哲学科の講義科目は大きく2つに分けられます。一つは哲学系統の科目群、もう一つは人間学系統の科目群です。これら2つの系統の科目群を自分の関心に合わせて、自由に組みあわせることが可能です。哲学人間学専攻以外の科目、例えば他の専攻(社会・歴史・地理)や他の学科(日本語・英語・心理)、さらには他学部の科目を組みあわせることもできます。
各科目でどんなことが主題になるのか、そとから見ているだけではよくわからないといったことはよくあります。そういった問題に対処するためにはどうしたらいいのでしょうか。たとえば、概論科目では、哲学・思想・人文学・文化系統の分野の全体が見わたせるようになっています。また、
基礎ゼミナールでは、この分野の学習・研究を進めていくための一定のノウハウが学べます。そのほかにもガイダンスや相談日が設けられており、教員と対話しながら選択を行うことができます。 開講されている科目群について説明しましょう。まず、1年次を対象とする入門ゼミナールという科目があります。この科目では、勉強のためのノウハウの修得という側面のほかに、2年次以降のゼミナール(通称「ゼミ」)の予行演習という側面もあり、発表・質疑応答・討論などを実践してもらいます。そのうえで、2年次以降、「ゼミナールT・U・V」を中心に自分の勉強を進め、最後に卒業論文を執筆するということになります。その間、以下のような4つの科目群からいくつかの科目を選択して受講します。 |