【SDGs】高大連携協議会における講演会(「言語能力の確実な育成(国語)―国際系学部で取得する国語教員免許とは―」)
国際コミュニケーション学部 須田 淳一
2020(令和2)年2月8日開催の高大連携協議会において、「言語能力の確実な育成(国語)―国際系学部で取得する国語教員免許とは―」というテーマで講演を行った。
本学における高大連携は「高校と大学は、互いの教育理念・教育方針を尊重し、教育交流を通じて相互の教育内容等の理解を深め、高校教育と大学教育の活性化を図るために、相互の友好関係にもとづき教育交流を行うこと」を趣旨として実施している。
新設の国際コミュニケーション学部日本語学科は、国語科教員免許の発行が認可された国際系学部として全国でも数少ない機関である。私たちの母語としての日本語の構造を世界の言語のなかの一つとして専門的に学ぶということ、言語能力の育成をめぐる今日の学校現場ののっぴきならぬ問題の解決に、この専門知はどう役立つか、という観点から、現代語、古文、漢文、及び英語における現行の学校教育文法のありようを検討し、これらを一貫した構造で理解できるよう平準化させた独自の理論(愛称「学校文法第二」)から、「文の成分モデル」の一端を紹介した。
特に、この学習文法では、国語科を軸に関連のどの教科目ともパートナーシップが持て、外国にルーツを持つ生徒などにも言語学習上の障壁を取り払うことが期待できる。言語能力の向上により、どの生徒も自分の考えをことばにできるようになることで、誰一人取り残されない教育現場の実現を支援する知見として紹介し、共有した。
また、高等学校においては、2022(令和4)年度に学習指導要領の改訂を控えた時期ということで、新たな学習指導要領において重点課題として位置づけられる「言語能力の確実な育成」に焦点を当てたことにより、後期中等教育段階以降の国語教育について高大の教員が知見を共有する機会となった。
本学における高大連携は「高校と大学は、互いの教育理念・教育方針を尊重し、教育交流を通じて相互の教育内容等の理解を深め、高校教育と大学教育の活性化を図るために、相互の友好関係にもとづき教育交流を行うこと」を趣旨として実施している。
新設の国際コミュニケーション学部日本語学科は、国語科教員免許の発行が認可された国際系学部として全国でも数少ない機関である。私たちの母語としての日本語の構造を世界の言語のなかの一つとして専門的に学ぶということ、言語能力の育成をめぐる今日の学校現場ののっぴきならぬ問題の解決に、この専門知はどう役立つか、という観点から、現代語、古文、漢文、及び英語における現行の学校教育文法のありようを検討し、これらを一貫した構造で理解できるよう平準化させた独自の理論(愛称「学校文法第二」)から、「文の成分モデル」の一端を紹介した。
特に、この学習文法では、国語科を軸に関連のどの教科目ともパートナーシップが持て、外国にルーツを持つ生徒などにも言語学習上の障壁を取り払うことが期待できる。言語能力の向上により、どの生徒も自分の考えをことばにできるようになることで、誰一人取り残されない教育現場の実現を支援する知見として紹介し、共有した。
また、高等学校においては、2022(令和4)年度に学習指導要領の改訂を控えた時期ということで、新たな学習指導要領において重点課題として位置づけられる「言語能力の確実な育成」に焦点を当てたことにより、後期中等教育段階以降の国語教育について高大の教員が知見を共有する機会となった。
【取り組み主体】 委員会、部会等(学内):高大連携協議会
【取り組み形態】講演会