【SDGs】HIS(ハノイ・石巻・専修)ジョイントセミナー

HIS(ハノイ・石巻・専修)ジョイントセミナー

SDGs120 HISジョイントセミナー・集合
  本学人間科学部と石巻専修大学人間学部、国際交流協定校のベトナム国家大学ハノイ人文社会科学大学(USSH)を結んだオンライン合同ゼミナールを2020年11月27日に開催した。各大学の頭文字をつないで「HIS(ハノイ・石巻・専修)ジョイントセミナー」と題し、本学の人間科学部 嶋根 克己ゼミナール、石巻専大人間学部の杉浦 ちなみゼミナール、USSH東洋学部日本語学科がSDGsにかかわる研究報告や質疑応答などで学びを深めた。
 嶋根ゼミナールでは毎年のように交換留学生を受け入れており、2019年度は特別聴講生を交え杉浦ゼミナールと交流した。2020年度はUSSHに学生を派遣する予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で交流ができなくなった。一方で、オンラインでは簡単につながることができるため、本セミナーで相互理解を深めることを趣旨に実施したものである。
 嶋根ゼミナールの泉颯人さん(人間科学部3年)は、日本のレジ袋有料化とSDGsをテーマに発表。「レジ袋有料化や環境問題へ関心の高さは一人一人異なり、行動に違いが生じる。行動や感じ方の多様性について社会学的関心を持っている」とまとめた。これに対し、USSHのボー・ミン・ヴ日本学科長が「ベトナムでもレジ袋が乱用されており興味深い報告だった。海洋プラごみ問題への取り組みであれば、プラスチック容器への制限などが必要ではないか」と指摘した。
 杉浦ゼミナールの阿部佑衣さん(人間学部4年)のテーマは、公民館でのオンライン学習で、コロナ禍でオンラインでの研修や講習が増加したことなどを指摘。これを受け、都市と地方、ベトナムと日本の公民館的施設の運営や活用について参加者が議論した。
 USSHより、ハ・キュー・アインさんとルー・ド・カイン・リンさん(共に2019年度に嶋根ゼミナールで受け入れ)が「日本の孤独死」について、レ・ティ・フォンさんが「Society5.0」について、いずれも流ちょうな日本語で報告した。
 アインさんとリンさんは「皆が発表したテーマは難しかったがとても勉強になり、意義のあるゼミとなった」と話した。嶋根ゼミナールのゼミ長を務める水谷真奈さん(人間科学部4年)は「USSHや石巻専修大学とオンラインでつながることができてよかった。研究内容も昨年度より深まっており、充実した発表となった。教えられることばかりなので、これからもっとベトナムのことを学んでいきたい」と語った。

【カテゴリー】教育
【取り組み主体】学部・学科:ゼミナール
【取り組み形態】授業(ゼミナール活動含む)
【SDGsアイコン】03すべての人に健康と福祉を
【SDGsアイコン】04質の高い教育をみんなに
【SDGsアイコン】11住み続けられるまちづくりを
【SDGsアイコン】14海の豊かさを守ろう
【SDGsアイコン】17パートナーシップで目標を達成しよう