研究組織・メンバーは、幅広い専門分野から構成される。具体的には、経済学、商品論、流通論、リスク・マネジメント論、インフラストテクチャー論、都市論、環境経済論、性差・ジェンダー論、スポーツ文化論、社会学、市民社会論、などである。これらのメンバーの、それぞれの専門分野での理論的研鑽・蓄積と、欧米各国・諸地域にその研究フィールドを活用しつつ、取り上げるテーマに関する東アジアとの比較考察・分析を行う。

　本プロジェクトでは、３分野体制（「コミュニュティ」「セキュリティ」「市民文化」）で研究を進めるが、これらは個別に存在するのではなく、それぞれが有機的に関連しあった構造になっているものとの理解・認識に立って研究を行う。調査対象とする国、地域は、同時に一斉に取り組むのではなく、毎年1カ国・地域を取り上げ、順次、認識を確かめながら進める予定である。