【SDGs】公開シンポジウム コロナ禍のもとでの私たちの暮らしと食生活
商学部 渡辺 達朗
▲マシンガンズ滝沢氏(左)と渡辺達朗商学部長
一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会(SFA)及び東京都環境局と連携し、公開シンポジウム「コロナ禍のもとでの私たちの暮らしと食生活」を2020年11月11日、オンラインで開催した。オンラインシンポジウムはYouTubeライブにより開催し、当日はお笑い芸人でごみ清掃員でもあるマシンガンズの滝沢秀一氏と有識者2氏が、SDGsの観点から「食」を取り巻く課題について意見を交わした。また、シンポジウムに先立ち、東京都環境局による環境学習講座「ごみ収集の現場で見た食品ロス」と題した滝沢氏による講演も行われ、ともに商学部の渡辺達朗教授が司会を務めた。
シンポジウムでは、滝沢氏がコロナ禍でのごみ事情として、外出を自粛する人々の新しい生活様式として所謂”おウチ需要”が喚起されたことに伴い、ペットボトル等のプラごみや缶・ビン等のごみが増えていることを明かした。一方で、講演のまとめでは、「非日常のなかで日常のありがたみが浮き彫りになった」と話したのに続き、食品卸大手の国分グループ本社サステナビリティ推進課の平賀織江氏が登場。「流通の効率化を推進し、新たな価値を創造することが食品卸売業の役割」と述べ、通常の流通には乗らない完熟したカボスを活用し、新商品開発に結びつけた自社の取り組みなどを紹介した。
愛知工業大学教授でSFAの代表理事を務める小林富雄氏は、ポストコロナ社会の食品ロス対策としてフードサプライチェーンの質的需給調整について言及。学校給食における食品ロスの問題にも触れ、食事時間を長く確保することで食べ残しが減った京都の小学校の事例を紹介した。 シンポジウム終了後には、商学部 渡辺達朗ゼミナールとSFAが共同して構築している、食とサステナビリティに関するオンラインコミュニティプラットフォーム「ハニコミ」の内容説明も行った。渡辺ゼミのレシピチームは、廃棄されがちな野菜を使った料理レシピ配信の取り組みを、カレーチームは農家と神田周辺の有名カレー店をつなぐ取り組みをそれぞれ発表した。
シンポジウムでは、滝沢氏がコロナ禍でのごみ事情として、外出を自粛する人々の新しい生活様式として所謂”おウチ需要”が喚起されたことに伴い、ペットボトル等のプラごみや缶・ビン等のごみが増えていることを明かした。一方で、講演のまとめでは、「非日常のなかで日常のありがたみが浮き彫りになった」と話したのに続き、食品卸大手の国分グループ本社サステナビリティ推進課の平賀織江氏が登場。「流通の効率化を推進し、新たな価値を創造することが食品卸売業の役割」と述べ、通常の流通には乗らない完熟したカボスを活用し、新商品開発に結びつけた自社の取り組みなどを紹介した。
愛知工業大学教授でSFAの代表理事を務める小林富雄氏は、ポストコロナ社会の食品ロス対策としてフードサプライチェーンの質的需給調整について言及。学校給食における食品ロスの問題にも触れ、食事時間を長く確保することで食べ残しが減った京都の小学校の事例を紹介した。 シンポジウム終了後には、商学部 渡辺達朗ゼミナールとSFAが共同して構築している、食とサステナビリティに関するオンラインコミュニティプラットフォーム「ハニコミ」の内容説明も行った。渡辺ゼミのレシピチームは、廃棄されがちな野菜を使った料理レシピ配信の取り組みを、カレーチームは農家と神田周辺の有名カレー店をつなぐ取り組みをそれぞれ発表した。
▲国分グループ 平賀氏
▲愛知工業大学 小林教授
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【取り組み主体】個人
【取り組み形態】外部機関との連携