリューション」、「ICTと情報マネジメント」で構成し、「基礎科目」の理解のうえに、それらの学問領域の基本を具体的に理解するとともに、「発展科目」、「応用科目」を履修する際の、各学問領域の基盤となる基礎的理論を身につける内容とし、一部の授業科目を除き、講義形式とします。
・発展科目
「発展科目」は、組織の発展に寄与する経営管理を企画・実行するうえで必要となる、より高度な知識や理論を修得するための、また、組織のさらなる発展を目指すための新規事業や商品の創造を実現するために必要となる知識や理論を身につける内容とし、一部の授業科目を除き、講義形式とします。
・応用科目
「応用科目」は、「基礎科目」、「演習科目」、「基幹科目」、「発展科目」で学んだ知識を、現実世界に応用するために必要となる、より高度な理論や知識、幅広い視点を身につける内容とし、一部の授業科目を除き、講義形式とします。
・関連科目
「関連科目」は、ビジネスの最新の動向や最先端のビジネス実践の現場における知見や経験に触れること、及び多くの人々をまとめて率いて、目的や方向に向かって教え導く能力と物事に進んで取り組むことができ、自ら目的を設定し、確実に行動することができる態度を身につける内容とし、一部の授業科目を除き、講義形式とします。

ビジネスデザイン学科

(1)学位授与の方針を踏まえた教育課程編成の方針

・卒業認定・学位授与の方針で掲げる資質・能力の基盤となる授業科目を、科目区分「転換・導入科目」の「専修大学入門科目」、「キャリア基礎科目」、「基礎自然科学」、「保健体育基礎科目」に配置しています。
・経営全般に関する幅広い知識と、顧客や市場、事業創造等に関する知識を理解し、説明する能力を養成するための授業科目を、科目区分「専門科目」に「基礎科目」、「基幹科目」、「発展科目」、「応用科目」、「関連科目」の科目群を段階的に配置しています。
・文化、歴史、社会、自然など幅広い領域の知識を理解し、説明することができる能力を養成するため、科目区分「教養科目」には、「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」、「融合領域科目」、「保健体育系科目」を配置しています。
・新しい事業や製品、サービスの創造において生じる課題の解決に必要な汎用的技能のうち、言語運用能力を身につけ、活用することができる能力を養成するための授業科目を、科目区分「外国語科目」の「英語」、「英語以外の外国語」、「海外語学研修」、科目区分「専門科目」の「演習科目」に配置しています。
・新しい事業や製品、サービスの創造において生じる課題の解決に必要な汎用的技能のうち、情報・データリテラシーを身につけ、それらを活用することができる能力を養成するための授業科目を、科目区分「専門科目」の「基礎科目」、「演習科目」、「発展科目」「応用科目」に配置しています。
・新しい事業や製品、サービスの創造において直面する課題の発見と解決に必要な知識体系に基づく思考と知の創出のうち、知識の統合と活用、論理的思考力、問題解決力を身につけ、それらを活用することができる能力を養成するための授業科目を、科目区分「専門科目」の「演習科目」に配置しています。
・新しい事業や製品、サービスの創造にあたり自主的に判断し、協働を推進するために必要な態度・志向性のうち、多様な価値観の受入れ、倫理観と社会的責任、自己設計・管理力を身につけ、それらを活用することができる能力を養成するための授業科目を、科目区分「専門科目」の「演習科目」、「関連科目」に配置しています。

