【SDGs】専修大学創立140周年・商学部神田移転記念事業  神田神保町の魅力――コロナ禍からの再出発――

商学部 渡辺 達朗

SDGs110_専修大学創立140周年・商学部神田移転記念事業


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 本学におけるSDGsの取り組みの一環として2020年10月31日に専修大学創立140周年と商学部の神田キャンパス移転を記念したオンラインイベント「神田神保町の魅力――コロナ禍からの再出発――」を千代田区の後援で実施した。学生や地元の事業者らによる神保町にまつわるさまざまな報告から、まちの魅力を再確認するとともに、コロナ禍の現状を乗り越える方策を展望した。
 本イベントでは、本学大学史資料室より神保町と本学とのかかわりを解説したのに続き、地域での活動に取り組んでいる商学部 渡辺達朗ゼミナールの学生が登場。ゼミナール活動では移転前から神田キャンパス周辺エリアの活性化にかかわる取り組みを行なっており、靖国通り商店街連合会サポーター飲食店応援チームと古書店街応援プロジェクトの2グループが報告した。両グループは、まちを盛り上げるために大学生にできることを考え、店舗への取材を通して見つけた魅力などをSNSで発信しており、「SNSを見た人が神保町を身近に感じられるような情報を、今後も継続して発信していきたい」と述べた。
 また、リレートークには、髙山肇氏(千代田区商店街連合会会長)、矢口哲也氏(神田古書店連盟会長)、稲垣秀明氏(靖国通り商店街連合会会長)、傅健興氏(株式会社新世界会長)、望月正氏(神田神保町三丁目町会長)と、本学から佐々木重人学長らが参加した。
 矢口氏は、2020年には実施できなかった神田古本まつりに代わってオンラインで開催したバーチャル特選古書即売展を紹介し、「家にいながら神保町を楽しんでもらえるような、新しい形を模索している」と語った。神保町で老舗中華料理店を営む傅氏は「渡辺ゼミの飲食店応援の取り組みは非常に心強い。神保町は文化の香りがするまちで、路地裏に魅力が眠っている。今度はそこを掘り下げてみてほしい」と学生の活動に期待を寄せた。
 佐々木学長は自身の中学時代の神保町の思い出を交えながら、「神保町は、本や食など、さまざまな分野の聖地」として、「まちと学生がつながることが重要。専修大学も神保町の一部として、ともに歩んでいく」と語った。
【カテゴリー】教育
【取り組み主体】学部・学科:商学部
【取り組み形態】授業(ゼミナール活動含む)
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