(2)学位授与の方針を踏まえた教育課程実施の方針

①転換・導入科目、教養科目、外国語科目
・大学での学修の基盤となる能力を養成する「転換・導入科目」は、多様な入学者が自ら学修計画を立て、主体的な学びを実践する初年次教育として実施します。
・言語運用能力のうち、自分自身の思考や判断を明晰かつ適切に伝達するための基礎力養成は、「転換・導入科目」の「専修大学入門科目」において実施し、必履修科目として、1年次に全員が学びます。
・幅広い領域の知識・理解の修得は、「教養科目」において実施し、「外国語科目」と合わせて22単位以上修得することを卒業要件としています。
・言語運用能力のうち、母語以外の言語運用能力の養成は、「外国語科目」において実施し、1年次および2年次に履修する英語は、入学時に行うプレイスメントテストに基づいて習熟度別の少人数クラスを編成し、外国語の基礎的な運用能力の獲得と適切なコミュニケーション能力を身につける内容とし、8単位以上(外国人留学生は日本語8単位以上)修得することを卒業要件としています。
②専門科目
・専門分野における基本的な情報を、専門的な知識体系として理解し、説明することができる能力の養成は、「専門科目」において実施し、76単位以上修得することを卒業要件としています。
・言語運用能力のうち、自分自身の思考や判断を明晰かつ適切に伝達するための基礎力養成は、「専門科目」の「演習科目」において実施します。
・情報・データリテラシーを身につけ、それらを活用することができる能力の養成は、「専門科目」の「基礎科目」、「演習科目」、「発展科目」、「応用科目」において実施します。
・情報や知識を複眼的、批判的、論理的に分析し、問題の全体的な構造を説明することができる論理的思考力の養成は、「専門科目」の「演習科目」において実施します。
・広い視野から様々な課題を発見・分析し、修得した知識・技術を用いて複雑なルールや価値を創出し、課題を解決することができる問題解決力の養成は、「専門科目」の「演習科目」において実施します。
・専門的な知識体系と一般的知識を組み合わせ、具体的状況に対して応用することができる知識の統合と活用の養成は、「専門科目」の「演習科目」の「ビジネス研究A・B・C・D・BD、ゼミナールA・B、卒業論文」において実施します。
・広い視野から他者の多様な考え方や立場を理解し、相手の意見を踏まえつつ独自の考えを構築することができる多様な価値観の受入れの養成は、「専門科目」の「演習科目」、「関連科目」において実施します。
・他者と協力・協働して社会に参画することや良心や社会の規範を踏まえて行動することができる倫理観と社会的責任の養成は、「専門科目」の「演習科目」、「関連科目」において実施します。
・自らを客観視し、多様な生き方に関する様々な情報を適切に取捨選択・活用しながら、主体的に判断して学習することができる自己設計・管理力の養成は、「演習科目」、「関連科目」において実施します。

(3)教育内容・方法

①転換・導入科目
「転換・導入科目」のうち、「専修大学入門ゼミナール」は、高等学校段階の教育と大学での教育とを接続するために、社会知性の開発を目指す専修大学の学生としての自覚と心構えを持ち、大学での学修に求められる最低限の読解力・思考力・プレゼンテーション力・文章力などの技能や能力を身につける内容とし、初年次教育の少人数演習形式とします。
「キャリア入門」、「あなたと自然科学」、「スポーツリテラシー」は、専門的な知識・技能とそれに基づく思考方法や地球的視野からの視点を持つため、その基礎となる内容と、大学で学ぶときだけではなく、生涯学ぶうえで社会においても必要とされる基礎的な力を身につける内容とします。
②教養科目
「教養科目」は、学部・学科の専門教育を相対化し、専門教育の範囲を超えた幅広い領域の知識・技能を学び、異なる視点から問題にアプローチすることを目的とし、各授業科目の内容に応じた授業形態(講義、演習、実験・実習)とします。
「教養科目」を構成する「人文科学基礎科目」、「社会科学基礎科目」、「自然科学系科目」は、特に、文化、歴史、社会、自然など幅広い教養を身につける内容とします。また、「融合領域科目」は、基礎的な知識や技能を背景として、専門教育以外の異なる視点からの総合的な学習経験と創造的思考力を養成する内容とします。「保健体育系科目」は、自身の健康やスポーツへの理解を深める目的にとどまらず、自己管理力やチームワークなどを身につける内容とします。
③外国語科目
「外国語科目」は、英語をはじめとする外国語の運用能力を獲得し、適切なコミュニケーションを行うことで、世界の文化や社会について理解を深め、幅広い視野からさまざまな問題に取り組む力を身につけることを目的とし、一部の授業科目を除き、演習形式とします。
英語以外の外国語は、多くの学生が初めて学ぶものであることを踏まえ、初級・中級・上級とそれぞれの学習段階における到達目標を明確にした内容とします。
また、異文化・多文化への理解を深め、世界の諸地域の言語とその背景となる文化を身につける内容の「世界の言語と文化」、「言語文化研究」は、講義形式とします。
④専門科目
「専門科目」は、「基礎科目」、「演習科目」、「基幹科目」、「発展科目」、「応用科目」、「関連科目」の科目群から編成することとしており、4年間の体系的な科目履修を通して、知識と能力を身につけることが可能となるよう配慮し、基礎から基幹、基幹から応用へと発展させるための教育課程の編成としています。
・基礎科目
「基礎科目」は、ビジネスデザイン学科の中心的な学問分野である経営学の基本的な知識を身につけ、「演習科目」、「基幹科目」、「発展科目」、「応用科目」を学ぶうえでの土台とするために、経営学の根幹を成す学問領域である経営、会計、経済、マーケティング、情報、統計、経営管理に関する基礎的な知識を身につける内容とし、一部の授業科目を除き、講義形式とします。
・演習科目
「演習科目」は、講義形式で学んだ理論を、演習・実習を通じて体得する「理論と実践の融合」の考えの下、「基礎科目」及び「基幹科目」で修得した理論を土台に、経営課題への取組みや、ビジネスモデルの計画、新規事業や商品の企画などを行い、論理的な思考力や問題解決・分析に必要となる基礎的スキルを身につけ、ビジネス実践の場面に適用することができる実践力をもって、ビジネスの諸活動を主体的かつ合理的に行う能力と態度を育成するとともに、資料収集や事例分析、意見交換などの能動的な学習を通して、新たな事業の創造にむけた行動力を身につける内容とし、演習形式とします。
また、1年次および2年次に履修する基礎系では、基礎的なスキルの修得、2年次以降に履修する専門系では、それを発展させ知識と現実事象を結びつける思考力の修得、さらに総合系では、それらを実践する応用的な解決能力の修得を行い、学修段階に応じて段階的に身につける内容とします。
・基幹科目
「基幹科目」は、ビジネスデザインの基幹となる学問領域の「企業と市場・社会」、「顧客満足とマーケティング」、「ベンチャー創造と事業継承」で構成し、「基礎科目」の理解のうえに、それらの学問領域の基本を具体的に理解するとともに、「発展科目」、「応用科目」を履修する際の、各学問領域の基盤となる基礎的理論を身につける内容とし、一部の授業科目を除き、講義形式とします。
・発展科目
「発展科目」は、新規事業や商品などを企画するうえで必要となる、より高度な知識や理論を修得するための、また、新規事業が軌道に乗った場合の円滑な組織運営を実現するために必要となる知識や理論を身につける内容とし、一部の授業科目を除き、講義形式とします。
・応用科目
「応用科目」は、「基礎科目」、「演習科目」、「基幹科目」、「発展科目」で学んだ知識を、現実世界に応用するために必要となる、より高度な理論や知識、幅広い視点を身につける内容とし、一部の授業科目を除き、講義形式とします。
・関連科目
「関連科目」は、ビジネスの最新の動向や最先端のビジネス実践の現場における知見や経験に触れること、及び多くの人々をまとめて率いて、目的や方向に向かって教え導く能力と物事に進んで取り組むことができ、自ら目的を設定し、確実に行動することができる態度を身につける内容とし、一部の授業科目を除き、講義形式とします。
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
経営学部は、卒業認定・学位授与の方針および教育課程編成・実施の方針に定める教育を受けるために必要な知識、技能、思考・志向性を備え、次に掲げる、さまざまな資質を持った人を求めます。

経営学科

(1)高等学校の教育課程を幅広く修得している人
(2)異文化交流や情報処理など特定の専門分野について、深い知識や技能を修得している人
(3)社会に存在するさまざまな組織の経営に関心を持ち、実際に経営の現場で活躍したいという意欲を持っている人
(4)高等学校までの履修内容を通じて、コミュニケーション能力の基礎や、社会や組織の中で直面する課題を解決するために必要な論理的思考力・問題解決力の基礎を身につけている人

ビジネスデザイン学科

(1)高等学校の教育課程を幅広く修得している人
(2)新しい事業、製品、およびサービスを創り出す意欲を持っている人
(3)高等学校までの履修内容を通じて、コミュニケーション能力の基礎や、社会や組織の中で直面する課題を解決するために必要な論理的思考力・問題解決力の基礎を身につけている人